慶応義塾大学法学部法律学科
慶応義塾大学経済学部B方式
慶応義塾大学商学部B方式
立教大学経営学部国際経営学科総合選抜 R.Y.さん
<担当講師より>
当初より素養が感じられましたが、より一層努力することでわずか数ヶ月で作文がみるみる大学受験レベルまで上達し、本当にすばらしかったです。身についた作文力を今後の学業にも活かしていきましょう。
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兵頭さんの「大学入学共通テスト 現代文が1冊でしっかりわかる本」を、題名にひかれて読んでみました。
中身は、とても真面目な本でした。
共感したのは、作者の兵頭さんが、国語の勉強法として、同じ文章を繰り返し読むことを説いていたことでした。
言葉の森の問題集読書も、1冊の問題集の問題文だけを5回以上繰り返し読むことです。
そう説明すると、多くの人が、「同じものを読むより、新しい文章をたくさん読んだ方がいいのでは」と言います。
また、「問題文を読むより、問題を解く方が大事では」と言う人もいます。
そうではないのです。ただ、同じ文章を繰り返し読むことによって、そこに書かれている語彙が、表面的な理解ではなく、実感を伴った理解になり、より深く読み取れるようになるのです。
精読とは、ゆっくり読むことではなく、繰り返し読むことです。
問題集読書の読み方は、原則として音読です。
原則としてというのは、高校生で勉強の自覚のある人は、黙読でもいいからです。
音読を続けていると、半年ぐらいで、作文に書く文章も変わってきます。
しかし、それだけ、問題集読書による進歩には時間がかかるとも言えるのです。
読解検定の問題の理詰めの分析は、勉強した翌日から成績が上がります。
しかし、その理詰めの分析の土台になっている読む力は、半年という長い時間がかかるのです。
この問題集読書で大事なことは、何しろ毎日続けるということです。
そのためには、しっかり読むことを子供に求めるべきではありません。
どんな読み方でもいいから、時にはふざけて読んだり、早口で読んだり、声色を変えて読んだりしてもいいから、何しろ毎日読み続けることです。
特に、男の子で元気のいい子ほど、ふざけて読みます。
同じ文章の音読は、退屈だからです。
しかし、退屈さを感じることこそ、その子の可能性です。
だから、どんな読み方をしていても、親の一言は、「難しい文章を毎日よく読んでいてえらいね」ということだけでいいのです。
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養老孟司さんは、子供のころ虫が好きで、たくさんつかまえては標本などにしていたから、それを供養するために虫塚を作ったそうだ。
養老さんの話が面白いのは、すべて個性的な発想と体験に基づいているからだ。
個性のある人は、生き残り、個性のない人は社会に埋没する。
個性は、無駄なことや役立たないことに熱中し、やり続ける中で生まれる。
その個性の反対は、役に立つこと、みんなから認められること、効率のよいこと、今の社会の価値観に合っていることだ。
社会の価値観にぴったり合っているということは、今の社会と区別がつかないことだから、せいぜい優劣でしか自分の存在を示せない。
楽しい人生を送るためには、役に立つか立たないかという今の社会の価値観から離れて、自分の好きなことをしようと心がけることだ。
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保護者の方からの質問や相談にすぐに答えられるように、毎週日曜午前8:30から30分程度の保護者会を設けました。
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php
作文のこと、国語のこと、勉強のこと、生活のことなど、何でも自由にご相談ください。
参加される方は、オンラインクラス一覧表の日曜8:30の「保護者会」にチェックを入れて送信してください。
ご質問、ご相談は、その場で口頭で言っていただければ結構ですが、詳しい説明が必要な場合は、「発」と書いてある発表室に投稿しておいてください。
発表室の投稿は、本人限定表示です。
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●動画:
https://youtu.be/7NMBcUZVBQM
今、世の中にあるオンライン教育のほとんどすべては、リアルの授業を映像で配信しているだけのオンライン教育です。
双方向ということをうたってはいても、それは、リアルの双方向を映像化しただけの機能です。
だから、オンライン教育は、リアル教育の劣化コピーと見なされています。
言葉の森のオンライン教育は、リアルのコピーではなく、リアルではできないロングテールのコミュニティ教育です。
このことがわかるのは、たぶん先の見えるごく一部の人だと思います。
新しいオンライン教育の世界は、まだこれから始まるところなのです。
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●動画:
https://youtu.be/ba2ddx_Fe6c
保護者の方から相談があったので、私(森川林)のわかる範囲で、端末の選択について説明します。
ただ、これはあくまでも個人的な話なので、選択するときはほかの人にも聞いて確かめてください。
クロムブックは昔はよかったのですが、その後、ZOOMが英語しか表示されない状態が続くことがわかったため、いまは、おすすめできません。これは、GoogleのZOOMへの対抗策だと思います(笑)。
ただし、ブラウザ版ZOOMを使えば日本語表示もできるようですが。
また、クロムブックはエディタ機能が弱いので、文章入力は、かなりしにくいです。
iPadは、学校などで使っているところも多いようで、子供がiPadを使い慣れているならそれでいいと思います。
しかし、iPadは、ハードディスクの容量がないため、レコーディングなどができません。
また、マックは独自の仕様が多いので、私は個人的には使いにくいと思っています。
本当はウィンドウズのメモリ8GBぐらいのノーパソがいいと思います。値段は、メモリが4GBなら45000円ぐらい、メモリが8GBなら75000円ぐらいします。
中国製は当たり外れがあり、日本語にあまり対応していないものもあります。安いものが多いですが、今はまだおすすめできません。特に、レノボは、苦情を言っている人が身近な人で複数いました。
台湾のASUS製は、値段と品質からはまともだと思います。同じ台湾製のAcerよりも故障が少ないように思います。
日本製はいちばん安心できますが、高いものが多いです。ただし。メルカリなどで中古を安く仕入れる方法もあります。
日本製の新品だとmouseという会社のものがよいように思います。値段も比較的安く、日本製なので設定などで困ることがあまりありません。
外国製は、アメリカ製のものも含めて、日本語の設定をし直すようなことがときどきあります。また、サポートが不十分です。
家族で操作を共有できるといいので、家庭で両親が使っているものに合わせるのがいいですが、子供が使いなれているものがあればそれでもいいと思います。
それからパソコンの進歩は速いので、中古でもいいから、安いものを買って、数年で買い換えるというやり方がいいです。高機能の高額のものは買わないことです。
それから、これは、その後の話ですが、子供が最初に入力するときは、タッチタイピング(ブラインドタッチ)を覚えさせることが大事です。遅くてもいいから、必ず決まった指で決まった文字を打つことです。
練習方法は、子供が、自分の好きな歌を毎日一曲歌いながら、その歌詞をタッチタイピングで入力することです。すぐにできるようになります。
ただ、ばらばらの指で打つことを覚えてしまった子は、たぶん直せません。根性のある子だけが、ばらばら入力からタッチタイピングに直すことができます。しかし、ばらばらでもそれなりに早く打つことはできるようになります。
同じ意味で、ひらがな入力と英字入力も、両方使えるようになるのは、かなり困難です。私も昔、入力方式を変えたことがありましたが、しばらく仕事になりませんでした。
プログラミングの学習などを考えると、最初から英字入力を覚えておく方がいいです。
> パソコン購入についてご相談したくメールさせていただきます。
> 現在、オンラインクラス参加の時は、家族のパソコンを使わせていますが、そろそろ本人用に一台購入を考えています。
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言葉の森では、現在、オンライン少人数クラスの教育に力を入れています。
これからの教育は、詰め込んだ知識で輪切りにする評価から、子供たちの創造力、思考力、共感力を生かす教育に変わっていきます。
この新しい教育の器(プラットフォーム)になるのが、オンライン少人数クラスです。
オンライン少人数クラスは、生徒数を4~5名に限定することで、参加生徒全員が発表し、質問や感想を述べ、先生の個別指導を受けるという対話型のコミュニティ教育を行うことができます。
このオンライン少人数クラスは、現在、参加生徒が増えているために、新しい講師の募集が必要になっています。
オンライン少人数クラスの学習教科は、作文のほかに、国語読解、算数数学、英語、公中受験、創造発表、プログラミングなどがあります。
森林プロジェクトの作文講師資格を取得している方で、このオンライン少人数クラスの担当をしてくださる方を募集しています。
毎週、日曜日の午前8:00から、オンライン講師募集説明会を行います。
直近の日程は、2月27日(日)8:00、3月6日(日)8:00ですが、それ以降も、毎週日曜日に、説明会を開催します。
この説明会では、質問もお受けします。
参加される方は、個別れんらく板から、又は、お電話でご連絡ください。
https://www.mori7.com/teraon/hkei.php
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●動画:
https://youtu.be/u4lSEAHMU28
作文力の本質は、思考力です。
その思考力の土台として、語彙力と題材力があります。(題材力とは、個性的な実例を書く力です。)
作文を書くためには、そこに、構成力と表現力が必要になります。
小学5年生以上になると、主題力も必要になってきます。(小学校低学年のうちは表記力もあります。)
文章を書くだけなら、将来は音声入力をそのまま漢字仮名交じり文にして、句読点も段落もある文章に自動的に変換するソフトができるでしょうから、わざわざ長い時間をかける必要はありません。(すでに、一部できています。)
大事なことは、書くことではなく、書く内容を考えることです。
しかし、何もせずにただ考えるだけでは、考えは進みません。
書くことによって、書きながら考えが進むのです。
短時間で書きながら考えるためには、作文の要素である、構成、題材、表現、主題を盛り込んだ四行詩を書くことです。
これなら、時間がかからず、密度が濃く、完成度の高い作品が書けます。
長い作文を書きたいときは、この四行詩を口頭で解説すれば、その音声入力が文章になります。(Googleドキュメントの音声入力機能を使います。)
この文章に、あとから句読点や段落を入れれば作文として完成です。
中高生で、時間が取れないために長い作文が書けないときは、四行詩を書いて提出しましょう。
ひとまとまりの1200字の作文を書くためには、早い人で60分、普通は90分ほどかかります。
四行詩であれば、同じ内容を15分で書くことができます。
字数は150字から200字です。
四行詩の条件は、
四行に収めること(構成)、
たとえや自作名言や笑いを入れること(表現)、
独自の創造的な考えを入れること(主題)、
できれば個性的な体験実例や社会実例を入れること(題材)、
です。
中学生の生徒向けに、この四行詩作文クラスを開設する予定です。
15分で書き終えたあとの時間は何をするかというと、共通のテーマについてディスカッションをするのです。
これで、更に考えが深まります。
ときどきは、45分で直接手書きで800字以上の作文を書くようにすれば、手書きの力も維持できます。
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