動画
https://youtu.be/5p79GHg7-tM
作文の勉強で国語の力はつきますが、国語の力はそのまま国語の成績になるわけではありません。
国語の成績を上げるには、国語の力とは別に、成績を上げる解き方のコツを身につける必要があるからです。
何年か前、中3のよくできる生徒がお母さんと一緒に相談に来ました。
「作文はよく書けるよになったが、国語の成績が今ひとつ伸びない」と言うのです。
そこで、国語の成績の悪かった問題を持ってきてもらい、1問ずつ説明してあげました。
全部詳しく説明するので、2時間ほどかかります。
すると、そのあと国語の成績が上がるようになり、やがて国語がいちばんの得意教科と言うまでになりました。
もちろん、第一志望の高校には合格です。
以前は、中学生や高校生を対象に、こういう個別説明をたまに行っていましたが、そのうち時間がとれなくなったので、国語の個別アドバイスを行わないようになりました。
しかし、その個別アドバイスのかわりに、国語読解クラスで国語力と読解力をつける学習をすることにしました。
現在、火1800のクラスで国語読解クラスを開いていますが、これを今後広げる予定です。
国語読解クラスは、国語の勉強と読解の勉強をします。
国語の勉強とは、読む力をつける勉強です。
読む力をつけるためには、読むことが大事です。
問題を解くことで読む力がつくのではなく、問題を解くために問題文を読むことで力がつくのです。
だから、いちばんいいのは、本人にとって少し難しい文章を繰り返し読むことです。
しかし、ただ読むだけでは張り合いがないので、先生が読んだ文章の内容についていろいろ質問をします。
これが国語読解クラスの国語の勉強です。
ところで、読む力をつけるだけでは、国語の成績はすぐには上がりません。
国語の成績に影響するのは、読む力とともに解く力だからです。
この解く力をつけるのが。国語読解クラスの読解の勉強です。
国語読解クラスの教科名のリンクから読解問題を見ると、前月までの問題が表示されます。
先生が最初に正しい答えを言うので、生徒はなぜそういう答えになるのかを説明できるように問題文を読みます。
間違えやすい問題は、言葉は違っていても内容が同じなので○という場合と、言葉は似ていても必ずしもそうとは言えない部分が入っているので×という場合です。
この答えの理由を説明することによって、厳密に読み解く力がつきます。
読む力がすでにある生徒は、解き方のコツを理解すれば、次の週からすぐに成績が上がります。
読む力がまだ十分にはない生徒は、読む練習と解く練習を並行して行っていくので、成績があがるのには少し時間がかかります。
しかし、ほかのどんな国語の勉強よりも短期間で確実に国語の成績が上がるのが国語読解クラスの国語と読解の勉強です。
褒める指導の反対は直す指導ですが、直す指導をすると、子供がくたびれるだけでなく、教える方もくたびれるのです。だから、教わる人にとっても、教える人にとっても、褒める指導を中心にすることが大事なのです。
プレ受験作文は、なぜ小5からで、小4からでないかというと、小4はまだ抽象的に考える力がないことと、小4のころは身近な生活作文でたっぷり内容のいい作文を書いていた方があとでいい思い出になるからです。