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記事 4479番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
小学校低学年の読書力が本当の学力――小学1年生の読書は自分で読ませるよりも読み聞かせを as/4479.html
森川林 2022/06/13 21:07 


●動画:https://youtu.be/HHJqHvbrDKY

 子供が小学1年生になると、「もう自分で本を読みなさい」と、読書の自立を求めてしまうお母さんが多いと思います。
 すると、子供は、絵本のような本とか、絵だけであらすじがわかり、文章を読む必要のない本を読むようになります。

 小学校低学年の学力の基本は、日本語を読みこなす力、読書力です。計算ができるとか、漢字が書けるとか、英語ができるとかいったことは、学力とはほとんど全く関係がありません。
 日本語の文章を読む力が、低学年の子の学力のほぼすべてなのです。

 だから、小学1、2年生の子の読書の中心は、引き続きお母さんの読み聞かせです。

 子供たちが好きな本は、易しい本ではありません。面白い本です。
 易しい絵本をつまらなそうに自分で読むよりも、お母さんが読み聞かせをしてくれる知的な本の方がずっと読書の楽しさを感じるようになります。

 上の写真は、子供たちに人気のある「わけあって絶滅しました」を、あるひとりの子が紹介している画面です。
 小学1年生の子にも、こういう本をお母さんが読み聞かせをしてあげればいいのです。

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森川林 20220613  
 学力の本質は、日本語を読む力です。
 漢字とか計算とか英語とかいうのは、すべて表面的な知識です。
 あとからいくらでも間に合います。
 しかし、子供が1年生のころは、子供自身も親もそういうことがよくわからず、表面的な知識の先取りの方に目を奪われてしまいがちです。
 子供時代の勉強で最も大事なのは、本を読む楽しさを身につけることなのです。


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言葉の森の那須サマーキャンプ2022 as/4478.html
森川林 2022/06/10 10:27 
●動画:https://youtu.be/3-ykEVWS-AM


 朝は、読書、感想文、国語、算数数学、英語、暗唱、ディスカッション。午後は、自然遊び、自由時間。
言葉の森の 那須サマーキャンプ
那須高原 7月23日~8月11日。日程自由。1泊16,500円。

サマーキャンプで、オンラインクラスの友達とゆっくり話をしよう。那須高原で過ごす、自然の中の同窓会。対象学年は小1~中3。

 オンラインクラスで、読書紹介などを通して知り合った友達と、サマーキャンプで会うことができます。また、自然の中の宿泊交流で、新しい出会いと発見があります。
 那須のサマーキャンプは、言葉の森の勉強友達の同窓会です。卒業した人も、お父さん、お母さんも、自由に遊びに来てください。

午前中は、たっぷり読書、作文、感想文、国語、算数数学、英語、暗唱、ディスカッションなどを自由に選択。

 朝6時に起床したあと、午前中は、読書、感想文、国語、算数数学、英語、暗唱、ディスカッションなどを自由に選んで勉強をします。感想文は、小学3年生以上、3日間で1200字の感想文を仕上げます。ディスカッションは、小学校高学年と中学生の選択課題で、人生や社会の問題についてテーマを決めて話し合います。

午後は自然の中で川遊び、虫とり、スイカ割り、バーベキュー。雨が降ったら近くのプールで水遊び、室内ゲーム。

 午後は、車で近くの河原に出かけます。川遊びをしたり、虫とりをしたり、スイカ割りをしたり、きれいな石を拾ったり、バーベキューをしたり、自由時間をたっぷり楽しんでください。
 雨が降ったら、合宿所の近くの屋内プールで遊んだり、博物館を見学したり、合宿所の中で室内ゲームをしたりします。

 
夜はフリータイム。各部屋にある複数のパソコンのZOOMで、いつでもそれぞれの家庭につながります。


イメージ画像
 遊びから帰ったあとの夕方は、食事のあと、自由時間。広い食堂でみんなと遊んだり、自分の部屋に行って遊んだりできます。
 それぞれの部屋に、ZOOMがつながるパソコンが置いてあるので、いつでも自宅にいる家族と話ができます。もし、夜さびしくなったら、ZOOMをつけて、家にいるお母さんと話をしてください。

那須合宿所は、那須のメイン通りの近く。家族で参加しても泊まれるところ、遊べるところがたくさんあります。

 那須合宿所は、那須のメイン通りの近くにあります。車で数分から15分のところに、サファリパーク、南ヶ丘牧場、お菓子の城、ペニーレイン(パン屋さん)、温泉(ゆぜん)神社、鹿の湯温泉、二宮金次郎の像などがあり、宿泊所も多数あります。宿泊には、合宿所から歩いてすぐのところにある「ペンションいちごミルク」がおすすめです。(電話 0287-76-1299)

南ヶ丘牧場

夜は、保護者交流会。子供たちは部屋で就寝、大人の人だけで子供のこと、教育のことなどいろいろな話をします。


イメージ画像
 子供たちは、夜20時に就寝します。大人の人は、食堂で交流会を行います。学校のこと、勉強のこと、遊びのことなど自由に話をします。小さいお子様も、一緒に参加して結構です。
 合宿に参加していない保護者の方も、交流会に参加できますので、ご希望のある方はご連絡ください(交流会費のみ)。

詳細は、サマーキャンプのしおりをごらんください。参加お申し込みは、サマーキャンプ送信フォームから、又は、お電話で。

 7月23日~8月11日。日程自由。1泊16,500円。対象学年は小1~中3、保護者も参加できます。集合解散は那須塩原駅。マイカー利用可。土曜日と最終日は、東京駅で集合解散。1日の定員10名程度。
 詳細は、https://www.mori7.com/stg/
 お問い合わせは、電話 0120-22-3987(平日9:00~19:30)

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森川林 20220612  
 那須のサマーキャンプは、オンライン4人クラスの勉強で知り合った子供たちが、自然の中で交流する企画です。
 すでに卒業した人も遊びに来られるので、同窓会のようなつもりで参加してください。

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記事 4477番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
読解検定の受検の仕方、国語読解クラスの勉強の仕方 as/4477.html
森川林 2022/06/09 09:48 


●動画:https://youtu.be/K-Dx_s8Db3U

■読解検定の日程

 毎月4週目の土曜、日曜の18:00~18:45に読解検定があります。
 読解検定の会場は、ZOOM会場です。マイクはオフで、カメラはオンでご参加ください。(会場中庭:https://zoom.us/j/156334327
 読解検定の当日に、会場に参加して解答を送信していただきますが、当日の参加が難しい場合は、毎月22日~28日の間に、解答送信フォームから送信していただくことができます。
 28日以降は、解答が送信ができませんのでご注意ください。

■読解検定の学年

 読解検定の対象学年は、小学1年生~高校3年生です。
 学年は、自分で選ぶこともできます。問題が難しいと思われる場合は、下の学年を受検してください。
 上の学年を受検することもできますが、上の学年を受検したことを忘れて翌年に同じ学年を受けてしまうことがありますので、上の学年はできるだけ受けないようにしてください。
 保護者の方も、自由に学年を選んで受検することができます。

■読解検定の申込みフォーム

 言葉の森のホームページに、「読検○月 □月」というリンクがあります。
 毎月15日までに受検を申し込まれた場合は、その月の問題と解答用紙が郵送されます(国内の生徒)。
 15日を過ぎて申し込まれた場合は、ご家庭で問題を印刷してご参加ください。
 海外から受検される方も、問題はご家庭で印刷してご参加ください。
▽読解検定長文リスト1
https://www.mori7.com/dokken/
 上記の縦書きの表示がうまく印刷されない場合は、横書き表示の「リスト2」をご利用ください。
https://www.mori7.com/dokken/index2.php

■読解検定の料金

 読解検定の受検料は、550円です。
 国語読解クラスに参加されている生徒は、330円です。
 翌月の受講料と合わせて引き落としをさせていただきます。
 言葉の森の生徒でない方は、受検料を受検当日までに下記の口座にお振込みください。その際、お子様のお名前と生徒コードを明記してください。
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森

■読解検定の結果

 読解検定を受けられた方には、結果を郵送します。海外の方には、結果をメールでお知らせします。
 検定結果は、ウェブで見ることができます。
 「検索の坂」の左側に「読検 2022/○/○」というリンクがあります。ここで、ご自分の検定結果とこれまでの点数を推移を見ることができます。
▽検索の坂
https://www.mori7.com/kennsaku/

■全員のランキング

 読解検定のランキングのページに、得点の高い人を表示しています。
 ランキングのページに載ることを目標にがんばってください。
▽ランキングのページ
https://www.mori7.com/as/4463.html

■国語読解クラスの生徒の読検特別受検

 国語読解クラスの生徒で、読解検定を申し込まれなかった場合は、オンラインクラス一覧表の「国語読解クラスのタイトル」→「読解検定長文と問題」のリンクから、該当する学年の問題をごらんください。
▽国語読解クラス用の学年別問題リスト
https://www.mori7.com/dokken/index.php?from=morion
 該当する学年の問題をクリックすると、問題文が表示され、そのページの左上に「読解検定確認フォーム」があります。ここから解答を送信してください。(送信できるのは、国語読解クラスの生徒だけです。)
 この場合、結果の郵送はありません。

■国語読解クラスの学習方法

 国語読解クラスの生徒の学習の仕方は次のとおりです。

1)問題集読書を毎日続けてください。
 問題集の問題文を毎日2~5ページ音読します。問題を得く必要はありません。
 1冊の問題集を最後まで読み終えたら、最初のページに戻り2回目を読みます。このゆにして、1冊の問題集を5回以上読んでください。
 保護者の方が、お子様の問題集読書の音読を聞くときは、注意などはせずにただ褒めるだけにしてください。
 問題集読書は、すらすら読めることが目標です。語句の意味などを調べる必要はありませんが、お子様が聞かれたときは保護者の方が教えてあげてください。
 問題集が難しい場合は、下の学年の問題集に、易しい場合は上の学年の問題集に切り替えて取り組んでください。

2)問題集は、教材注文フォームから注文してください。
 国語の問題集は、教材注文フォームから注文することができます。
▽教材注文フォーム
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php

3)授業のある日に学習するページを「学習の記録」に記録しておいてください。
 国語読解クラスの授業のある日には、その日にどのページを学習するかわかるように、「学習の記録」に学習医の開始ページを入れておいてください。
 担当の先生は、その生徒が前回までに読んだ箇所について、質問をします。

4)読解検定の解説を発表室にアップロードしてください。
 ご自分の学年、又は、受検した学年の読解検定の解説を発表室にアップロードして、説明できるようにしておいてください。
 毎月1週目の国語読解クラスでは、前月の読解検定の問1と問2の解説を、2週目は前月の問3と問4の解説を、3週目は前月の問5と問6の解説を、4週目は前月の問7と問8の解説をしてください。
 お子様が自分で解説できない場合は、保護者の方が協力してあげてください。


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小学校1、2年生から始める作文――毎週作文を書くことが習慣になると作文の勉強が長続きする as/4476.html
森川林 2022/06/07 05:34 


●動画:https://youtu.be/HRHjk7KuxUk

 将来の入試の中心は、作文と面接になります。なぜなら、それがその生徒の個性と思考力、つまり将来の可能性を予測させる最も確実な指標になるからです。

 ただし、今はまだこういう作文や面接の試験は主流ではありません。それは、評価に時間と人員が必要だからです。
 しかし、近い将来、森リンのような文章の自動採点が普及するようになれば、時間と人員の問題は一挙に解決します。今でも、例えば、ある生徒に異なるテーマで3本、1200字の作文を書いてもらえば、その生徒の個性と思考力はほぼ正確にわかります。これは、ペーパーテストよりも確実な評価方法です。

 言葉の森の「森リンベスト」のページに、2022年と2021年の森リン点ベスト50の作品が載っています。森リンで90点以上を取っている生徒はほとんどが高校生ですが、中には中学生の生徒もいます。
 これらの生徒のほとんどは、小学生のときから作文の勉強を始めています。早い生徒は、小学1年生や2年生のときから作文を書いています。

 小学校1、2年生のころといえば、まだ作文は字数も少なく、たどたどしいことしか書けないのが普通です。
 しかし、この時期に毎週作文を書く習慣がつくと、文章を書くということが日常生活の一部になっていくのです。

 作文を書くということは、小学校高学年以上の生徒にとっては、精神的にかなり負担の多いものです。1200字の作文を書くのにかかる時間は、60分から90分ですが、毎週そういう時間を確保することも大変です。そして、作文は、他の勉強に比べると、書き出すときに大きな精神的エネルギーが必要です。よく作文や感想文の宿題が後回しになることが多いのは、そういう事情もあるからです。

 この負担の大きい作文の勉強を、小学校高学年、中学生、高校生と続けていけるのは、低学年からの作文を書く習慣があるからということが多いのです。

 小学校低学年から作文の勉強を始めるのには、もうひとつ大きな利点があります。それは、作文を通して親子の知的な対話が日常化することです。
 例えば、子供の書く作文に合わせて、両親が似た体験を話してあげることができます。小学校高学年になると、作文の課題も説明文の感想文が中心になります。そのときに、親子で作文の課題に関して話をする習慣があると、子供の思考力や語彙力が著しく伸びます。

 ところで、小学1年生の時期に作文を上手に書ける子は限られています。小学校受験などで作文の勉強をしてきた子以外は、作文はまだほとんど書けないのが普通です。
 しかし、この時期に作文を書く最良の勉強法があるのです。それが親子作文です。

 作文を書く力は、作文力として独自にあるのではありません。作文を書く力のかなりの部分は、文章を読む力に支えられています。だから、まだ本を読む量が少ないうちは、正しい表記自体ができないのが普通です。
 例えば、小学1年生の子に、「わとはを区別する」とか、「句読点をつける」とか、「会話にカギカッコつける」とかいうことを教えるには、普通かなり長い時間がかかります。それは、日常会話の中には、「わとはの区別」や「句読点」や「カギカッコ」などは出てこないからです。それらは、読書を通して身につくものなので、読書量の少ないうちは、理屈で説明してもなかなか身につかないのです。

 そういう低学年のうちに、どう作文の勉強をするかというと、それは、子供との対話をお母さん、またはお父さんが作文に書くことによってです。
 子供は、自分の話したことが、作文という形になることを知ります。そして、それを読んで発表するうちに、読書よりも密度濃く、作文の書き方を自然に身につけるようになります。
 やがて、子供が、自分でも1行か2行の文章を書くようになります。子供は、人にやってもらうよりも、自分でやってみる方がもともと好きだからです。そのようにして、次第に、子供が自分の力だけで作文を書くようになるのです。

 低学年の作文の目標は、正しく書くことと楽しく書くことです。しかし、正しく書くことを理屈で説明して子供の作文を直すような指導が中心になっては、子供は作文の勉強を面白いとは思いません。直すことがほとんどない状態で、正しい書き方を身に着けていくことが大事なのです。

 また、お母さんやお父さんが作文を書いている様子を見ていると、子供はそれを真似したいと思うようになります。低学年の時期は、模倣の時期なので、お母さんやお父さんが楽しそうに書いていれば、自分もそういうことをやってみたいと思うのです。

 この低学年の時期の作文体験が、その後の作文の勉強の土台になります。だから、作文は、子供が普通に文章を書ける小学校中学年や高学年になってからよりも、まだ十分に書けない低学年のころから始めていくのがいいのです。

 言葉の森では、小学1年生、2年生向けの親子作文クラス、作文クラスの体験学習を受け付けています。
 最初のうちは、親子作文クラスに参加していても、子供が自分で書く量が増えてくれば、そのまま作文クラスの指導に移行します。逆に作文クラスに参加していても、子供が自分で書くことにまだ負担を感じるようでしたら、親子作文として勉強を続けていくことができます。
 だれでも楽しく始められる低学年からの作文クラスにぜひご参加ください。

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記事 4475番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
小4から始める英語の暗唱学習 as/4475.html
森川林 2022/06/06 21:48 


https://youtu.be/I4hK4pKvHuY

 英語ができるのに越したことはありませんが、同時に、英語学習に伴う問題もいくつかあります。

 第一は、今後、世界の中心になる言語は、英語と中国語になるということです。英語の勉強と同じように、新たに中国語も勉強しなければならないとすると、その負担はかなり大きいものになります。

 第二は、しかし、今後の量子コンピュータと深層学習の発達によって、近い将来、日常生活で簡単に利用できる自動翻訳機能が登場するということです。すると、長い時間をかけて外国語を学習する必要はほとんどなくなります。

 第三に、まだあまり認識されていない大きな問題として、日本人が幼児期に英語の学習をしすぎると、肝心の日本語の習得が阻害される可能性があるということです。
 角田忠信氏によると、日本人が、日本語の母音言語を習得する時期は小1から小3と言われています。この時期には、日本語をたっぷり身につけることが大事で、逆にこの時期に日本語以外の子音言語を身につけようとすると、日本語という母語が安定しなくなるのです。しかし、こういうきわめて大事なことが、ごく一部に人にしか知られていません。

 さて、英語の学習の否定的な面を述べましたが、実際に、現在の入試では英語はきわめて大きなウェイトを占めています。
 それは、英語の成績がかけた勉強時間に比例する面があるので、英語の学力を見ると、その生徒が真面目に勉強していたかどうかがわかるからです。

 今の英語の入試を見ると、単純に帰国子女の子の方が高得点を取れる仕組になっています。それが、今後のその生徒の学力にどう関係するのかまだは考えられていません。
 だから、幼児期から早めに英語の学習をさせようとする傾向が生まれるのです。

 では、英語の勉強はどうしたらいいかというと、それは次のとおりです。
1.まず日本語をしっかり習得することが第一です。特に小3までは、学習の中心は日本語です。
2.英語を学習する時期は、小4からです。小4は日本語の習得が完了し、かつ英語の音声を身につけられる時期だからです。
3.小4からの英語学習の基本は、英文の暗唱です。それは、最も能率のよいトータルな英語学習になるからです。
4.英文の暗唱力の基礎の上に、中学生になってから文法的なことも含めて学べば短期間で英語の学力が身につきます。

 言葉の森の英語クラスは、小3から受け付けていますが、始めるのにいちばんいい時期は小4からです。
 英語クラスの体験学習を希望される方は、言葉の森までお問い合わせください。


▽参考図書
英会話・ぜったい・音読 【入門編】英語の基礎回路を作る本」(国弘 正雄)

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記事 4474番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
中学生から始めるプログラミング学習 as/4474.html
森川林 2022/06/03 10:46 


https://youtu.be/czY7zNZDk1I

 小学校におけるプログラミング学習の必修化は、2020年から始まりました。このころ、小学3年生だった人は、学校で自然にスクラッチなどを学ぶことが多かったと思います。
 小学校低中学年のころから、パソコンをいじってプログラミング的なことをしていると、プログラミング学習というものについての抵抗がなくなります。プログラミングは、独学でも進めていけるものですから、この世代の子供たちから、今後、プログラミングの得意な子が次々と生まれてくると思います。

 しかし、このころ、小学校高学年だった人は、受験勉強などもあり、プログラミング学習にあまり時間を割くことはできなかったはずです。そして、そのまま中学生になった人が多かったと思います。
 中学校におけるプログラミング学習の必修化は、2021年から始まりました。しかし、技術家庭の一分野としてやるのですから、プログラミングをじっくり楽しむようなことはできていないと思います。

 小学生の弟や妹ぐらいの年齢の子は、プログラミングを楽しんでいる。同じ中学生でも、プログラミング部などで楽しんでいる人もいる。しかし、自分はどこからプログラミング学習に取り組んでいいのかわからない。おもしろそうだとは思うが、今からやってもみんなの後追いになるだけだ、というような感覚を持っている中学生は多いと思います。

 プログラミングというよりも、コンピュータとネットワークのテクノロジーは、これからひとつの大きな学問分野になります。プログラミングの技術が、自分の生活や仕事に活用できるという面ももちろんありますが、それ以上に、このプログラミングをめぐる学問分野の先端の情報を知っておくことが、これからのビジネスには欠かせなくなるのです。
 ところが、プログラミングの学習には、それなりの時間が取られるので、社会人になり必要になってから学び直すということはまずできません。学生時代のうちに、ある程度までプログラミングを楽しむというところまで進んでおく必要があります。

 プログラミング学習の教材は、ここ数年、毎年のように使いやすくなっています。言葉の森が、今のプログラミングクラスで使っている教材の多くも、それらの教材だけで独学で進めていけるものがほとんどです。
 しかし、独学では、つまずいたときの対応や、新しい分野への切り替えなどはなかなかできません。また、一緒に勉強したり、発表し合ったりする友達がいることで、より意欲的に取り組めるようになります。

 中学生は、国数英理社などの教科の勉強に追われる時間が長いので、新しい勉強に取り組む時間はなかなか取りにくいと思いますが、しかし、敢えて中学生の時期に、プログラミング学習に、少なくとも1年間は取り組んでいくといいのです。そして、プログラミングでどういうことができるかがわかれば、今後の世の中の方向も感じ取れるようになります。

 プログラミング学習に関心を持った方は、言葉の森のプログラミングクラスの無料体験学習にご参加ください。
 全くの初心者でも、すぐに楽しく勉強できるようになります。
 そして、たぶん普通の勉強よりもずっと面白いと思います。それは、勉強に個性と創造性が生かせるからです。

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オンライン少人数クラスの教育を、今後の教育改革の柱に as/4473.html
森川林 2022/06/02 09:27 


●動画:https://youtu.be/HwAgwQtTVyw

 今の学校教育のいちばんの弱点は、学力も生活環境も異なる子供たちを、30人から40人まとめて一斉に教えていることです。
 この学校教育のスタイルは、昔からある普遍的なもののように思われていますが、インターネットがなく、人々がある程度集まっている環境がある中でこそ生まれた歴史的なものです。この歴史的な教育環境を一挙に変えることはできません。
 そこで、今の学校教育の形を残したまま、その中でオンライン4人クラスの教育を生徒ごとの学力、興味、関心に応じて行うことが考えられるのです。

 学校教育の30~40人の学級の中で、オンライン4人クラスの教育を個別に行うとなると、日本の国全体で考えて、学校の中で教える先生のほかに、オンライン4人クラスで教える先生が必要になります。これまで1人の先生が同じ40人の生徒を教えていたとすれば、これからは1人の先生がさまざまな4人の生徒を教えるのですから、先生の人数は10倍になります。すると、人件費も10倍になります。
 しかし、この学習法によって子供たちの平均的な学力が上がり、その結果、創造力が上がり、その結果日本の生産力が上がれば、それで十分お釣りが来るのです。

 特に重要なのは、創造力です。
 国力とは、資源量でも、軍事力でも、資金力でもありません。その国がどれだけ新しいものを創造する力を持っているかということです。あらゆる価値の源泉は、創造の価値です。
 創造のわかりやすい例は、太陽が不断にエネルギーを生み出す仕組みを創造したことですし、植物が光合成という仕組みを創造したことですし、人間が言葉や火の利用を創造したことです。これらの大きな創造の下に、私たちを豊かにした日常的な小さな創造が限りなく生まれたのです。
 ところで、今ある植物は、光合成という創造をコピーして世界を豊かにしているのであって、新しい何かを創造しているのではありません。創造とは、単に出力が入力より大きいことではなく、出力が入力より大きい仕組みを作ることです。

 この創造力を育てることが、これからの日本のいちばんの目標であって、そのための教育予算の10倍などは、取るに足りない投資です。

 これまでの教育は、主に競争の教育でした。しかし、これからの教育は、創造の教育になる必要があります。

 先日、YouTubeでたまたま「The Lord of the Rings」という映画の一部を見ました。映画の主題とは関係ないかもしれませんが、この動画の中では、武器を持ち鎧をつけた数万の兵士たちが、ドラゴンや巨人などの力を借りて相互に戦い合います。

 このときに、ふと思ったのは、この人たちを養う食事はどうなっているのだろうということでした。たぶん、互いに自分たちで食糧の生産をするよりも、相手から奪い取った方が利益が多いと思うから、こういう戦いが行われているのです。

 誰もが貧しかったころは、戦争や競争はありませんでした。しかし、格差が生まれ、一部の地域が他の地域よりも豊かになり、豊かさの大きな差が生まれたときに、生産よりも戦争の方が利益になるという考え方が生まれたのです。

 しかし、人類は、これから誰もが豊かになる時代に移っていきます。少なくとも、生産よりも戦争の方が利益が多くなるという時代は終わりつつあります。
 今、私たちが、競争ということに関心を持つのは、この人類全体の歴史的な背景から来ています。だから、一歩先が見える人や子供たちは、競争ということにあまり魅力を感じなくなってきているのです。

 今の教育は、主として競争という価値観に立脚しているために、かなり無駄なことに時間を費やしています。教育の中で子供たちの人生にとって本当に大事なことを教えるというよりも、今後の競争で点数の差が付きやすい場所を勝ち抜くために教える内容が組み立てられています。子供たちに大事なことを教えるのではなく、間違えやすい場所で他人に勝つために学習内容が教えられています。だから、勉強は必要以上に難しい時間のかかるものになっているのです。

 もちろん、その子供にとって関心のあることであれば、難しくても時間がかかってもいいのです。しかし、今は、外側からの強制で、あまり意味のない難しいことを勉強せざるを得ない状態が作られています。

 この勉強時間を、子供たちの興味や関心に応じた創造の時間に作り変えていく必要があります。そして、従来の勉強が、その創造の勉強の土台作りとして行われるようになれば、勉強はもっと短時間で済む、しかし面白く意味あるものになります。

 この創造を中心とした教育のプラットフォームになるのが、少人数の対話のある、しかも個性や学力に応じて自由に離合集散のできる柔軟性を持ったオンラインの4人クラスの教育です。創造教育は、全員参加の少人数の教育の中でこそ可能になるからです。

 これからの日本に必要なのは、こういう大きなビジョンです。
 今、いくつかの政党が選挙演説している内容を時どきYouTubeで見ることがありますが、これらの演説の根底に流れているものも、やはり長期的なビジョンでなければなりません。
 今後の世界は、大きく変わります。大事なことは、目先の得失に流されず、大きな目で未来を見ていくことです。
 今後の教育改革のモデルとして、言葉の森は、オンライン4人クラスの教育を進めていきたいと思っています。

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学童クラブにおけるオンライン少人数クラスの教育 as/4472.html
森川林 2022/06/01 07:48 


●動画:https://youtu.be/wW8R3OmFboA

 学童クラブにおけるオンライン少人数クラスの教育の仕組みは、かなりシンプルです。
 まず、学童クラブの中に、パソコンとヘッドセットを1台又は数台置いたブースを作ります。ヘッドセットを使うのは、外部の雑音を防ぐためです。
 そして、ある生徒は、その学年に応じたオンライン4人クラスに参加します。他の生徒も、それぞれの学年やそれぞれの進度に対応したオンライン4人クラスに参加します。45分間の授業の中で、同学年同進度の生徒と読書紹介や作文発表をしながら作文を書きます。書いた作文は、スマホ撮影、又はデジカメ撮影、又はスキャナで画像を読み込みウェブにアップロードします。書いた作文や先生の講評は、自宅でも見ることができます。

 この学童クラブ内のオンライン学習の利点は、少人数クラスの個別指導が、学童クラブの指導員の手をわずらわせずにできることです。しかも、単なる個別指導ではなく、オンライン4人クラスの指導ですから、子供たちがそのオンライン学習の中で友達と交流しながら楽しく勉強できるという利点があります。また、授業に参加できなかった日は、他の曜日や時間のクラスに振替出席することもできます。

 オンライン教育は、よく対面教育と比較されることがあります。しかし、オンライン4人クラスは、オンラインの対面教育です。そして、オンラインですから、同学年、同進度、同趣味の生徒とのクラス分けも、随時できます。

 オンラインは中国語で在線的と言うようです。遠くにいる人と人が線でつながっているというイメージです。しかし、今のネット環境は、線でつながるというよりも、面でつながっているというイメージです。オンライン4人クラスの教育は、4人の個性ある生徒が面でつながっているということで、四人のオンライン対面教育と呼んでもいいと思います。

 ところで、オンライン教育は、低学年の生徒には向かないと言われています。しかし、個別対応ができる少人数のオンラインクラスであれば、幼児や小学1年生の生徒でも十分に対応できます。現に、言葉の森の基礎学力クラスや親子作文クラスは、幼長や小1の子が、毎週にぎやかに参加しています。
 このオンライン4人クラスの教育を、学童クラブでも利用できるようにすることを考えています。

 厚生労働省の2021年のデータによれば、全国の学童クラブは、約27,000か所、登録児童数は小1が約42万人、小2が約38人、小3が約29万人、小4が約15万人、小5が約7万人、小6が約4万人です。
 これらの子供たちが、放課後から夕方の時間を、単なる宿題やプリントをこなすような味気ない勉強ではなく、友達と対話しながら思考力と表現力を伸ばす勉強をすることができれば、時間の使い方はかなり有意義なものになります。

 リアルな通学教室でオンライン学習をするというのは、形の上ではブレンディッドラーニングに似ていますが、その方向はかなり違います。
 ブレンディッドラーニングは、例えば、現在の学校でも、生徒をそれぞれの習熟度に応じてスタディサプリなどで教える形で取り入れているところがあります。1人の先生が、一斉指導で数十人の生徒に同じことを教えるのに比べれば、このようなブレンディッドラーニングはかなり効果的です。
 しかし、この学習法をつきつめれば、そもそもブレンディッドである必要はなく、生徒は自宅でオンラインの動画教育を見ていればいいことになります。しかし、自分にとってどの動画を優先して見たらいいのか、どういう進度で進めばいいのかという個別的なことを教えてくれる人はいません。通学教室にいる先生でも、一人ひとりの生徒にそういうアドバイスはできません。
 だから、ブレンディッドラーニングは、単なる集団一斉指導よりも優れている面はあるにしても、リアルにおいてもオンラインにおいても、どちらもまだ不十分な学習になっています。
 オンライン教育は、オンラインの中で完結できる対面教育である必要があるのです。しかも、その対面教育の中に、友達との交流があることも、ある意味で必須です。それは、子供は友達の中で成長するからです。

 学童クラブ内でのオンライン4人クラスの学習は、パソコンとヘッドセットがあればすぐにできることですから、今後、言葉の森の作文学習を、学童クラブにも広げていきたいと思います。

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