先日、紹介したのは、「話が弾む」作文クラスでしたが、今回特に印象に残ったのは、「レベルの高い」作文クラスでした。
昨日、17時と19時の作文クラスを見てきましたが、みんな書くことをよく準備してきているのはもちろんですが、ほかの人の話をよく聞いていて、質問や感想がいずれも的確でした。
参加生徒の学年が離れているクラスもありましたが、高学年の生徒が高度なことを言うのを、低中学年の子もそれをしっかり聞いていて、自分の話をしっかり述べているのが印象的でした。
しかし、このため、発表と質問感想の時間が長くなってしまい、実習の時間が少ししか取れませんでしたが、これはやむを得ないかと思っています。
ただし、今後、人数の多いクラスは二つにわけて、もう少し時間的な余裕のある運営にしていく予定です。
▽発表の様子
https://youtu.be/CSojTfxuupg
言葉の森の通信作文指導は、先生と直接対話ができるという点で、熱心に取り組む子が多いのですが、中には電話では楽しく話をするが、その後ひとりでは作文がなかなか書けないという子もいます。
そういう生徒も、ほかの生徒と一緒に勉強すれば、スムーズに書き出せるようになります。
オンラインのZoomのクラスで行う作文や発表や自習の学習は、まだ経験したことがない人がほとんどなので、実感がつかめないと思いますが、試しに見学してみると、そのよさがわかると思います。
作文の学習というものは、まだ公立中高一貫校受験の作文などが目標になることが多いのですが、本当は受験と離れても勉強の中で最も重要なものだと思っています。
それは、作文力が国語力の集大成であり、国語力は全教科の出発点から到達点までをカバーする学力だからです。
今後、高校入試でも、大学入試でも、作文小論文の力が求められるようになってきますが、そこで評価されるのは、単に文章を書く力ではなく、深く考える力と自分らしく創造する力です。そこに、美しく表現する力も加わりますが。
作文の勉強の理想は、小学1年生から始めて、高校3年生まで続けることです。
そして、文章を書くことに関しては、自信が持てるというところまで勉強していってほしいと思います。
そのためには、途中で挫折しないように、オンラインクラスでみんなと励まし合いながら勉強を続けていくといいと思います。
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アクティブ・ラーニングのような発表型の学習が成功するためには、参加者のレベルが高いことが必要ですが、それをカバーしているのが保護者の協力です。
言葉の森のオンラインクラスも、画像や動画のアップロードも含めて、保護者の協力がかなりあります。
子供たちの、他の人の発表に対する質問や感想を聞いていると、思いつきで話しているのではなく、ちゃんとメモをして話を聞いていることがわかりました。
こういうことも、隠れた勉強になっているようです。
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昨日の水曜1700の作文クラスは、小6と中1の生徒に見学参加の小5の生徒が加わり5人で行いました。
この5人という人数が、全員が話ができ、実習もでき、個別指導もでき、読書紹介もできる最適の人数です。
3人だとちょっと寂しく、7人だとちょっと多いという感じだからです。
授業の始め、1人2分ぐらいの見当で、その週の作文の予習を話します。
小5以上になると、感想文課題の文章が難しくなるので、事前の予習が重要になってきます。
このクラスは、あまりしっかり予習していないクラスですが(笑)、それでも、みんなで自分が書くことを発表してから一斉に書き始めるので、みんなそれなりに充実した作文を書きます。
授業の最初の1人2分程度の発表の様子をアップロードしました。
こういう話が弾み勉強にも集中できる作文クラスを、これから広げていきたいと思っています。
https://youtu.be/9J854dnTeys
ご興味のある方は、オンライン作文クラスの見学をお申し込みください。
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子供たちが学校や塾に行って、いちばんあとまで記憶に残っているのは、先生の面白い話ではなく、友達との行き帰りのお喋りだと思います。
主体的に取り組んだことは、受け身で吸収したことの何倍も、その子の成長に結びついているのです。
オンラインの学習も、実際の教室で行われる学習のように、初めて会う子供たちどうしは少し緊張しています。
しかし、時間がたつと、どの子も相手に対する親しみがわいてきます。
勉強や読書を媒介にして交流する関係なので、相手の考えを聞く機会があり、その相手のことがよくわかるからです。
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私は、自然の中にいると心がとても落ち着きます。
そして、空を見たり海を見たり川を見たり山を見たりしていると、それだけで幸せな気持ちになります。
たぶん、それは子供のころ、そういう景色をよく見ていたからだと思います。
私はまた、生き物が近くにいると、例えば、犬や小鳥が近くにいると、それだけで嬉しい気持ちになります。
これもたぶ小さいころから、いつも家に犬やアヒルがいたせいだと思います。
食べ物では、ムール貝を見ると、懐かしい気持ちになります。
これは昔小学生のころ、近くの海に行き1日遊び、昼になってお腹がすくとカラス貝を焼いて食べていたという思い出があるからです(原始的(笑))。
三陸にホヤという海産物がありますが、これは好きな人は好きなのでしょうが、私は何度か食べてみたもののその後も食べたいとは思いませんでした。
小さいころ、ホヤを食べた経験がなかったからだと思います。
私の祖先は平氏なので、子供のころ納豆を食べる機会はあまりありませんでした。
だから今でも、納豆は出されれば食べてそれなりにおいしいとは思いますが、自分から進んで買ってこようとは思いません。
このように、子供のころの経験がその後の人生に影響しているのを見ると、小さいころにさまざまな自然や生き物に触れさせておくことがその子の幸福感の幅を広げることになるのではないかと思います。
今は、ゲームをしているときしか幸福な気持ちになれないという子も、少しずつ増えてきているのではないかと思います。
できるだけ自然の中へ、そして、生き物と一緒に遊ぶ暮らしを作っておくことがいいのではないかと思います。
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よく、虫が嫌いとか、犬が苦手とかいう人がいます。
小さいころ、虫に刺されたり、犬に噛まれたりした経験があるのかもしれませんが、本当はそういうことはやや例外的なことで、大体の虫はかわいいし、大体の犬は人になつくものです。
だから、子供のころ、できるだけそういうものと触れ合う経験をさせておくといいのだと思います。
今は、旅行に出かけたり、おいしいものを食べたりしないとレジャーではないという感覚があると思います。
本当は、のんびり雲が流れていくのを見ているのも、本人がそれが好きなら楽しいレジャーなのです。
そういう幸福感のもとは、子供時代に作られます。
だから、子供にはいろいろな経験をさせておくといいのです。
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