パワハラ、モラハラ、セクハラと、ハラのつく言葉はいろいろありますが、みなさんはユメハラというのを知っていますか?
一体なんだろうってハラハラするでしょう?
答えは、私がお腹を出して寝ることでーす。
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夏期講習で中学生に数学の問題集をさせていてふと思ったのは、「こういう退屈な勉強は、誰だってしたくないだろうなあ」ということでした。
だから、子供たちにはよくこう言います。
「自分でできそうな問題は、答えを見て確認するだけで、飛ばしていってもいいよ」
「難しそうなところだけ解いていけばいんだから」
そのかわり、難しかった問題は、確実に解けるようになるまで何度も繰り返し解く必要がありますが。
問題集の答えは、問題集の横に開いておいて、解いてすぐ答えを確認するようにすれば能率はよくなります。
これは、数学以外の、英語でも理科でも社会でも、勉強の仕方はすべて同じです。
国語の場合は、勉強自体する必要はなく(笑)(せいぜい、漢字と文法の知識ぐらい)、難しい本をしっかり読んで、難しい作文を書いてさえいれば大丈夫です。
ところで、易しい問題は飛ばしていってもいいとは言っても、ある程度は作業的に解く時間は必要になることがあります。
そのときに、集中力を発揮して解くためのコツは、タイマーをセットすることです。
これは、退屈な仕事をするときも同じです。
日常生活の中には、「こうすれば、こうなる」とすっかり手順がわかっている作業がいくつもあります。
例えば、月曜日と金曜日の朝はゴミを出しに行くというような作業です。
こういうわかりきったことは、誰でもやりたくはありません。
人間はもともと創造的な生き物ですから、新しいことや創意工夫を必要とするようなことなら喜んでしますが、誰がやっても同じことはやる気がしないのです。
しかし、ここでも、タイマーをセットして、「よし、このゴミは10分で捨ててこよう」などと設定すると、それなりに集中して取り組めます。
学校の勉強も、ほとんどが退屈な作業で、創意工夫を必要とすることはわずかですから、いつもタイマーを用意して、「よし、この問題は10分でやり遂げよう」などとしていくといいのです。
私がいつも使っているのは、DRETECのキッチンタイマーです(笑)。
(別に宣伝するわけではありませんが。)
勉強でもなんでも、集中して早く終わらせることが大事です。
ただし、ここで注意するのは、早く終わったからと言って、決して追加の勉強をさせるようなことはしないことです。
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●動画:
https://youtu.be/6PrqlX6kWbw
■オンライン5人クラスなら、自学自習で勉強が進む
1クラスの生徒が5人を超えると、先生が個別アドバイスをする時間が取れなくなります。
すると、どうしても全員一律の一斉指導になります。
一方、マンツーマンの指導だと、生徒が先生に依存するようになります。
すると、自分で勉強するという姿勢が失われます。
5人というクラスだからこそ、自分のペースで学習でき、
互いの存在が勉強の刺激になり、
先生の個別アドバイスも受けられのです。
■オンライン5人クラスなら、全員に発表の時間がある
オンライン5人クラスでは、全員に発表の時間があります。
発表の内容は、読書紹介であったり、勉強の予定であったり、作品の発表であったり、さまざまです。
大事なのは、人前で発表する機会が全員にあることです。
この発表によって、発表力、コミュニケーション力がつくとともに、
一緒に勉強している友達の様子がよくわかり、やがて勉強友達ができるようになります。
■オンライン5人クラスなら、先生の個別アドバイスの時間がある
勉強の基本は自学自習ですが、ひとりでやっていると、どうしてもわからないというところが出てきます。
また、わかったつもりで済ませていることが、本当はよくわかっていないというところも出てきます。
そこに、先生の個別アドバイスがあります。
この個別アドバイスを全員に行うためには、5人までのクラスであることが必要です。
オンラインのクラスでは、先生が一人ひとりを別室で指導できるので、勉強中のほかの生徒は、集中して学習を続けることができます。
■オンライン5人クラスは、未来の教育――今なら、夏期講習3コマ無料!!
オンライン5人クラスの教育は、言葉の森以外でやっているところを知りません。
それは、オンラインでの5人クラスの運営が難しいからです。
もしこれが、オンラインのビデオ授業であれば、それはすでにいろいろなところで行われています。
しかし、小中学生では、ビデオ授業に集中することがなかなかできません。
また、もしこれが、オンラインのマンツーマン授業であれば、それは誰でも行うことができます。
しかし、友達どうしの発表や対話の機会がありません。
そして、受講料はほとんどの場合、高額です。
オンライン5人クラスの教育は、自学自習、発表と対話、個別アドバイスを同時に実現する新しい未来の教育なのです。
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オンライン5人クラスの5人というのは、7人以上とは決定的な違いがあります。
5人以内であれば、先生の個別アドバイスの時間が確保できます。
しかし、7人以上ではそれができません。
だから、子供たちの自学自習の勉強がもっともよく進むのが5人のクラスなのです。
「オンライン5人クラス」というのは、教育上の新しいコンセプトですが、しかし、長くて言いにくいのが難点。
オンライン5(ファイブ)なんていうのもいいかと思いましたが、内山田洋とクール・ファイブみたいな感じなので保留。
古すぎ。
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●動画:
https://youtu.be/4emdIfrokYo
日経の「私の履歴書」などを読むと、立派な業績を残している人の多くが、「子供のころ、母親に『勉強しなさい』などと言われたことはなかった」と言っています。
昔と今とでは、学歴に対する考え方も違うとは思いますが、昔はもっと子供に対する全面的な見方をしていて、成績の面中心に子供を見るということは少なかったように思います。
私のうちの例で恐縮ですが、うちの長男が小3のとき、算数の学力テストでひどい点数を取ってきたことがあります。
そのとき、私が最初に思ったのは、「これは面白い。将来いい思い出になるぞ」ということでした。
そして、また、「今の学校には教育力がなくなったんだな」とも思いました。
子供と話をしていれば、その子がどの程度の頭を持っているかはわかります。
テストで評価される点数などは、他人が勝手に他人の基準でつけたものですから、気にすることはありません。
そういう他人基準の評価などは、やる気になればいつでもその基準に合わせた高評価を得られるようになります。
何も、楽しい小学生時代から、そういう他人の評価に振り回される必要はないのです。
小中学生時代は、テストの点数よりも、まず実力をつけることが大事です。
その実力をつける源は、ある程度難しい本を読みこなす力です。
読書さえしっかりできていれば、英語でも数学でも、すぐにできるようになるのです。
(ただし、すぐにはと言っても、2、3ヶ月かかることはあります。)
父母面談で、保護者からの相談としてよく聞くのは、「○○の成績が悪かったが……」というようなことです。
確かに、今の受験では、苦手な科目の点数を上げていくことは大事です。
特に、受験生は、苦手科目の点数を上げることを第一の目標にしなければなりません。
しかし、社会に出るころには、そういうことはどうでもよくなります。
むしろ、個性があること、自分らしい生き方ができること、自分なりの工夫ができること、他人に対する思いやりがあること、人生を真面目に生きようとしていることなどの、点数には出ない特質の方が重要になるのです。
私が、こういうことをここでわざわざ述べるまでもなく、世の中はこれから大きく変わっていきます。
いずれ、今の受験勉強のような評価はなくなります。
しばらくは、今のどうでもいい点数競争に付き合う必要はあるかもしれませんが、親はもっと先を見て、子供の本当の実力を本当の幸福を考えていくといいのだと思います。
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子供が受験生だと、子供以上に親が緊張します。
しかし、親は長い人生経験を生かして、受験の先にあるものを子供に示してあげる必要があります。
子供と一緒に、落ち込んだり、舞い上がったりするのはいいのですが(笑)、その一方で客観的な目で将来を見てい
く必要があります。
子供が低い評価を受けたら、それは相手に人を見る目がなかったと思うことです。
子供自身はまだそういう境地に達していません。
子供は、他人からの低い評価を自分の評価と受け止めてしまいます。
だから、親が、それをカバーしてあげるのです。
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私のお散歩コースは、ほぼ決まっています。
会社を出たら右に曲がって、ひたすらまっすぐ歩きます。電信柱では必ずにおいを嗅ぎます。これは犬の習性らしいので、なぜそんなことをするのかと聞かれても、「そこに電信柱があるから。」と答えるしかありません。
ママによると、五感を働かせることはボケ防止になるそうです。だから、一生懸命においを嗅ぎます。
しばらく行くと、ボーダーコリーに吠えられます。いつもドキッとします。でも、知らん顔してそこだけさっさっと歩きます。なるべく目が合わないようにします。
お花屋さんの手前で右に曲がります。ここは運命の分かれ道です。どうしてかというとお花屋さんを通り越してしまうときは、だいたい美容院行きだからです。だから、いつもお花屋さんの手前まで来るとドキドキして、右に曲がると「セーフ!」と心の中でガッツポーズをします。
お花屋さんの手前で曲がらないときは、断固として歩くことを拒否します。美容院には絶対に行きたくないからです。でも、ママに抱き抱えられて強制的に美容院に連れていかれてしまいます。
右に曲がった後は、角があるごとに右→左→左→右→右→左→左と、ジグザグコースを辿ります。そんな遠回りをしないでまっすぐさっさと帰りたいところですが、それだと運動にならないらしいです。
会社に戻って、足を拭いてもらえば今日のノルマ終了。今日の予定は夕飯を残すのみ。ごはんの時間が来るのをひたすら待つだけです。毎日、こういう平和な日が続くといいなと思います。
あ、そろそろ散歩の時間みたい。しょうがないからのんびり歩いてくるワン♪
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リードが可愛かったです。また何かカメラ目線でした。
ありがとうございます。
いつも、何を考えているのだか(たぶん考えていないが)わからない目線で人を見ています。
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●動画:
https://www.youtube.com/watch?v=1MKT0NVSz90
昨日、youtubeに、言葉の森のオカメインコと文鳥の動画を背景にした広告を載せました(笑)。
動画:
https://youtu.be/M3cAcIHk2XA
最初に載せたのは音楽付きでしたが、音がない方が静かでいいだろうと思い、新しくアップロードしたのは音を消してあります。
この動画で簡潔に述べていることが、言葉の森のオンライン5人クラスの教育の可能性です。
まず、これまでの教育の最大の弱点は、生徒が主人公ではなく先生が主人公になっていることです。
今、それを緩和するために、少人数学級化が進められています。
確かに、40人や50人のクラスよりも、20人や30人のクラスの方が、先生の目が行き届きます。
しかし、言葉の森のこれまでの経験では、5人かせいぜい6人以内のクラスでなければ、生徒が主人公になる授業はできないということです。
例えば、全員に発表する時間を保証するとしたら、1人2分の発表としても、30人のクラスではそれで1時間の授業が終わってしまいます。
だから、普通の学校の授業では、生徒の発表というのはできません。
生徒どうしが発表をして、しかも勉強の時間も確保できる授業をするためには、5人以内のクラスでなければならないのです。
しかし、クラスの人数が少なくて、1人か2人のクラスであった場合は、逆に発表が盛り上がりません。
先生とのマンツーマンの教育がいいと考える人もいるかもしれませんが、家庭教師のような授業の仕方では、かえって子供の学習意欲はわきにくいのです。
それは、生徒が先生に依存してしまうからです。
勉強の基本は、自学自習です。
自学自習の中で、わからないところが出てきたときだけ、先生に聞くというのが最も効率のよい学習法です。
しかし、人数の多い一斉指導型の授業では、生徒は同じことを同じやり方でやることしかできません。
わかる子にはつまらない授業で、わからない子にはわからない授業というのは、こうして生まれます。
オンライン5人クラスの授業であれば、わかる子は先に進み、わからない子はわかるところまで戻って学習ができます。
そして、自学自習であっても、友達が同じように勉強している様子を見ながら勉強できるので、孤独感はありません。
更に、授業の前や後には、読書紹介などの個性を出せる場があります。
この個性発揮の場で、発表力やコミュニケーション力が育ってくるのです。
オンライン5人クラスは、オンラインでなければできません。
国語、算数数学、英語などのメジャーな教科であれば、リアルな教室でも5人程度のクラスは作れるかもしれません。
しかし、学習の進度を分けたり、よりマイナーな教科を始めるとなると、ロングテールを生かせるオンライン教育でなければ、クラス作りはできないのです。
オンライン5人クラスは、教育の新しいプラットフォームです。
このプラットフォームには、さまざまな教科を載せることができます。
そして、オンラインであるがゆえに、そのままグローバルな教育に結びつけることができます。
しかし、オンライン5人クラスは、従来のグローバル教育とは、違う点があります。
これまでのグローバルなオンライン教育は、コストや利便性を基準にしたものでした。
いわゆる、「早い、うまい、安い」という価値観で、オンライン教育のメリットが強調されてきたのです。
その教育が暗黙の前提としているものは、成績を上げて受験に合格することでした。
もちろん、それはそれでいいのです。
しかし、これからの人間に求められてくるものは、単線型の学力ではなく、個性と創造性を生かした多様性のある学力です。
その多様性の中に、「早い、うまい、安い」も含まれるという形です。
多様性の中には、友達とのコミュニケーションのようなより人間的なものも含まれます。
この人間的な多様性は、経済的な合理性とは別の価値観で、これからの社会では重要になってきます。
言葉の森が目指している教育は、思考力、創造力、共感力を育てる教育です。
これは、これまでの作文教育の中でも、個性、知性、感性の教育として追求してきたものです。
今後は、教育全体を視野に、この新しい教育を進めていきたいと思っています。
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オンラインセミナーとか、オンラインホームステイとか、オンラインゼミとか、オンラインサマースクールとか、オンラインばやりですが(笑)、参加者が5名を超えるオンラインの企画は、効果が半減すると思います。
その理由は、参加者が主体的に参加する場面がなく、ただ受け身で受講することになるからです。
夏休みだけの数回の企画なら、それでもいいのですが、継続して取り組むとしたら、やはり本人が意欲的に参加し発表するような面が必要になります。
オンラインの流行がひとめぐりしたあと、次第にそういうことがわかってくると思います。
リアルな教室で参加者どうしが親しくなるというのは、授業の行き帰りの場面がほとんどですが、オンライン5人クラスでは、授業の中で参加者どうしが親しくなる場面があります。
それは、全員が発表をしたり感想を言ったりする時間があるからです。
(ただし、授業の内容によっては実習が中心で、感想を言うところまでいかない場合もありますが。)
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こんにちは。
5年近くも日記をサボっていたら、社長さんに「そろそろ更新したら?」と言われたので、今日から真面目に書くことにしました。
私もあっという間に12歳。まつげに白いものが混じるようになりました。私は童顔だし、自分で言うのもなんだけど、中年太りとは無縁のスリムな体型をしているから、年齢を感じることはほとんどありません。
ただ、この前、階段で足を踏み外して腰を痛めたときは、ちょっとだけ「もう年なのかなあ。」と思いました。でも、その後、社長さんが階段に滑り止めを貼ってくれたのでもう大丈夫。毎日、軽々と上り下りしています。
あのときは、腰が痛いのがバレないように静かに寝ていたんだけど、すぐに気づかれて病院に連れて行かれてしまいました。待合室ではブルブル震えすぎて、みんなの笑い者になるし、まさに泣きっ面に蜂。本当にまいったワン。
私は病院と美容院が大の苦手。この二つさえなければこの世は天国なんだけどなあ。なーんて嫌なことは忘れて、今日もクーラーの効いた部屋でお昼寝しよっと。極楽、極楽♪
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目を覚ましたとき、犬が目の前に寝ていて、寝息を立てているというような場面になると、つくづく天国ってこういうところだろうなあ思います。
先日、裸で昼寝をしていて目を覚ましたら、やはり犬が横に寝ていて、両足にそれぞれ文鳥が1羽ずつとまっていました。
久しぶりにゆめが登場(笑)。
階段の踊り場ですべってころだので、滑り止めを敷いてやったら、その滑り止めを避けて登るようになった。
何、考えてんだか。
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暗唱の方法論を提示し、それを実際の授業として成立させたのは、たぶん言葉の森が日本で初めてです。
暗唱ではなく、音読とか速音読とか言っている人もいますが、そういう人は実際に暗唱というものをやったことがないのだと思います。
なぜなら、音読や速音読というのは、一見やりやすそうに見えますが、まず続かないのです。
それは、張り合いがないからです。
言葉の森の暗唱は、手順どおりやれば誰でもできるようになります。
これには、年齢は関係がありません。
だから、子供が暗唱の練習をするときは、できればお母さんやお父さんも一緒にやって、暗唱のコツを実際に理解してもらうといいのです。
ただし、暗唱に取り組みやすい年齢はあります。
それは、小学2年生のころまでです。
なぜ、小学2年生のころまでかというと、文章を繰り返し音読するという学習方法を抵抗なく受け入れることができるからです。
これが、学年が上がってくると、「文章を覚える」という理屈が先行して、単純に繰り返し音読するということをしにくくなるのです。
そして、「覚える」という姿勢で暗唱の練習をすると、暗唱がかえってできなくなります。
それは、暗唱の途中で、「えーと、次はなんだっけ」と思い出す癖がついてしまうからです。
暗唱は、思い出してやるものではありません。
だから、少しでも思い出そうとするところがあったら、文章を見て音読することを繰り返す必要があります。
「見ないでもできるかどうかやってみよう」というのが、暗唱をできにくくさせるひとつの原因です。
ときどき、「暗唱ってただ覚えるだけでしょ」とか、「暗唱ができてどういう意味があるの」とかいうことを聞く人がいます。
そういう人は、暗唱をしたことがない人です。
暗唱の意義は、これまでにいろいろ書きましたが(
暗唱の記事)、やっていない人には、いくら理屈で説明してもわかりません。
ことわざにあるように、「プリンの味は食べてみなければわからない」のです。
簡単に言うと、暗唱をしていると、元気になります(笑)。
これは、不思議ですが本当です。
気持ちが自然に前向きになるのです。
もうひとつは、覚えることが苦にならなくなるので、教科の勉強も自然にできるようになります。
これは単に、理科や社会や英語のような知識を覚えることが必要な教科だけではありません。
算数数学もそうなのです。
前にも書きましたが、林学博士の本多静六は(
言葉の森の記事)、学生時代、数学で赤点を取り、進学を援助してくれた人に申し訳ないと自殺しようとするところまで思いつめますが、勉強方法を例題の暗唱に切り替えたところ、みるみる成績が上がり、やがて、「おまえは、数学の天才だから勉強しなくていい」とまで言われるようになりました。
暗唱力があれば、勉強的なことは何でもできるようになるのです。
先日、言葉の森の記事のコメント欄に、英語の暗唱が大学入試に役立ったということを書いてくれた人がいます。
「
幼長、小1、小2は最も暗唱の勉強が進む時期――暗唱の記事再掲」
(この記事のコメント欄です。)
暗唱は、言葉の森の方法論どおりやれば誰でもできますが、暗唱をしたことがない人が、子供に教えようとすると、「覚える」という発想でやってしまうので、かえって暗唱ができなくなります。
この夏のオンライン夏期講習の5人クラスでは、暗唱講座を設けました。
しかし、ただ暗唱の練習をするだけでは、5人クラスのよさが出ないので、読書紹介をしたり、暗唱文の中の難しい言葉を調べたりして、発表する時間と対話する時間を取ります。
楽しく暗唱ができる講座にしたいと思います。
ところで、週に1回の暗唱講座で暗唱ができるようになっても、次の週まで家庭で何もしないと、次の週はまた最初から同じ練習をするようになります。
暗唱のコツがわかったら、毎日10分、家庭で暗唱練習をしていくといいのです。
そして、3ページ分の暗唱ができたら、ぜひ暗唱検定(550円)を受けてみてください。
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