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学校の休校対応、小1~中1の全教科の対話型学習「明日のオンラインスクール」受け付け開始 as/4071.html
森川林 2020/04/05 10:12 

4月6日(月)から新学年授業開始、参加登録を受付中
 
 東京、大阪、神奈川などの学校の休校期間が延長されたことに伴い、3月から行ってきた「春のオンラインスクール」を4月以降、「明日のオンラインスクール」として継続します。
 これまでの受講料は1コマ(45分)330円でしたが、個別指導を充実させ、多数の生徒が参加されても少人数クラスを安定して運営できるように、1コマ(45~30分)の受講料を550円にさせていただきました。
 なお、授業のクラスと並行して、無料参加の自習室のクラスも設けましたので、授業の間などに自由にご利用ください。

 現在、「明日のオンラインスクール」のページで、4月6日(月)の授業からの参加登録を受け付けています。
 
単なるビデオ授業ではない少人数の自主学習個別指導
 
 現在のオンライン学習のほとんどは、学校や塾の授業をそのままオンラインの形で流しているものです。
 自分で計画を立てて勉強できる生徒は、このようなビデオ授業でも学習を進めることができますが、もっと張り合いを持って勉強を進めるためには、生徒どうしや先生と生徒との対話のあるつながりが必要です。
 また、わからないところが出てきたときに、気軽に質問できる少人数クラスの授業形式が必要です。
 「明日のオンラインスクール」(以下、「明日オン」)は、これまでの少人数クラスの運営経験を生かして5、6人の少人数を維持する形で学習を進めます。
 
勉強の密度を高める自主学習方式のオンライン学習
 
 子供たちが本当に勉強をしている時間は、先生の話を聞いているときではありません。
 自分で問題を読み、その問題を解き、答え合わせをし、間違ったところがあればそれを理解し直すときです。そして、自分では理解できない場合に人に聞くときです。
 そういう自主学習方式の学習を進めるためには、少人数クラスが必要で、先生が生徒の学習状態を毎回チェックすることが必要です。
 少人数のオンライン学習で勉強の進み具合が自然に早くなるのは、中身のある学習をしているからです。
 
個別指導を充実させるブレークアウトルーム学習
 
 5、6人の少人数であっても、生徒の進度や理解度はさまざまに異なります。
 それらの違いに対応できるのが個別指導です。
 少人数クラスで生徒の交流を維持しつつ、それと並行して個別指導を進めるために、「明日オン」では、4月からブレークアウトルーム(分室)を活用します。
 これは、参加生徒全員がひとつのブレークアウトルームで自主学習を進めている間、先生が一人ひとりの生徒を別のブレークアウトルームで個別に指導する形の学習です。
 4月からの「明日オン」は、この方式で、少人数クラスのよさと個別指導のよさを生かしていきます。
 
国語、数学、英語、理社、暗唱、読書、STEM、記述
 
 「明日オン」では、子供たちの学力に必要な全教科の学習を進めています。
 国語、算数・数学、英語、理科、社会は、塾専用教材で勉強を進めます。
 暗唱、記述は、言葉の森のこれまでのオリジナルな指導を生かした学習です。
 読書、STEMは、子供たちの自主的な取り組みを、少人数クラスの交流の中で活性化する学習です。
 すべての学習にわたって、取り組む範囲は、生徒の個々の進度に合わせたものになります。
 初めて参加する人も、長期間参加している人も、同じように本人のペースで学習に取り組めます。
 夜、お父さんやお母さんが家に帰ってきたあとに、その日の学習内容を確認し、午後9時までに翌日以降の参加予約をすることができます。
 
9時間の時差があるアメリカの生徒も参加できる時間帯
 
 アメリカやカナダにいる日本人の生徒は、日本とは約9時間の時差があるので、日本の朝の時間帯は現地の夕方の時間帯になります。
 海外の生徒は、これまでオンラインスクールに参加したくてもなかなか時間がとれませんでしたが、今回は現地の無理のない時間帯で、日本の朝のオンラインスクールに参加することができます。
 新型コロナウイルスによる学校の休校は、世界的な規模で広がっているので、海外の生徒も学習環境に維持に苦労していると思います。
 いろいろな情報を見ると、IT先進国と言われるアメリカでも、「明日オン」のような少人数クラスで個別指導のできるオンライン教育はなく、学校の授業をそのままオンラインで流すような方式になっているので、あまり意欲的に勉強できない面があるようです。
 現地のオンライン学習に参加されている方も、ぜひ日本の「明日オン」に参加してください。
 「明日オン」は、新型コロナウイルスが終息したあとも、海外の生徒向けに授業を継続していく予定です。
 
アットホームな授業で不登校の子も安心して参加
 
 「明日オン」の特徴は、5、6人の少人数で、生徒と先生との対話と交流があることです。
 生徒の学習は、自分の進度に合ったところで自分のペースで進めることができ、先生は、その生徒の個別の学習状況に合わせた指導ができます。
 例えば、国語は小6で勉強するが、算数は小4で勉強し、英語は中1で勉強したいという生徒にも対応できます。
 また、学習環境は、ゆるやかなつながりのある少人数クラスで、何かを強制されたり、規則に縛られたりすることもありません。
 言わば、普段着でお茶を飲みながら、自分のペースで勉強し、くたびれたら休み、わからないところがあれば質問し、気の合った友達と交流するというアットホームな雰囲気の少人数クラスです。
 学校に行っていない小学生、中学生の方は、ぜひこの機会に「明日オン」の授業に参加してください。
 「明日オン」は、新型コロナウイルスが終息したあとも、不登校の生徒向けに授業を継続していく予定です。
 
小1~中1、1コマ550円、入会金なし、無料自習室
 
 「明日オン」の対象学年は、小1~中1です。
 中2、中3の生徒は、学校での勉強にも慣れ、自宅で自分で勉強する体制ができていると考え、時間割からはずしました。ただし、希望があれば中2、中3のクラスも再開します。
 受講料は1コマ(45~60分)550円で、入会金はありません。無料体験学習もありません。
 参加登録は、前日の午後9時までに行うことができ、翌日以降の日程が予約できます。キャンセルは、同じく前日の午後9時までに行えます。
 少人数クラスのため、参加生徒の人数確定が必要になるので、参加登録は前日までの予約制にしました。
 1クラスの定員は5、6人なので、定員を超えると「満員」と表示されますが、新たに担当する先生が決まれば満員は解消されます。
 4月からは、無料で自由に参加できる自習室、休憩室も併設しました。自分ひとりで勉強できるが、他の生徒のいる雰囲気で勉強したいという方は、自習室をご利用ください。
 自習室、休憩室も、参加者を把握するために参加登録が必要になりますが、これらのクラスは料金なし制約なしで自由に参加できます。ただし、常駐の先生はおりません。
 
参加された生徒の保護者の方の声
 
 3月までのオンラインオンスクールに参加された生徒の保護者の方の声を紹介させていただきます。(内容を変えずに一部編集)
 質問感想掲示板に投稿を寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。
 そして、ほとんどの方にお返事を差し上げていず申し訳ありませんでした。この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。

 なお、質問感想掲示板は、保護者の方の質問、感想、要望を受け付けていますので、自由にご利用ください。


●小3女子保護者より

 いつもありがとうございます。春オンクラスでは先生方に大変お世話になりました。
 ちょっと個性的な子ゆえ、先生方やみなさんにご迷惑かけないか、はたからハラハラしつつ見ておりましたが、本人はとても楽しかったみたいで、引き続き、夕方の自学自習クラスへの入会の問い合わせを催促された次第です(^^;

●小2女子保護者より

 朝オンライン、参加させていただきありがとうございました。
 本日初めて国語、算数、英語を受講させていただいたのですが、操作に戸惑いながらも楽しく参加しておりました。
 1人ではなかなか勉強が進まず、お友達と一緒だとやる気も出て喜んでいました。学校より難しい問題に苦戦していますが、異年齢での交流もいい経験になるのではと思っています。

●小1男子保護者より

 朝オンではお世話になり、ありがとうございました。未就学児ということもあり、オンライン上でコミュニケーションがとれるものか、当初は心配でしたが、そんな心配をよそに自分から積極的に参加し、年上のお兄さん、お姉さんとコミュニケーションをとっていたのを見てホッとしました。
 そばで見ていてふと思ったことがありますので、投稿させていただきます。
 息子は比較的物怖じせず、誰とでもコミュニケーションをとれるタイプなので、このようなオンライン上であっても問題なくていいなぁ、などとうらやましい気持ちでそばで見ていたのですが、自分が子供の頃だったらどうだっただろうとふと考えました。
 私は息子とは違い、幼少の頃は引っ込み思案で引きこもりがちなタイプであったので、子どもによっては向き不向きがあるのではないかと‥
 しかし、毎日見ていると、クラスのはじめと終わりにちょっとしたクイズがあったり、そこでも話したい子は話すけど、話したくなければ黙っている子もいたり、何となくそのままを受け入れている雰囲気があり、とても素晴らしいと思いました。
 きっと少人数で対応してくださっていることと、なんといってもズーム会場から退場すれば自分の家なので、どのお子さんもリラックスしているのが印象的でした。この場をおかりして講師の先生方、ありがとうございました。

●小3女子保護者より

 休校から1ヶ月弱経ったものの、いまだに確かな道というものは暗中模索するしかない非日常の中、日常のリズムでオンライン授業を受けれたことが親子ともに良かったです。
ご対応頂いた先生方、本当に有難うございました ^^)
 少人数クラスならではのコミュニケーションがあるのと、頭のたいそうクイズがワクワクするらしく、硬派なテキストを本人なりにこなしていたようです。

●小4女子保護者より

 この度はすばらしい機会を与えていただき、ありがとうございます。
 一緒に勉強できるお友達がいることで集中につながり、とても楽しいと申しております。
 授業がおわるたびに「こんなクイズがでたよ!」「途中で犬がほえて大変だった!」などと、楽しそうな報告を受けるにつけ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 保護者が出社している時間帯で、「受講本人が正しい部屋にログインできているか」を確認するために、本人とは別アカウントでサインインしても問題ないでしょうか。
 昼食時間帯外でもこのような利用をしてさしつかえないか、確認いただけますと幸いです。

(保護者の方は、お子様が学習している時間帯や昼食休憩の時間帯に自由に参加していただいて結構です。
 ただし、教えている先生が生徒と勘違いしないように、Zoomの名前を「○○母」などとしていただけるといいと思います。言葉の森)

●小3女子保護者より

 この度は、このような場を提案・提供して下さり非常に感謝しております。改めてありがとうございます。 急な授業対応をして下さっている先生方も本当にありがとうございます。
 …「休みだ」という状況は心や体を緩ませます。それがいい事ではあるのですが、今回のように、急にそうなった場合には「今日は何をするか」という目的がすぐになくなり一日中退屈して過ごす日が続くことになるのではないか、、と思い参加を決めました。
 一日授業をしてみて、本人は
「楽しかったよ。またやるよ。」
「お友達がまた増えた気がする~。おしゃべりできたのが良かった」
と言っております。
 勉強面のみではなくお話をふって下さったり工作では皆でワイワイ出来たりと交流面でも刺激を受けることが出来、先生方のご指導に非常に感謝しております。

●小3女子(同上)保護者より

 今日も、工作の時間で紹介頂いたブーメランを作り工夫したりと飽きもせず遊んでおります。
 他の授業も楽しく受けさせて頂きました。
 その間、大人である私も心穏やかにいつものように過ごせて大変有難く思っております。

詳細と参加お申し込み

 「明日のオンラインスクール」の詳細と参加お申し込みは、下記のページからお願いします。
 ▽
明日のオンラインスクール

この記事に関するコメント
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森川林 20200405  
 新型コロナウイルスによる学校休校の影響で、世界的にオンライン教育が広がっていますが、5、6人の少人数クラスで、個別指導も行う全教科対応のオンライン学習は、IT先進国と言われるアメリカでも行われていないと思います。
 20台のZoom会場で、1日のべ300人以上の生徒にも質を落とさずに対応できる少人数個別指導の「明日のオンラインスクール」を4月6日から開始します。


nane 20200405  
 東京、大阪では、学校の休校が続いていますが、オンラインの少人数クラスでは、学校の30人学級で勉強するよりも、個別対応の密度の濃い学習ができるので、休校期間中に勉強を進めることができます。


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自主学習という勉強の仕方 as/4070.html
森川林 2020/04/04 06:54 

 自主学習とは、自分で決めた範囲の勉強をし、それを自分で採点し、間違ったところは答えを確認して理解し、あとで繰り返し学習できるようにし、答えを見ても理解しにくいところは親や先生などの身近など人に質問する、そういう形の勉強です。

 ただし、小学校低中学年の生徒は、自分の意志だけでやるのは難しい場合があるので、先生がその子が行った学習内容についてチェックをします。
 そのチェックによって、よく理解できていないことがわかったところを、あらためて先生が教えるという形の勉強です。

 生徒の質問のほとんどは、お父さんやお母さんなど家族に聞くような形で進めます。
 それは、第一に、家族であれば質問がしやすいからで、第二に、子供の質問に小さいころから答えているうちに、親自身の教育力がつくからです。

 中学3年生までの勉強は、受験勉強も含めて、基本的に大人であれば誰でもある程度は教えられるものです。
 しかし、勉強の内容は、小学校高学年から難しくなるので、子供に質問されたことをすぐにその場で答えることは難しくなり、親も、その問題の解法を見て、答えを理解した上で子供に教えるという形になります。

 しかし、子供が自分で解法を見ても理解できない問題は、ほとんどないのが普通ですから、親は子供の質問にそれほど多くの時間を取られることはありません。
 また、子供のできないことの多くは、その勉強に慣れていないことが原因で、理解できないということはまだその理解に慣れていないということですから、軽く何度も教えていく中で自然にできるようになります。

 このようにして、子供がほとんどの勉強を自分のペースで行い、必要なときだけ親が子供の質問に答えるという形で学習を進めていくと、きわめて短時間で効率のよい学習ができるようになります。
 そして、親もうまく教えられない問題や、親も理解しにくい受験用の難問などは、質問掲示板に書く形で教室に相談します。
 それを教室が答えるという形で、子供のわからない問題を解決していきます。

 自主学習方式の勉強を行うと、自分のよくわかるところは早く済ませ、よくわからないところだけを繰り返し勉強できるので、勉強の密度が上がり短時間で学力が向上します。

 この自主学習方式と正反対なのが、先生の授業を聞く形で教えてもらう一斉指導方式の勉強法です。
 小学校低中学年のころは、基本的な学習が中心ですから、一斉指導の方が効率のよい面があります。
 しかし、学年が上がるにつれて生徒の学習進度の個人差が出てくるので、先生が一斉に教える一斉指導方式の授業は、一部の子供にしか合わないものになってきます。

 一方、先生が一人ひとりに個別指導をするような形の学習を行うと、それは家庭教師と同じような学習形態になりますから、学習コストがかなり高くなります。
 また、小中学生の子供たちの勉強は、同学年の友達と一緒に行うことによって学習意欲が出る面がありますから、家庭教師で個人指導を受ける形の勉強は、受験などの目的が明確に差し迫っているとき以外は、なかなか子供の意欲を持続させることができません。

 明治時代からの学校教育は、教材も教室も先生も不足しているという条件のもとで、一斉指導方式の授業中心に行われてきました。
 そのため、今でも子供たちや保護者の中には、先生が教えてくれる授業形式が本来の勉強の仕方のような感覚が残っています。
 だから、予備校の人気講師のような授業が理想の授業のように思われているのです。

 しかし、本当に学力がつくのは、子供が自分のペースで勉強し、それを先生が質問する形でチェックし、子供が答えを見てもわからないところだけ家族や先生に聞くという形の勉強法なのです。

この記事に関するコメント
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森川林 20200404  
 先日、ホリエモンさんが、「偏差値70以上の生徒は自習できる。(から塾や学校に行く必要はない)」ということを言っていました。
 偏差値70でなくても(笑)、もちろんそうです。
 今は、ビデオ授業なども、優れた教材が豊富にそろっています。
 昔のように、机と黒板と教科書だけがあって、それをベテランの先生が教えるという仕組みはなくなっています。
 子供たちは、豊富な教材を選択して自分で自由に勉強できるのです。
 しかし、いい教材が豊富に与えられれば、学力がぐんぐん伸びるかというと、そういうことはありません。
 人間は、ブロイラーのニワトリではないので、おいしいえさがたくさんあればそれだけで成長するということはないのです。
 人間には、人間とのつながりが必要です。
 それが、友達であったり、先生であったりするのです。
 優れた教材の自主学習を支えるものは、そういう友達や先生という人間のつながりです。
 だから、先生の役割も大きく変わってきます。
 優れたビデオ教材よりも面白い授業のできる先生はまずいません。
 だから、先生の役割は教えることではなく、クラスという子供たちのコミュニティを生き生きとしたものにすることなのです。


nane 20200404  
 自主学習で先生にとって大事なことは、勉強の中身を教えることではなく、勉強の内容をチェックすることと、わからないところはどう勉強したらいいかを教えることです。そして、必要に応じて保護者と連絡をとることです。
 子供たちは、これまでの習慣から、教えてもらうのが勉強と思っています。
 それを、自分の力で学び、どうしてもわからないところだけ教えてもらうという形の勉強に切り換えていくのです。

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