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記事 3970番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
1.3週の授業の動画 as/3970.html
森川林 2020/01/15 12:16 
1.3週の授業の動画

小1から中1までの1.3の授業の動画を、鳥の村の資料室にアップロードしました。

▼創造発表クラス・せいかつ文化コース向けの動画
https://youtu.be/SPxEu8wGkw0

▼プレ受験コース向けの動画
https://youtu.be/t1pX7DX9FAI

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記事 3969番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
プログラミング教育の目標は、ウェブ作成とデータベース as/3969.html
森川林 2020/01/15 08:48 

 プログラミングの勉強をするのがなぜいいかというと、それは自分で工夫のできる創造性のある面白い勉強ができるからです。

 他の教科の勉強も、本質的には面白いものですが、アプローチの単調な登りの時間がかなり長く、自分で工夫ができる尾根にたどり着くまでにくたびれたり飽きたりしてしまいます。
 だから、子供たちにとって、ほとんどの勉強は面白くないのです。

 ところが、プログラミングの勉強は、比較的短い習得期間で、すぐに自分の自分なりの工夫ができるようになります。
 これはゲームの面白さとも共通しています。アプローチが比較的短く、工夫できる余地が多くあるという面白さです。

 ところが、プログラミングを仕事として行うのは、面白さとはほとんど無縁の世界です。
 プログラミングは、それ自体を仕事や目的として行うものではなく、自分の個性を生かすツールとして行うものなのです。

 では、子供たちの面白い勉強としてのプログラミングは、これからどういう方向で進めたらいいのでしょう。か。
 プログラミングの教育には、今いくつかの方向があります。
 ひとつは、ロボットプログラミングという方向です。
 また、スマホアプリを作るという方向もあります。
 その一部で、ゲーム作りという方向もあります。

 しかし、よく考えてみると、ロボットにしても、スマホアプリにしても、ゲームにしても、それらは実は多様性がかなり限られている分野です。
 しかも、自分が作ろうと思うようなものは、大抵はもっと優れたものが製品として出されています。
 すると、二番煎じのようなプログラミングをやることになり、しかもそれは製品版の劣化バージョンのようなものにしかなりません。
 こういうプログラミングを面白いと思う人は少ないでしょう。
 だから、プログラミングは、ロボット作りやゲーム作りなどの方向を目指して取り組むのではないのです。

 では、プログラミング教育は、何を目標にしたらいいのでしょうか。
 私はまず、人間は先に自分の個性を発揮したいものがあって、そのためのツールとしてプログラミングが使えるようになるべきだと思います。

 プログラミング自体は、個性でもなんでもありません。
 あるいは、プログラミングで個性を出すようなところまで行くには、かなり限られた専門的な高度な知識が必要になります。

 自分の個性が先にあって、それを表現するツールとしてプログラミングがあると考えるのです。
 そして、やがてプログラミングを学習した子が成長して大きくなり、自分の個性的な仕事をするようになったとき、その仕事を生かすためのツールとしてプログラミングの技術があると考えていくのです。

 そう考えると、今はどのような仕事をする場合でも、ウェブからの発信が必要になります。
 その基礎として、インターネットの仕組みを知っている必要もあります。
 さらに、仕事には数値的なものが必ず入ってくるので、データベースの管理が必要になります。

 このウェブ作成とデータベースの管理ができれば、オフィス製品で提供されているワード、エクセル、パワーポイント、アクセスなどの機能は、すべて自前で自分の必要にあったものが作れるようになります。

 プログラミングの最初の導入部分は、ロボットやゲームでもちろんいいのですが、その先にあるものは、より発展したロボットやより発展したゲームではなく、ウェブ作成とデータベースの管理というふうに考えていくといいと思います。

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森川林 20200115  
 プログラミング教育は、最初は子供にとってとても面白いものです。
 なぜなら、比較的短い学習期間で、すぐに自分なりの個性的な工夫ができるようになるからです。
 しかし、最初の面白いプログラミングを発展させていくのは難しいところがあります。
 それは、今のプログラミング教育が、ロボットプログラミングや、ゲーム作りのような方向に行くことが多いからです。


nane 20200115  
 言葉の森の通学教室の卒業生の結構多くの人が、システム関係の仕事につきました。
 しかし、プログラミングの技術を仕事として生かすのは、実はかなり苦しいことだと思います。
 本当は、自分のしたいことが先にあって、そのしたいことを実現しやすくするひとつの手段としてプログラミングの技術があるのです。


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記事 3968番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
【合格速報】聖心女子学院初等科 as/3968.html
言葉の森事務局 2020/01/14 18:12 
聖心女子学院初等科編入試験 Y.H.さん

(担当講師より)
 普段からもコツコツ頑張っていましたが、受験コースでの頑張りは素晴らしく、最後まで書く力が伸びました。おめでとうございます! 

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記事 3967番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
日本一のオンラインスクールを目指して as/3967.html
森川林 2020/01/13 17:30 


 言葉の森はこれまで39年間、電話通信を中心とした個別の作文指導を専門に行ってきました。

 その作文指導の蓄積の上に、さらに子供たちの思考力、創造力を育てるために、創造発表クラスや自主学習クラスの運営も開始しました。
 また、作文の学習を友達との交流の中で行えるように、電話指導と並行して少人数クラスの運営も開始しました。

 オンラインクラスで作文読解、創造発表、自主学習の指導が行えるようになったことにより、言葉の森はこれまでの作文指導専科の教室から、全教科をカバーするオンラインスクールへと組織を飛躍させることにしました。

 ウェブ会議システムを使ったオンラインスクールは、全国でもまだほとんど例がないと思います。
 しかも、学習内容が、国語・算数数学・英語などの教科の学力向上だけにとどまらず、思考力、創造力、表現力など、従来の教育機関がなかなか取り組めなかったものを中心にしていることから、言葉の森オンラインスクールの教育は、未来の新しい教育を志向するものになっています。
 言葉の森は、このオンラインスクールを、今後日本一のオンライン教育機関として発展させていきたいと思っています。
 
■言葉の森オンラインスクールのおすすめのコース

 初めて受講される方におすすめのコースは、(1)通信個別指導の作文読解コース(受講料8,800円)です。読む力、書く力、考える力はあらゆる学力の基礎で、しかも言葉の森の作文学習は高校3年生まで続けることができるからです。

 通信個別指導で、担当の先生による作文の学習に慣れてきたら、(2)通信オンラインクラスの自主学習コース(3,300円)の受講をおすすめします。通信オンラインクラスでは、毎回、読書紹介又は暗唱練習があるので、読書や暗唱の習慣がつきます。
 自主学習コースは、作文読解コースと併用せずに単独で自主学習コースだけを受講することもできます(自主学習コース単独受講5,500円)。
 自主学習コースの基本は個別指導なので、生徒の実力や要望に合わせた指導が行えます。

 通信オンラインクラスでの受講に慣れてきたら、(3)通信オンラインクラスの創造発表コース(3,300円)円の受講をおすすめします。通信オンラインクラスでは、毎回、読書紹介又は暗唱練習があるので、読書や暗唱の習慣がつきます。
 創造発表コースは、作文読解コースと併用せずに単独で創造発表コースだけを受講することもできます(創造発表コース単独受講5,500円)。

 毎週の言葉の森の勉強サイクルに慣れてきたら、毎日の勉強の習慣をつけるために、自主学習コースの回数を増やすことができます。(作文読解コース受講と併用する場合の受講料は「3,300円×曜日数」。単独受講の場合は「5,500円×曜日数」)
 通信個別指導で作文の勉強の流れがつかめたら、通信オンラインクラスで他の生徒と交流する形の作文読解コースに切り替えることができます。
 コースの選択は自由ですので、いつでもご相談ください。

■言葉の森オンラインスクールのクラス一覧表

学習分野
授業形態
作文読解


創造発表


自主学習


プログラミング


通信個別指導(電話又はZoom)(※1)作文読解(※5)(幼長~高3)   
受験作文(※6)(小6・中3・高3)   
親子作文(※7)(幼長~小1)   
通信オンラインクラス(Zoom)(※2)作文読解(※5)(幼長~高3)創造発表(※8)(小1~中3)自主学習(※9)(小1~中3) 
プレ受験作文(※10)(小5~小6)せいかつ文化(※11)(幼長~小3)公立中高一貫全科(※12)(小4~小6) 
親子作文(※7)(幼長~小1)   
通学個別指導(※3)作文読解(※5)(小1~高3)  プログラミング(※13)(小2~小4)
通学オンラインクラス(Zoom)(※4)作文読解(※5)(小1~高3)創造発表(※8)(小1~中3)自主学習(※9)(小1~中3) 
プレ受験作文(※10)(小5~小6)せいかつ文化(※11)(幼長~小3)公立中高一貫全科(※12)(小4~小6) 

※1.通信個別指導は、自宅から電話又はZoomで個別指導を受講する教室です。(個別指導の時間は約10分)
※2.通信オンラインクラスは、自宅からZoomでオンラインクラスを受講する教室です。(授業時間は45~60分。実習の時間の中で個別指導を行います。)
※3.通学個別指導は、横浜港南台教室に通学して受講する教室です。
※4.通学オンラインクラスは、横浜港南台教室に通学してオンラインクラスを受講する教室です。(授業時間は45~60分。実習の時間の中で個別指導を行います。)
※5.作文読解コースは、学年別の作文・感想文・小論文の学習を行います。
※6.受験作文コースは志望校個別対応で、受験月の5か月前から(小6)、3か月前から(中3)、2か月前から(高3)受講を開始できます。
※7.親子作文コースは、まだ作文を書けない生徒が対象で、親子で作文を書くコースです。
※8.創造発表コースは、理科実験・観察・工作などの実践や自由研究を発表するコースです。(授業時間は45~60分。)
※9.自主学習コースは、国語・算数数学・英語・理科・社会などの教科の自主学習を行うコースです。自主学習コースは、週に複数回受講することができます。(授業時間は45~60分。)
※10.プレ受験作文コースは、志望校個別対応でない一般的な受験作文指導です。
※11.せいかつ文化コースは、せいかつ・行事などの実践や自由研究を発表するコースです。
※12.公立中高一貫全科コースは、公立中高一貫校受験に対応した作文以外の全教科の学習を行うコースです。
※13.プログラミングコースは、スクラッチをもとにした基礎的なプログラミングを学習するコースです。(授業時間は45~60分。)
○各授業の曜日・時間帯は、言葉の森の教室までお問い合わせください。
○通信個別指導と通信オンラインクラスの切り替えはいつでもできます。
○通信個別指導、通信オンラインクラスの授業は、海外からも受講できます。
○通信個別指導、通信オンラインクラス、通学個別指導、通学オンラインクラスのいずれも、休んだ場合の振替受講ができます。
○作文コース、プレ受験作文コース、親子作文コースは共通のクラスで授業を行います。各コース間の移動は随時できます。
○創造発表コース、せいかつ文化コースは共通のクラスで授業を行います。各コース間の移動は随時できます。
○自主学習コース、公立中高一貫全科コースは共通のクラスで授業を行います。各コース間の移動は随時できます。
○オンラインクラスでは、毎週の授業の前後に、読書紹介又は暗唱練習を行っています。
○オンラインクラスでは、毎月1回授業のあとに保護者懇談会を行います。(自由参加)
○上記の授業のほかに、夏休みなどの自然寺子屋キャンプ、毎月第4週の土日に行うオンライン読解検定、希望する日時に随時受検できるオンライン暗唱検定などがあります。日程は、ホームページでお知らせします。

■料金区分(消費税含む)

料金区分金額説明
入会金11,000円・全コースに共通の入会金です。
・ご兄弟の場合、又は再入会の場合は、入会金はなく事務手数料が3,300円かかります。
作文読解クラス8,800円・作文読解コース、親子作文コース、プレ受験作文コースのいずれも同じ料金です。
・幼長、小学生、中高生、社会人とも同一料金です。
創造発表クラス3,300円
5,500円
・作文読解クラス(作文読解、親子作文、プレ受験作文)の受講をしている場合の料金は3,300円です。
・創造発表クラスを単独で受講する場合の料金は5,500円です。
・創造発表コース、せいかつ文化コースのいずれも同じ料金です。
・教材として利用できるおすすめの市販図書を紹介します。購入は自由です。
自主学習クラス3,300円
5,500円
・作文読解クラス(作文読解、親子作文、プレ受験作文)の受講をしている場合の料金は3,300円です。
・自主学習クラスを単独で受講する場合の料金は5,500円です。
・自主学習コース、公立中高一貫全科コースのいずれも同じ料金です。
・教材として利用できるおすすめの市販図書、塾専用教材を紹介します。購入は自由です。
・自主学習は、複数曜日の受講をすることができます。
受験作文コース11,000円・作文読解コースを受講をしている小6生、中3生、高3生が、作文読解コースから切り替える形で講できます。
・志望校に個別対応した作文指導で、小6生は受験の5か月前から、中3生は受験の3か月前から、高3生は受験の2か月前から受講できます。
その他5,500円・通常の授業とは別に、単独で読書感想文アドバイス、受験作文アドバイス、志望理由書アドバイスを希望される場合の料金は1回5,500円です。(いずれも入会金は不要です。)
(受験作文コースには、志望理由書アドバイス1回分があらかじめ含まれています。)


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森川林 20200113  
 近くの山の山頂近くから、朝日と雲を撮ってきました。
 ウェブ会議システムを使ったオンラインスクール構想は、以前から温めていたものですが、ようやく具体的な展望が見えてきました。
 まだ先は長いですが、何しろ日本一を目指していきたいと思います。


nane 20200113  
 なぜ日本一を目指すかというと、これからの社会では、日本一しか生き残れないからです。
 これまでの教育を超える新しい教育を作っていきたいと思います。


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記事 3966番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
低価格で高機能のノートパソコン as/3966.html
森川林 2020/01/13 16:52 

 Zoomを利用する環境として、これまで低価格で動作の速いクロームブックをおすすめしてきましたが、難点はZoomの表示が英語だったことです。

 そこで、クロームブックと同程度の価格で、高機能のパソコンがないか探してみました。
 選んだのは、「jumper EZbook X7」で、メモリ8GB、256GB SSD、Win10で43,000円でした。
 まだ使用期間が短いので確実なことは言えませんが、Zoomの表示も日本語で、今のところこれがいちばんおすすめになりそうです。


 ただし、初期設定が英語キーボードなので、次のような設定のし直しが必要になります。
1.「Jumper EZbook X3 専用 キーボードカバー」を別途購入する。(1,180円)

2.パソコンの設定から、時刻と言語を選択する。
3.地域と言語を選択し、日本語のオプションをクリックする。
4.ハードウェアキーボードレイアウトで、「レイアウトを変更する」をクリックする。
5.「英語キーボード(101/102キー)となっているところを、「日本語キーボード(106/109キー)に変更する。
6.再起動する。
参考ページ「Jumper EZbook X3のキーボードを正しく割り当てる方法!」
https://ongakuriron.com/jumper-ezbook-x3-key

 子供専用のZoom用パソコンを検討されている方は参考にしてください。
 ウィンドウズパソコンなので、ウイルス対策ソフトが別途必要です。
 ウイルス対策ソフトは、ソースネクストの ZERO ウイルスセキュリティ(1,780円)が更新の必要がないのでおすすめです。

 なお、この記事に関連して、もっといいパソコンや周辺機器やソフトの情報をご存知の方は、コメントをお寄せください。

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記事 3965番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
1.2週の授業の動画――こまりものの大型ネズミ、ヌートリアって as/3965.html
森川林 2020/01/10 18:06 

1.2週の授業の動画を、鳥の村の資料室にアップロードしました。

●小1から中1の授業の動画は、各学年の資料室を見てください。

●プレ受験コース1.2週「こまりものの大型ネズミ、ヌートリア、読書について」
https://youtu.be/TEL0XNEEmfs


●創造発表クラス1.2週「手品、紙づつ鉄砲、あぶりだし」
https://youtu.be/aymoX1hWoPE

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森川林 20200110  
 新小5、新小6の生徒が、プレ受験コースの課題で作文を書く場合、お父さんやお母さんと事前に対話しておくことが条件になります。
 それは、親子の対話の中で、考えが深まり、個性的な実例を準備することができるからです。
 これがもし、先生の話を聞いて、先生が出したヒントをもとにして書いたら、誰もが似たような作文になってしまいます。
 作文というのは、答えのない勉強なので、お父さんやお母さんとの対話が重要なのです。



nane 20200110  
 同じネズミ年に縁のあるカピバラとヌートリアなのに、人間の扱いはかなり違います(笑)。
 人間どうしの平和共存と同じように、他の生き物との平和共存もこれからの重要な課題になってくると思います。
(人家の近くのスズメバチとの共存はかなり難しいですが。)


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記事 3964番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/25
【合格速報】清泉女学院中学校 as/3964.html
言葉の森事務局 2020/01/08 14:32 
清泉女学院中学校 M.K.さん


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未来の社会と仕事を考えた未来の教育 as/3963.html
森川林 2020/01/08 07:42 

 親が、自分の子供の教育を考える場合、現在は二つの選択肢しかないように思われています。
 一つは、受験勉強に専念し、あまり意味のないと思われる勉強に時間を費やし、それでも一応いい学校に進むという道です。
 もう一つは、受験勉強から離れて、普通に勉強をして自分らしい時間も過ごし、普通の学校に進むという選択肢です。

 現在の親の世代は、自分自身が成績が重視された時代に生き、それなりに自分の成績にあった進度を選んできたので、成績というものを超えた世界というものに確信がありません。

 そして、実際に就職に際しては、学歴がほとんどすべてを決定しています。
 だから、名の通った企業に就職しようと考えるならば、高い学歴をつけておくことが必須の条件になります。
 そして、名の通った企業に就職できないということは、一生不利な条件で生きていかなければならないというような考え方になってしまうのです。

 ところが、名の通った企業に入るということは、現在では必ずしも将来の保証にはなりません。
 高度経済成長時代であれば、企業が発展するという展望がありました。
 しかし、今はモノ余りの時代なので、工業製品はこれから生産を縮小していかざるを得ません。(途上国ではまだしばらく工業製品の余地がありますが、。)
 また、サービス業についても、先進国の少子化に見られるように、需要を生み出す人口そのものが減っていくのですから、今の社会で名の通った企業であるということは、今がピークでこれからは下り坂になるということとほぼ同じなのです。

 もちろん、企業によっては、従来の仕事の分野を離れて、新しい分野に進出し大きく発展するところもあるでしょう。
 しかし、それはトップの力量にかかっていることなので、どの企業が今後発展するかということは誰にも分かりません。

 確かに、大企業は今後長期的に衰退するとはいっても、これまでの蓄積があるので、かなり長期間は現状のまま推移していくでしょう。
 大企業の利点は、福利厚生が充実していることであったり、給与面の待遇がいいことであったり、安定していることであったりしますが、長期的に衰退する傾向にあるのですから、仕事の内容はルーティンワークと営業が中心になってきます。

 しかも、大企業であればそれだけグローバルな競争の中に置かれるので、グローバル競争の基準でルーティンワークは次々にAI化されアウトソーシングかされていくでしょう。
 その盛衰が分かるのは、中小企業の衰退がすぐ見えるのと違って、かなり先のことになるはずなので、気が付いたときは新しい道に切り替えるには遅すぎるということにもなり得るのです。

 しかし、大企業とは違うベンチャー企業への就職は、もっと短い期間での激しい栄枯盛衰の中に置かれています。

 このように考えると、企業への就職を前提とした考え方ではない道を探す必要があるということなのです。
 それは、自分の個性と専門性を活かしてフリーランサー(自由業)として独立していく道です。
 その典型的な例が、よく例に出しますが、さかなクンのような生き方です。

 もちろん、自分の個性が専門的な仕事として成立するようになるまでには長い期間がかかります。
 その長い期間を支えるだけの生活の糧がなければなりません。
 その糧の一つが、農業となることが考えられます。

 田舎で自分と家族が食べられるだけの農業を営みながら、その一方で、自分の個性をビジネスにできるような蓄積をしていくのです。
 ところで、田舎にいて得られる現金収入の仕事は限られていると思われています。
 ところが、オンラインの教育システムの中で、自分の得意分野を人に教えるというような仕事であれば、田舎にいても自分の個性を活かして仕事していくことができます。

 農業を行いながら、子供の教育も含めた教育文化産業のオンラインを利用した仕事をするということがこれからの生活設計の一つの可能性として考えられます。
 田舎に行った場合の子供の教育も、その子供がオンラインで学習する仕組みにすれば何も心配することはありません

 ところが、オンラインで自分の得意な何かを教えるとは言っても、個人の力でその市場で開拓するには時間がかかります。
 だから、言葉の森のオンライン教育システムを使って、そこに所属する中でオンラインの教育に参加し、さらに自分の個性に磨きをかけ、YouTubeやSNSで発信し、最終的には自分の名前だけで仕事ができるようなオンライン教育文化の仕事を作っっていく展望を考えるといいのです。

 工業製品は、既にモノ余りの時代に入っています。
 サービス業のほとんどは、生活に必要なものではないので、これから発展する可能性は高くありません。
 しかし、文化的な欲求、つまり人間がもっと成長したいとか、もっと新しいことを学びたい、もっと変わった自分や違った自分になりたいというような欲求は、普遍的なものですから、今後はこの教育文化産業がさまざまな形で広がっていきます。
 現代は、言わばその教育文化産業が一斉に花開く前のカンブリア紀の前夜なのです。

 このような展望を考えるならば、子供の教育の方向は大きく四つに分けて考えていくことができます。
 第一は、能率のよい学力の獲得です。
 これは、今の学校や塾や予備校でやっている無駄の多い必要性の乏しい受験勉強に時間をかけるのではなく、教科書に沿った形で真に必要な学力として全教科をしっかりマスターしておくという自学自習の学習です。

 第二は、考える力を育てる学習です。
 それは、文章を読み、考え、文章を書くという作文と読解の学習が中心になります。

 第三は、自分の個性を生かして創造的な学力を育てる学習でです。
 創造力を育てることへの関心は、誰でもありますが、もともと点数で評価される性質のものではないので、今の受験教育のシステムには乗りません。
 互いに創造的な子供たちが、相手の創造的な発表に刺激を受けながら自分の個性を伸ばしていくという少人数の相互教育的な学習が中心になります。

 そして、第四は、他の人とのリアルなコミュニケーションを交わしながら、実際に自然の中や、機械や道具を使う中で、実験や工作やさまざまな経験に挑戦する学習です。

 このような学習を行う場が、農業を生活の基盤とするような田舎に作られ、そこに個人では用意できない実験設備や工作設備などがあれば、そこが新しい子供たちの学習の場であるとともに、新しい創造的な仕事を作り出す場となります。

 言葉の森のオンラインスクールは、このような未来の社会を展望して、子供たちの新しい教育とその教育の先にある新しい社会を作っていきたいと考えています。

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森川林 20200108  
 ちょっと先に進みすぎた話かもしれませんが、私が若くてこれから子育てをするとしたら、たぶんこの道を選びます。
 日本全体が今のままではジリ貧に向かう中で、少しでもいいところに就職しようという発想を変える必要があります。
 日本を発展させる道は、一人ひとりが自分の個性と専門性を生かして新しい文化産業を作り出すことにあると思います。


nane 20200108  
 今の資本主義の問題のひとつは、格差が拡大するところにあります。
 それは、生産者がますます高度化する中で、消費者が消費するだけの存在になっているからです。
 文化産業は、生産者と消費者の間で循環のある産業です。
 そして、生産は利益のために行われるのではなく、自分の個性を生かすために行われるのです。


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> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
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小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

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