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今年、公立中高一貫校や私立の中学受験で作文の試験があるという小学5、6生徒を対象に、ハイパー作文クラスを開いてきました。
この9月または10月から、小学6年生が過去問に対応した受験作文コースに切り替わるため、ハイパー作文クラスは今後小学5年生を対象にしたプレ受験作文読解コースとして行なっていきます。
これは、個々の志望校に対応した受験作文の練習ではなく、一般的な受験作文の練習で、いろいろな学校のいろいろなパターンを練習していくコースです。
また、作文の練習とともに、読解力をつけるための学習も並行して行っていきます。
テキストは、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)とします。
この本をお持ちの方は、毎週の勉強の中で本が活用できます。
料金体系は下記のとおりです。
(1)すでに言葉の森の作文指導を受けていて、その作文指導に追加してこのプレ受験作文読解コースを受ける方は、月額プラス3300円。
(2)同じく言葉の森の作文指導を受けていて、その作文指導から切り替える形で受験作文読解コースを受ける方は、追加料金はなし。
(3)言葉の森の生徒ではない方で、新たにプレ受験作文読解コースを受ける方は、月額8800円(入会金11000円)です。
プレ受験作文読解コースは、Zoom会議室を利用して行います。
曜日時間は、月~金曜日の17:00~17:45、土曜日の9:00~9:45です。
体験学習を希望される方は、下記の参加フォームからお申し込みください。
該当するクラスの体験希望者が3人以上になった時点でスタートします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?tkg2019ts
なお、現在、9月17日(火)に「小6向け受験勉強対策講演会」を予定しています。
プレ受験作文読解コースについては、この講演会の中でも説明しますので、小学5年生の保護者の方で受験作文の情報をお知りになりたい方はぜひご参加ください。
参加費は無料で、どなたでも参加できます。
参加フォームのリンクは、言葉の森のホームページの上部に表示されています。
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受験作文に本気で取り組む方は、言葉の森の受験作文指導を受けることをおすすめします。
学習塾の作文講座などで勉強するよりも、ずっと高度な指導をします。
ただ書かせて添削するだけでなく、どうしたら合格する作文になるかという話をするので実戦的です。
受験作文と併せて、受験読解の話もするので、国語力全体の実力が向上します。
プレ受験作文読解コースは、作文だけでなく読解の授業もします。
読解検定でなかなか100点にならない人が多いので、もっと気合いを入れて解く解き方を話す予定です。
記述問題(50字~200字)の多い学校を受験予定なのですが、記述対策もしていただけるのでしょうか?
記述対策については、受験作文読解コースの中でも触れますが、「読解・作文力」の本に書いてあるやり方を参考に家庭で取り組むのがいちばんです。
詳しくは、「記述式問題の家庭での対策」の記事を参考にしてください。簡単にできると思います。
https://www.mori7.com/as/2660.html
土曜日は学校行事もあってお休みする事もありますが、平日に振り返ることは可能でしょうか?
少人数クラスなので、いつでも可能なのではなく、他の曜日のクラスが6人未満であれば可能ということになります。クラス一覧表を見て、事前に申し込んでいただければほとんどできると思いますが。
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発表学習クラスは、生徒が自分で自由に行った研究や実験や調査や経験をみんなの前で発表するクラスです。 みんなといっても、人数は5、6人なので、全員が発表し全員が質問や感想を述べる余裕があります。
この全員参加型の少人数クラスを維持するというのが、言葉の森が独自に工夫しているところで、ほかのどこでもやっていないことだと思います。
この発表学習クラスで勉強していると、勉強そのものが好きになるという効果があります。
受け身の授業でその理解度をテストで評価されるような勉強ではなく、自分から進んで学ぶ勉強だからです。 これが、本来の勉強の姿だと言ってもいいでしょう。
これからの学力は、自分の個性的な得意分野を持っていることになります。
一般的に、国語が得意だとか理科が得意だとか算数が得意だとかいうのではありません。
教科全体の得意不得意とは別に、国語の中でも特にこの分野に詳しいとか、理科のこういう分野は特によく知っているとか、そういう個性のある学力が必要になってくるのです。
これが東大推薦入試や京大特色入試で求められる新しい学力で、今後世界の教育はこの個性的創造的な学力を評価するという方向に進んでいきます。
なぜかというと、教科全体の一般的な学力は次々にAI化されていくので、残るのはその人だけの他では代替できない学力になるからです。
発表学習クラスは、こういう個性と創造の学力を育てるきっかけを作ります。
この発表学習クラスは、これまで小学4・5・6年生が中心になっていましたが、自分の好きな勉強に取り組むという習慣は、本当は時間的余裕のある小学1・2・3年生から始めるといいのです。
そこで、言葉の森では、この10月から小学1・2・3年生、更には幼稚園年長の子も参加できるような「せいかつ文化コース」を発表学習クラスの中で始めるようにしました。
この発表学習クラス、そして、せいかつ文化コースの説明会を9月29日(日)9:00よりZoom会議室で行います。
どなたでも参加できますから、発表学習の勉強に関心のある方は、参加ホームからお申し込みください。
▽
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog2019hg
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小学生のころは、勉強が人よりできるかどうかということは、その後の人生にほぼ全く関係がありません。
関係があるのは、ものの見方とか生き方とかいう、もっと直接には見えないものです。
勉強の中身を学ぶよりも、勉強が好きになるという姿勢の方が大事なのです。
その機会を発表学習クラスで小学1年生から作っていきたいと思います。
言葉の森の寺子屋オンラインの参加は、すべてフリーミアム教育でできるようになっています。
費用負担なしで、読書紹介や暗唱発表にだけ参加する形で、みんなの勉強の様子を見学できます。
そして、それだけで、読書や暗唱や勉強をする気がわいてくるのです。
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今度の受験勉強対策講演会は、次のような内容で話をします。
言葉の森のこれまでの受験作文を中心とした長年の受験勉強対策の経験から話すもので、これから受験に臨む小学5、6年生の保護者の方には参考になると思います。
第一は、合格作文のポイントです。
ひとつは字数を埋めることです。
もうひとつはキーワードを入れることです。
そして、最後にストックを作ることです。
第二は、合格作文のために家でできることです。
ひとつは準備の話し合いです。
もうひとつは作文返却後の推敲です。
そして、最後にいつも明るく励ますことです。
第三は、 教科の勉強のポイントです。
ひとつはタイマーによる時間の見積もりです。
もうひとつは試験全体の時間配分です。
そして、最後に過去問の取り組み方です。
第四は、受験勉強全体に対する考え方です。
ひとつはこれまでの勉強を徹底することです。
もうひとつは受験はゴールではないということです。
そして、最後に経験が人間を育てるということを話します。
受験は誰にとっても不安な面が残ります。
だからこそ、大きな勉強の方向に確信を持ってやっていってください。
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私が大学入試の合格の結果を高校の担任に報告にいったとき、思わず言った言葉が、
「自分が合格したことによって落ちた人がいると思うと、何だか悪いことをしたなあという気持ちが……」
でした。
いずれ、こういう競争はなくなり、競争がない状態でも人間が生き生きと創造的に生きていける時代が来ると思います。
しかし、それまでは、勝ち負けのあるときには、勝つために全力を尽くすことが必要です。
受験勉強は、ほとんどすべての小6生にとって初めての経験です。
だからこそ、大きな方向を押さえて勉強を進めていく必要があります。
方向さえしっかりしていれば、その経験はすべてプラスになるのです。
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作文の苦手な子を上達させる最も大事なコツは、作文の勉強を長く続けることです。
当たり前のように思うかもしれませんが、作文の勉強というものはあらゆる教科の中で最も成績が上がりにくいものです。
上手に書ける子と上手に書けない子の差は、かなりはっきりしていて、2、3年でそれが逆転するようなことはまずありません。
もちろん、苦手だった子が、作文の書き方を教わり、短期間で見違えるほど上達することがあります。
しかし、それはもともとよく本を読んでいるなど、書く力が潜在的にあった子が、言葉の森の項目指導と褒める指導で書く力を開花させたということで、読む力のない子の場合は、作文の勉強をして長い期間が経つのに一向に上手になったように見えないということは当然あるのです。
しかし、人間はどんなことでも続けていれば上達します。
小学校の間、苦手であっても、中学生、高校生と作文の練習を続けていれば必ず上達していきます。
しかし、その上達をもっと早める方法はあるのです。
ここで、勘違いしてはいけないのは、欠点を直せば短期間で上達するはずだという考えです。
欠点を直して改善されるのは、その欠点の部分だけで、作文全体のレベルが上がるわけではありません。
作文全体を最も早く上達させる方法は、長文の音読と読書なのです。
読書だけでは不十分なのは、子供が普通に読む本は軽い物語文の本が多いので、子供の書く説明文意見文の語彙を身につけることができないからです。
問題集読書や課題集の長文を中心とした音読を毎日欠かさず行っていくという方法が、最も作文を上達させる近道です。
この長文の音読を毎日欠かさず続けて半年ほど経つと、子供の書く文章の語彙や表現の仕方が少し変わってきます。
そのためには、音読をいつも褒め、書いた作文をいつも褒めていくことが大切です。
この方法でどの子も必ず上達します。
上達の早い遅いの違いはあっても、長文の音読を毎日続け、課題の作文を毎週書き続ける以外に作文を上達させる方法はないと言ってもいいのです。
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子供の作文には、急に書けなくなるという時期があります。
それが、小3、小5、中1です。
書けなくなるのは、課題が難しくなるからです。
もちろん、そういう時期がなくスムーズに上達する子もいます。
一方、作文が急に上手になる時期があります。
それが、中3、高3です。
これは、その子の内面が発達する時期だからだと思います。
子供の作文がなかなか上達しないと焦るお母さんは多いと思いますが、作文力はほかの勉強のように短期間で変わるものではありません。
森リンという自動採点ソフトの成績を見ると、どの子も平均して1年間で2ポイントの上昇があるぐらいです。
それぐらいゆっくりした進歩なのですが、それを早める方法もあります。
それは、長文の音読をもとにした事前の準備です。
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今年のサマーキャンプは、読書感想文を書く練習も取り入れました(ただし小3以上)。
そのときに、結構上手に書いているなあ、と感心する作品がかなりあり、この中から、学年代表作品に選ばれる作品がいくつか出るのではないかと思っていました。
すると、早速今日、小6の生徒から、学年の代表作品に選ばれたという話を聞きました。
感想文は、3日間ぐらいに分けて書くと、かなり楽に内容の充実したものが書けるのです。
たぶん、ほかにもそういう生徒がいると思いますから、もしそういうことがあったら、言葉の森まで連絡してくださるようお願いします。
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感想文指導とは言っても、基本的には、本人が考えた実例をもとにして書きます。
こちらで教えたことを書かせるのでは、たとえ上手に書けたとしても嬉しくはないと思うからです。
しかし、多くの子は、ちゃんと予習シートのようなものを書いて準備してきました。
感想文も、やはり準備が大事なのです。
今回の感想文に選んだ3冊の本の中には、比較的書きやすいものもありましたが、かなり書きにくいと思われるものもありました。
しかし、その書きにくい本を選んでいる子が、意外に多かったです。
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獲物のウサギを捕まえるために、日々爪を研ぐ練習をしているオオカミはいません。
同じように、オオカミから逃がれるために、日々ランニングの練習をしているウサギもいません。
どの生き物も、自然のままに生きて必要な能力を育てています。
人間も本来はそういう生き物で、何も無理をしなくても十分に充実した人生を生きる能力をもともと持っているのです。
大事なことは子供のそういう能力を育てることで、大人が先回りして将来必要となる能力をつけることではありません。
本人が自分で力をつけていくことが大事で、他人が本人の外側から力をつけさせようとするのではないのです。
最も大切なのは、子供時代に自分の好きなことをたっぷりやっていくことです。
しかし、子供に好きなことをやらせようとすると、今の社会ではゲームをし続けるとかYouTubeを見続けるとか、非生産的なただ受け身で娯楽に没頭するような、工夫の必要のない創造性にかけた好きなことに熱中する面があります。
そこで、教育という工夫があるのです。
子供時代は好きなことをすることが最も大切ですが、その好きなことを、好きな勉強をするというふうに置き換えて方向を変えていくとよいのです。
よくないのは、嫌いな勉強を必要だからという理由でさせることです。
最もよいのは好きな勉強を好きなだけさせることです。
勉強は物事の全体的な体系ですから、好きな勉強を好きなだけしていると、必ずそこから嫌いな勉強も好きな勉強の一部としてする形になってきます。
本人が好きなことを好きなだけやらせておくことが、子供時代の教育の基本です。
好きな勉強を好きなだけするということにいちばん近いのが、発表学習という勉強です。
子供たちが自分の学校生活や家庭生活の中で不思議に思ったり興味を持ったりしたことを、自分なりに研究したり調査をしたり実験したりして、みんなの前で発表するというのが発表学習クラスの勉強です。
今の子供たちは、興味も何もない勉強を、ただ必要だからという理由で、国語、算数、理科、社会、英語というように区分して学ばされています。
本当は、自分の興味のある発表学習が勉強の最も重要な核であり、この周囲にさまざまな教科の学習があると考えることが大事です。
これが、これからの教育観の大きな転換になります。
教育の大きな目標が、教科に分割された学習内容を学ぶことではなく、まず自分の好きなことを好きなだけ学ぶというところに置かれるようになるという発想の転換が必要になっているのです。
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発表学習で大事なことは、子供たち一人ひとりの取り組みです。
個性的創造的な発表をする子が多くなれば、どの子もそれに影響されて個性的創造的な発表をするようになります。
ただし、これは点数のつかない勉強なので、子供たちと親の勉強観の転換が必要になります。
そのためには、先生が、発表学習の意義と方法を理解しておくことも必要になるのです。
発表学習の内容が充実してくるのは、小学4年生ぐらいからですが、小学校低学年でも工夫をすればその学年なりの面白い発表ができます。
それを、「せいかつ文化コース」という名称でこれから始めていく予定です。
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以前、言葉の森に次のような生徒が来ました。
「他の作文通信教育で、有名な先生が監修しているらしいので、よいい教材だと思ってやってみたが、最初は面白かったもののその後なかなか続けることができない。そこで、言葉の森に体験学習を申し込んでみたら、担当の先生が毎週電話をくれるので子供もやる気が出て、作文の電話の日が待ち遠しく思うくらいになってきた」
という話でした。
最近、学習塾でも、作文指導を行うところが増えてきました。
それは、塾教材の出版社が、作文指導のできるような教材を開発して学習塾におろすようになったためです。
しかし、作文指導というのは、実際に教えてみると、書ける子いつも書けるが書けない子はいつも書けないということになりがちです。
学習塾の場合は、書ける子を更に上手に書かせるとか、書けないことをうまく書けるようにさせるとかいう指導はできないので、毎回同じように、よく書ける子と書けない子がそれぞれの作文を書くということになってくるのです。
すると、書ける子は飽きてきますが、書けない子はそれ以上にやる気がなくなってきます。
子供たちを飽きさせないように、厳しい注意をする先生もいますが、その注意が的を外れていることも多いのです。
(実は、指導力のある先生ほど、子供の作文の欠点を注意しません。)
そこで、やはり学習塾で作文の勉強するよりも、小さいころやっていた言葉の森で担当の先生に教えてもらう形の勉強がいいと言って、高学年や中学生高校生になってから戻ってくる子もよくいるのです。
作文指導は、勉強の中でも最も難しいものにあたります。
教科の勉強は、教え方のマニュアルさえあれば誰でも教えられますが、作文はマニュアル以外の作文指導の経験がないとできないことが多いからです。
言葉の森では、小学生から始めて高校生まで作文の勉強している子もよくいます。
そういう子供たちは、たとえ最初は苦手だったとしても、長年続けているうちに必ず上手になります。
作文は上達するのに時間のかかる勉強なので、何しろやめずに長く続けることが大事なのです。
ところが、他の通信教育や塾の作文指導で、作文を書くことがいったん嫌いになった子は、新たに作文の勉強を始めようという気にはなかなかなれません。
だから、最初から、長い伝統のある、たぶん日本でいちばん作文指導の実績のある言葉の森で勉強していくのがいいのです。
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スズキ・メソードの鈴木さんが、「子供を音痴にするのは簡単だ」と言っていましたが、子供を作文嫌いにするのも同じように簡単です。欠点を直し続ければいいのです。
受験中の生徒は、この欠点直し中心の指導にも耐えていきますが、受験が終わったらもう二度と作文の勉強などしたくないと思うはずです。
作文を上手にするのは、欠点を直すことによってではないのですが、ほとんどの人が赤ペンでよくないところを直す指導をしてしまうのです。
作文を上手にするコツは、上手に書かせることによってです。
下手な作文を書かせてそれを直すことによってではありません。
上手に書かせるために、事前の準備と、(受験作文の場合は)事後の推敲があります。
どうして推敲を受験作文に限るかというと、普段の作文で推敲までやらせると負担が大きくなり、かえって続けられなくなるからです。
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