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記事 4048番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
言葉の森のオンライン学習と、他の通信教育やオンライン教育との違い(1) as/4048.html
森川林 2020/03/13 18:10 

 言葉の森が行っているオンライン教育は、名前はオンライン教育という言葉でよく使われているものと同じですが、内容は全く異なります。

 それは第一に、少人数クラスで、子供たちの自主性、主体性を生かした、子供どうしのコミュニケーションのあるオンライン教育だという点です。

 第二は、少人数で、生徒に対する一人ひとりの個別指導があるという点です。

 第三は、学習の内容が、実力をつける勉強であるとともに、子供たちの創造性を育てる新しい勉強になっているという点です。

 これらの違いは、実際に行われている他の通信教育やオンライン教育と比較してみると分かりやすいと思います。

 現在の通信教育のほとんどは、教材が一方的に送られてくるだけで、家庭でその教材をこなす形になっています。
 これは、家庭学習を自分の意思でできる子供たちにとっては能率のよい方法ですが、自分で計画を立てて強の重点を決めコツコツと家庭学習をやり続けることのできる子はほとんどいません。
 高校生で大学入試を意識して勉強に取り組んでいる生徒か、又は、保護者が毎回子供の勉強をコントロールしている家庭でなければ、教材だけの通信教育は形だけの学習になってしまいます。

 ところが、こういう形だけの通信教育が、かなり多く利用されています。
 その理由は、小学校低中学年の子供たちにとって、作業的な勉強、つまり問題集を解くような形の勉強は、比較的やりやすいからです。
 しかし、このやりやすい勉強というのは、本当に必要な、理解が難しいことは十分に学習できないものです。
 そのかわり、ほとんど必要のない、すでにできていることを作業的に何度も繰り返すような能率の悪い学習になっていることが多いのです。

 保護者は、子供が机に向かって勉強している姿を見ると、その姿だけで満足してしまいがちですが、そこで行われている勉強のほとんどは、すでに分かっていること、又はすぐにわかることで特にしなくてもいいようなことを机に向かって作業的に行っているだけに過ぎないのです。

 もちろん、こういう勉強方法で、小学校低学年のころの学校の成績はある程度維持することができます。
 それはしかし、単純な計算や漢字の書き取りに慣れているというだけのことであって、本質的に学力がついているということではありません。

 小学校低中学年のころに勉強のよくできた生徒が、学年に上がるにつれてだんだんできない問題が出てきて、受験期にはいくら時間をかけても伸び悩むようになるということがよくあります。
 それは、小学校低中学年のころに行なっていた勉強が、時間をかけてはいたものの作業的な勉強であって、本当の意味で子供の実力を育てるものになっていなかったからです。

 小学校低中学年のころの勉強は、高学年になれば低学年のときに費やした時間の数分の1で簡単に身につけることができます。
 だから、通信教育で提供される、子供がひとりで組みやすい教材というのは、子供たちの学力を育てることに関してはかえってマイナスになっているとさえ言えるのです。

 勉強することがなぜマイナスになるかと言うと、あまり意味のない勉強に必要以上の時間を費やすことで、最も大事な読書をしたり親子で対話をしたり自分の好きな遊びに熱中したりという時間が少なくなってしまうからです。

 特に、今の子供たちの生活環境は、インターネット動画や携帯ゲーム機などでいくらでも楽しく時間を潰すことができるようになっています。
 義務的な勉強のあとの時間を、それらのネットやゲームに費やしていれば、読書や対話の時間は少なくなって当然です。

 昔の子供たちは、勉強が終わって特にすることがないときは、本でも読むというような生活をすることができました。
 今の子供たちは、することがなければ、ネットを見るとかゲームをするとかいう非創造的なことをする時間がいくらでもあります。

 通信教育で毎日一定の時間を勉強しているから安心だというような生活では、将来の子供たちの学力は決して保証されません。
 もちろん、そういう作業的な通信教育であっても、毎日の勉強の習慣がつくという利点はあります。
 しかし、それは家庭で毎日、問題集の何ページかをやることを習慣にしていれば、通信教育に頼らなくても十分にできることなのです。

 さて、通信教育のほとんどは、赤ペンの添削というものがあります。
 しかし、この赤ペンの添削を読んで、自分の勉強内容を改善するような子はまずいません。
 赤ペンの添削でわかるような簡単なことは、添削がなくても普段の勉強の中で自然に分かることです。
 また、普段の勉強だけではわからないような理解の難しいことは、赤ペンによる添削ぐらいではわかりません。

 しかも、その赤ペン添削をしている先生は、子供との継続的な繋がりがあるわけではないので、その子がどういう経過で今勉強しているかが把握できません。
 ただ、その子のその時点での問題の答えに○×をつけて添削をしているだけにすぎません。
 だから、詳しい赤ペン添削というものは、ほとんど意味のないものです。
 赤ペン添削は、子供にとっては、先生からのお手紙が返ってきたという程度の意味しかないものなのです。

 このような通信教育でも、保護者との双方向的なコミュニケーションとして、「いつでも電話で相談ができる」ということうたっているものもあります。
 ところが、保護者が子供の勉強についてわざわざ電話で相談するためには、保護者が子供の勉強をそれなりに把握していなければなりません。
 そして、小学校低中学年の子供の勉強をそれなりに把握している保護者であれば、わざわざ質問や相談のための電話をしてくる人はほとんどいません。
 そして、子供の勉強を把握していない人は、そもそも電話で質問をしたり相談をしたりするようなことがありません。
 だから、電話による質問や相談の受付というのは、有名無実なサービスなのです。

 毎回の勉強で、先生の側から話があるとか、話をする機会が自然にあるとかいうような教室でなければ、本当の双方向的なコミュニケーションは成り立ちません。
 通信教育のほとんどは、このように、子供にとってはやりやすいが、力のつかない教材を送ってくるだけのものになっています。

 通信教育の中には、タブレットなど使って子供の勉強を把握し、その子の正誤に合わせた問題を再度表示するような仕組みになっているものもあります。
 これは、今後の学習方法の中心になりますが、この場合でもタブレットの応答に乗りやすいようなものば、普通に紙ベースで勉強すれば分かるものがほとんどです。
 子供にとって本当に必要な、理解の難しいものは、AIによる機械的な対応だけでは不十分なのです。

 通信教育や一般のオンライン教育は、確かに優れた教材や面白い教材が豊富に用意されています。
 しかし、その最も大きな弱点は、学習をしようとする子供たちの意欲に働きかけることがない点です。

 小学生や中学生の子供たちは、勉強そのものが面白いから勉強しているのではありません。
 先生や親に言われたからとか、あるいは子供たちどうしで競争したり協力をしたりすることが楽しいからとかいう理由で、勉強をしています。
 だから、本当の実力のつく勉強というものは、友達どうしの遊び的な感覚や交流があって行う勉強なのです。

 例えば、読書の場合でも、おすすめの本のリストがどれだけ用意されていても、それを自分から進んで読もうとするような子はほとんどいません。
 その反対に、友達が読んですすめてくれたような本は、それがたとえ自分の読み慣れたジャンルでない本であっても、自然に読もうとするようになります。

 つまり、人間は他の人間とのコミュニケーションの中で、学習にしても、遊びにしても、努力をしようという意欲が生まれるものです。
 内容的によいかどうかは、その友達との人間関係によって伝わってくるものなのです。
(つづく)

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森川林 20200313  
 先日、「友達と一緒に学べるオンライン教育って、どういう意味ですか」と聞かれました。
 今行われているオンライン教育のほとんどは、単なるビデオ授業です。
 授業をビデオに撮って、それをオンラインで流しているだけです。
 だから、「友達と一緒に学べる」ということが実感できなかったのです。
 ビデオ授業でも、最初は、よく作られているので面白く見ていられますが、次第に惰性的になってきます。
 それは、肝心の人間どうしの関わりがないからです。
 勉強の動機というものは、先生や他の友達との関わりの中で生まれてくるからです。


nane 20200313  
 言葉の森のオンライン教育は、対話型オンライン教育です。
 情報が一方的にオンラインで流れてくるのではありません。
 優れた情報だけなら、今はネットにふんだんにあります。
 大事なのは、情報そのものではなく、その情報を個性化するするコミュニティなのです。


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「朝からオンラインスクール」ボランティア講師無料研修第2弾――3月14日(土)11:15~ as/4047.html
森川林 2020/03/12 15:13 

 3月12日のボランティア講師研修にご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
 「朝からオンラインスクール」の参加フォームに、「担当見学として参加」を追加しました
 1クラスについて1名まで見学に参加できます。

 なお、12日のボランティア講師研修に参加できなかった方のために、第2回の研修を3月14日(土)11:15分~11:45の日程で行います。
 会場は、Zoom会議室の「8.会場中庭」です。
 ボランティア講師にご関心お持ちの方はぜひご参加ください。(第1回と同じ内容です。)

 なお、昼食会場の方は、当日、どなたでも自由に参加できます。
 低学年のクラスで、生徒が少ないところなどがあれば、お時間のとれる方はぜひご参加ください。

 また、保護者の方から、子供がちゃんとクラスに入れたかどうか職場から確認したいとのご質問がありました。
 保護者の方が会場にお入りになる場合は、担当講師に区別がつくように、お名前の前に「保護者」などと入れておいてくださるといいと思います。
 子供さんの勉強している様子を授業参観のような感じでごらんください。

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森川林 20200312  
「朝からオンラインスクール」のボランティア講師を募集しています。
教科は、国語、算数数学、英語、読書、図工の中から自由に選べます。
学年は新小1から新中3までで、生徒数多い学年は、新小6、新中1、新小5・4・3です。


kの母 20200313  
以前、思考国算講座でお世話になりまし
たKの母です。その節はお世話になりま
した。
このたび横浜翠嵐高校に合格しました。
読書好きな息子をいつもほめて支えてく
ださりありがとうございました。作文で
は、わたみ先生にとてもお世話になりま
した。どうかよろしくお伝えください
。作文力の大切さを痛感しています。
落ち着いたら再開したいと思っています。
これからも言葉の森を応援しています。


森川林 20200313  
 K君のお母さん、ご連絡ありがとうございました。
 それはすごい。
 わたみ先生に伝えておきますね。
 学校はしばらく始まらないかもしれませんが、楽しい高校生活を送ってくださるようお伝えください。

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記事 4046番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
「朝からオンラインスクール」ボランティア講師募集――3月12日無料講師研修 as/4046.html
森川林 2020/03/11 12:51 

 言葉の森では、学校の休校対策として、新小1から新中3までの生徒を対象にした「朝からオンラインスクール」(略称朝オン)を開催しています。

 この朝オンを担当してくださるボランティア講師を募集します。

 Zoomを使った授業ですが、慣れれば操作は難しくありません。
 1クラスの生徒は5、6人で、一斉授業のような時間はあまりなく、実習と個別指導が中心なので、こういうことが初めてという人でもすぐに慣れると思います。

 研修は、
●3月12日(木)12:15~12:45
●会場は、8.■Zoom会場中庭です。
 パソコン又はスマホで会場にアクセスすると自動的にZoomアプリのインストールが始まり、数分で自然に会場に入れます。(初めての方歓迎)
●研修の内容は、朝オン講師の仕事と、Zoomの授業の進め方についてです。
 この研修のあと、ボランティア講師のできる方は、時間の都合のつく授業を担当してください。
●朝オン講師に必要なものは、パソコンだけです。
(パソコンは、ウェブカメラが内蔵か、外付けになっているもの。スマホだと生徒の参加には問題ないですが、講師の指導としてはやや苦しいので)

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森川林 20200311  
 子供たちの休校対策として始めた「朝からオンラインスクール」のボランティア講師を募集しています。
 資格、経験、年齢不問。
 Zoom会場で説明会を兼ねた研修会を開きます。
 子供たちの教育に関心のある方、ぜひご参加ください。


yuhoyako 20200311  
研修会の参加を希望しているのですが残念ながら今回も都合がつかないため、録画等の方法により13日にお願いすることはできないでしょうか?

森川林 20200312  
 ご連絡ありがとうございます。
 研修は保存しておりませんので、今度の3月14日(土)11:15の会合にご参加ください。

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記事 4045番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
遠くを見る子育て as/4045.html
森川林 2020/03/10 20:52 

 新しい本、「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」が、3月6日に発売されました。
 小学4、5、6年生の子の子育てに関して、保護者の方からよく質問のあることを念頭に置いて書きました。

 子育ては、基本路線が大事です。
 その基本路線とは、なるべく遠くを見て子育てをすることです。

 日本のロケット開発の生みの親である糸川英夫氏が、志望校を選ぶ際に、芸大の作曲科にするか、東大の理科にするか、入学願書を出すまぎわまで決心がつかずに悩み、母親に相談したそうです。

 すると、母親は、一瞬顔色を変えたものの、即座に次のように答えたそうです。
「自分のやりたいものを選びなさい。ただし入試の難易度によって決めないこと」

 目先の損得ではなく、もっと遠くを見る子育てがここにあります。
 合格不合格が、その子の人生を決めるわけではありません。
 どういう選択をしたかというその選択の姿勢がその子の人生を決めるのです。

 この本も、できるだけ、そういう遠くを見る視点を入れて書きました。
 みなさんの参考になることを期待しています。


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森川林 20200311  
 子育ては、なるべく遠くを見ることです。
 「テストで時間がなかったら、何でもいいから選択問題に○をつけてこい」などというのは、今の目先だけの話です。
 その子が本当に成長するためには、「時間がなかったら、あとの問題は空白でいいから、どうしたら時間内にできるか考えるといいよ」というのが遠くを見た育て方です。
 そういう姿勢は、子供の人生すべてにわたって生きてくるからです。

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記事 4044番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
【合格速報】立正大学文学部哲学科 as/4044.html
言葉の森事務局 2020/03/16 11:46 
立正大学文学部哲学科    T.M.さん(社会人・編入)



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言葉の森のオンラインスクールに参加しよう――昼食会場(無料)もスタート as/4041.html
森川林 2020/03/09 17:55 
△山道に、もうスミレが咲いていました。(3月9日)

 言葉の森のオンラインスクールは、新小学1年生から新中学3年生の子どもたち向けに、国語・算数数学・英語・読書・図工の授業を行っています。

 新型コロナウイルスは終息する見通しがまだないので、学校の休校期間は今後も延長する可能性があります。
 最初のうちは、学校から出された宿題をやっていたり、動画の授業を見たりしていた子も、先生や生徒とのやり取りがないと次第に飽きてくるようになります。

 言葉の森のオンラインスクールは、5、6人の少人数で、先生が生徒と個別に対応することができ、生徒どうしの対話もできます。
 オンラインスクールは1コマ(45分)330円の受講料ですが、これは講師をしてくれる先生のボランティアで成り立っています。

 家で退屈している子は、1日1コマの授業でも受ければ、メリハリのある勉強習慣を取り戻していけると思います。
 勉強する教科は自分の好きなものを選ぶことができ、また学年より前のクラスでも先のクラスでも受講することができます。

 オンラインスクールは、家庭でひとりで留守番し昼食もひとりで食べている子もいるだろうことを考え、昼食の会場も作りました。
 これは、参加無料で、当日でも参加でき入退室も自由です。
 みんなで一緒に昼ご飯を食べるだけの会場ですが、家でひとりでいる子は、試しに昼食会場に参加してみるといいと思います。
 昼食会場は、お父さんやお母さんも、昼休みに職場から参加することもできます。

 オンラインスクールは、前日の午後7時までに、翌日の参加を申し込むようになっています。(昼食会場は申込みは不要ですが。)
 担当の先生の配置が必要なので当日の参加はできませんが、人数に余裕がある場合に限り、当日の参加もお電話で受け付けています。
オンラインスクール 参加フォーム

 オンラインスクールに関する質問は、質問掲示板にお寄せください。

 担当講師を手伝ってくださる方がいれば、お手伝い掲示板からご連絡ください。

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森川林 20200309  
 これからの教育は、生徒と先生の対話がある少人数のオンライン学習のスタイルが中心になると思います。
 それは、教育の目標が、生徒の個性を伸ばし創造性を発達させるものになるからです。
 個性と創造性を発達させるために必要なものの一部が、国語、算数数学、英語、理科、社会などの教科の勉強です。
 これまでのように、教科の勉強自体が教育の目的になるのではないのです。


nane 20200309  
 昼食会場は、ある先生の発案から生まれました。
 「家でひとりで食事をしている子は、学校の給食時間と同じようにみんなと一緒に食べたいのではないか」ということでした。
 この昼食会場は、お父さんお母さんも、職場から参加できます。
 また、田舎にいるおじいちゃんおばあちゃんも、孫のいる会場に参加できます。
 Zoomの操作はちょっと敷居が高いかもしれませんが。


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3.3週のヒントをアップロードしました as/4040.html
森川林 2020/03/09 16:53 

 鳥の村の資料室に、小1から中1までの作文課題のヒントがアップロードされています。

 創造発表クラスの低学年向けのせいかつ文化コースの資料もアップロードしました。

 作文読解クラスの中学受験生向けのプレ受験作文コースの資料もアップロードしました。
▼プレ受験作文コース資料「順位」ほか
https://youtu.be/cZyCgclSEro

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「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」3月6日発売! as/4039.html
森川林 2020/03/08 14:06 

 Amazon - アマゾン

 小学4・5・6年生の勉強と生活について、言葉の森の約40年間の経験の中から大事だと思ったことを書きました。

 小学4・5・6年生の土台は、小学1・2・3年生で、また、小学4・5・6年生は、次の中学生・高校生の土台になります。
 この長い子育ての期間をどう過ごすかということで大事なのは、親の人生観です。
 今の目の前にいる子供を見るだけでなく、その子が10年後、20年後に、どういう人生を送るかということを考えて子育てをしていくことが大切です。

 そして、今の世の中は、人間が幸福に生きることに対するさまざまな障害や困難があるように見えますが、未来の世の中は、誰もがもっと自由に生きられる社会になっているはずです。
 その新しい世の中に生きる上で大事なことは、長所をたっぷり伸ばして生きていくことです。
 この基本路線さえ忘れなければ、子育ては苦しい中にも楽しいものになります。

 逆に言えば、今の世の中のニーズに合わせるために短所を直すことを中心に子育てをしていくと、それは親にとっても子供にとっても苦しいものになるのです。

 ぜひ、この本を参考に、楽しい子育てを目指していってください。

 目次を紹介します。

「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」【目次】

■小4・小5・小6の過ごし方が未来を決める

「小学校最後の3年間」は人生でにとても重要なとき
「10歳からは親の言うことを聞かなくなる」は本当?
4年生は小学校生活の大きな転換期
5、6年生は精神的に一気に大人に近づく時期
一方的な「ダメ」「こうしなさい」は効かない。接し方を変える
勉強はほどほどがいい
「本さえ読んでいれば大丈夫」という思いがある
親の人生観を伝えていく絶好の時期

■高学年も家庭学習で学力を伸ばす

勉強が難しくなる高学年も家庭学習で十分間に合う
国語の勉強法
【オススメ本】「物語」の本→小学4・5・6年生の読書に参考になる本を載せています。
【オススメ本】「説明文」の本→同じく。
算数の勉強法
理科・社会の勉強法
中学受験するなら「ダメ元で公立中高一貫校」
塾に行かずに公立中高一貫校を目指す場合の勉強法
「考える力」を育てるには読書と作文

■10歳からさせたいこと、教えたいこと

親のいない放課後の時間、どう過ごさせる?
ゲームは禁止しなくていい
お小遣いで「お金の使い方」を覚えさせる
家族の中での「自分の仕事」を与える
キャンプや合宿で「他の子との共同生活」の経験を
いよいよ「自然あそび」を豊かに楽しめる年齢
ペットの存在が心のよりどころに
家庭内で守るルールを決めたら、あとは自由にさせる
「いざとなればガツンと叱る」のが父親の役割
子供の心配事は「時がきたら解決する」ことばかり

■友達関係と学校のこと

「良い友だちをつくる」ことより大切なこと
この時期の男子の友達関係
この時期の女子の友達関係
いじめにあったら「早めの対処」が重要
いじめる側にしないための「あらかじめの教育」
不登校は無理に学校に行かせようとしない

■中学校以降は自立めざして

中学生はどうなる?
反抗期も叱るべきときはきちんと叱る
「個性を生かして仕事をする」大人に育てるのが目標
親が生き生きと働く姿を見せる
子離れしていくための考え方
「将来、親の面倒をみる」自覚が自立をうながす
親離れさせるために、何に気をつければ良い?



 本をご購入された方は、小冊子郵送の申し込みページからご連絡ください。

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森川林 20200308  
 図書の紹介などで多くの方にご協力いただいた「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」が、3月6日に発売されました。
 すでにお手元に届いた方もいらしゃると思います。
 本を予約、又は注文された方は、「小冊子郵送のページ」よりお知らせください。
 また、図書の紹介にご協力くださった方は、同ページよりその旨をご連絡ください。
 読まれた方は、よろしければamazonにレビューを書いてくださるようお願いいたします。

nane 20200308  
 先日、タレントの小倉優子さんが、前著の「小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」を紹介してくださったそうです。ありがとうございました。

 「小学校最初の3年間」が出たのは3年前ですから、そのころ小学1~3年生だった子は、今は小学4~6年生です。
 名前も顔も知らない人がほとんどですが、みんな元気に暮らしているといいと思っています。
 そして、また3年後に、中学1~3年生の本でお会いできることを期待しています。


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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
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●作文教室、比較のための7つの基準
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●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
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●森リンで10人中9人が作文力アップ

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