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作文に時間がかかる人のための、短時間で作文が書ける四行詩という勉強法 as/4432.html
森川林 2022/02/25 07:06 


●動画:https://youtu.be/u4lSEAHMU28

 作文力の本質は、思考力です。
 その思考力の土台として、語彙力と題材力があります。(題材力とは、個性的な実例を書く力です。)
 作文を書くためには、そこに、構成力と表現力が必要になります。
 小学5年生以上になると、主題力も必要になってきます。(小学校低学年のうちは表記力もあります。)

 文章を書くだけなら、将来は音声入力をそのまま漢字仮名交じり文にして、句読点も段落もある文章に自動的に変換するソフトができるでしょうから、わざわざ長い時間をかける必要はありません。(すでに、一部できています。)
 大事なことは、書くことではなく、書く内容を考えることです。

 しかし、何もせずにただ考えるだけでは、考えは進みません。
 書くことによって、書きながら考えが進むのです。
 短時間で書きながら考えるためには、作文の要素である、構成、題材、表現、主題を盛り込んだ四行詩を書くことです。
 これなら、時間がかからず、密度が濃く、完成度の高い作品が書けます。

 長い作文を書きたいときは、この四行詩を口頭で解説すれば、その音声入力が文章になります。(Googleドキュメントの音声入力機能を使います。)
 この文章に、あとから句読点や段落を入れれば作文として完成です。

 中高生で、時間が取れないために長い作文が書けないときは、四行詩を書いて提出しましょう。
 ひとまとまりの1200字の作文を書くためには、早い人で60分、普通は90分ほどかかります。
 四行詩であれば、同じ内容を15分で書くことができます。
 字数は150字から200字です。

 四行詩の条件は、
四行に収めること(構成)、
たとえや自作名言や笑いを入れること(表現)、
独自の創造的な考えを入れること(主題)、
できれば個性的な体験実例や社会実例を入れること(題材)、
です。

 中学生の生徒向けに、この四行詩作文クラスを開設する予定です。
 15分で書き終えたあとの時間は何をするかというと、共通のテーマについてディスカッションをするのです。
 これで、更に考えが深まります。
 ときどきは、45分で直接手書きで800字以上の作文を書くようにすれば、手書きの力も維持できます。

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まだ作文が書けない子でも、作文の練習ができる。――親子作文という勉強の仕方 as/4431.html
森川林 2022/02/23 13:08 


●動画:https://youtu.be/gwlHF9H4gCw

 まず、親子でお喋りをします。親は、子供と話をしながらメモをとります。
 メモの途中で、子供に表現項目を聞いてもいいです。
 表現項目とは、学年ごとの「名前、数字、会話、たとえ、思ったこと、ダジャレ」などです。
 ただし、勉強のようにやりすぎずに、あくまで楽しいお喋りとしてやってください。

 そのあと、子供はそのときの絵をかき、親は、メモをもとにして作文を書きます。
 子供になったつもりで書くので、字数はせいぜい200字までです。
 ただし、普通の漢字仮名交じり文で、漢字にはルビをふります。
 ルビがふってあれば、自然に漢字も覚えます。

 子供の絵と親の作文のセットが完成したら、他の家族が、コメントを書くこともできます。
 家族ぐるみの親子作文です。
 4週目の作文発表会で、子供はその作文を読みます。
 作文の発表には、子供の絵のほかに、関連する写真や動画などを入れることもできます。

 写真や動画のためには、作文を書く前の準備として、親子で題材作りをしておくといいのです。
 例えば、「今度の土曜日に、お母さんと一緒に玉子焼きを作ろうか」とか、
 「日曜日に、お父さんと一緒にザリガニ釣りに行こうか」というような題材作りです。
 題材が絞られると、作文は書きやすくなります。

 これまでの低学年の作文指導は、ただ書かせて、間違いを直すことが中心になるので、子供がやる気をなくしました。
 親子作文の場合は、子供が自然に作文の書き方を身につけます。漢字の読み方も覚えます。親子の知的な対話の時間があります。
 だから、作文が楽しい勉強だと思うようになります。
 そして、保護者自身も作文の書き方や教え方のコツを学ぶことができます。

 親子作文なら、話ができて、ひらがなが読めれば、幼児から始められます。

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