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公中検模試11月の受付開始――締切は10月15日(土) as/4545.html
森川林 2022/10/10 08:30 


 公中検模試11月の受付を行っています。
 締切は、10月15日(土)です。
 対象学年は、小5、小6です。
 下記のページからお申込みください。
 ▽
 https://www.mori7.com/gakute/

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総合学力クラスの勉強(4)――算数の勉強の仕方 as/4544.html
森川林 2022/10/06 10:57 


https://youtu.be/lI4q1DNa9GE

 算数の勉強は、小4までは難しいところはほとんどありません。
 しかし、今の公立学校のほとんどは、教育力を失っています。

 学校に通っているだけでは、わからないところが出てきたとき、子供が自力で克服することはできません。
 その小さなわからないところが積み重なって、算数に苦手意識が出てくると、その苦手意識は学年が上がるほど大きくなってきます。

 算数数学は、どんなに難しい問題に見えても、結局は答えのある勉強なので、数ヶ月集中して勉強に取り組めば、苦手な子でも得意になるところまで進めます。
 しかし、苦手意識があると、その集中的な勉強をあきらめてしまう子も多いので、小学校低中学年の、まだ難しいところがない時期に、算数が苦手にならないように、そしてできれば得意意識が持てるようにしておくといいのです。

 算数の勉強の基本は、1冊の問題集を完璧に仕上げることです。
 そのためには、できなかった問題にチェックをつけておき、1冊の問題集を最後まで解き終えたら、できなかった問題だけをもう一度解き直すようにすることです。
 この解き直す回数は、難しい問題のときは、4回や5回になることもあります。
 しかし、繰り返し解き直せば、誰でも算数はできるようになります。

 学校や塾の勉強が能率が悪いのは、全員に一律の問題を出し、解ける問題も解かせるようなことがあるとともに、解けなかった問題も解かせ直す機会がないないからです。

 算数の勉強の基本は、学校や塾の授業ではなく、家庭での自主学習です。
 今の市販の問題集は、解法が詳しく書かれているものが多いので、できなかった問題を解き直す場合、その解法を理解するようにしていけばいいのです。
 親が子供に教える場合も、親が理解している方法で教えるのではなく、解法に書いてあるとおりに教えるようすることが大事なコツです。

 総合学力クラスでは、ウィンパス算数の小1~小4を使っていますが、この問題集は標準的な問題集なので、算数の得意な子にはものたりない場合があります。
 そのときは、学年を先取りして勉強をしていくか、別の問題集を利用するようにするといいと思います。

 小学1年生から3年生向けには、市販の「算数ラボ」「算数ラボ2」などが、考える問題が多いので面白いです。
 小学4年生では、「中学受験新演習小4上下」の例題と基本問題を解くようにするといいと思います。

 計算表という教材がありますが、これは百ます計算と同じような使い方をします。
 時間を測って、単純な足し算や掛け算がどのくらいの時間でできたか記録をしておくと勉強の励みになります。
 掛け算の19×19までの九九は、暗唱力のある子なら全部覚えられます。

 インドで算数の得意な人が多いのは、19×19までの九九を家庭で学習している場合が多いからだと言われています。
 欧米の人が日本人より計算が苦手なのは、日本のような九九がないからだと言われています。
 計算力の基礎は、九九のような音読暗唱でつけていくといいのです。

 今の公立中高一貫校の算数や理科や社会の複合問題には、教科書の範囲でテストをするという制約があるために、複雑な計算をさせる問題が出ることがよくあります。
 計算力のある子は、早く答えを出せるので、有利になります。やや本末転倒の試験だと思いますが。
 将来の入試は、辞書持ち込み可、電卓持ち込み可になると思います。

 算数数学の入試問題で差がつくのは、図形の問題です。
 計算の問題と文章題の問題は、手順どおりに解けるので、あまり差がつきません。
 図形の問題は、パズルのようなものですから、解き方を教えてもらえば誰でも解けますが、解き方を知らないと、いくら考えてもわかりません。

 受験が近い人は、図形の問題を中心に勉強していくといいです。
 図形の問題は、難問をいくつも解いていると、パズルのような問題でも解き方のパターンがあることが直感的にわかってくるので、初めての問題でも解けるようになります。

 図形の問題は、実感としてわかることが大事なので、難問にぶつかった場合は、その図形の問題に合わせて、紙を切り取ってみたり、消しゴムをその形に切ってみたりするとということも役に立ちます。
 しかし、将来の入試では、このような差をつけるためだけの難問はなくなると思います。


総合学力クラスの勉強(1)――家庭学習のきっかけとして授業に出る
https://www.mori7.com/as/4532.html

総合学力クラスの勉強(2)――国語の勉強法
https://www.mori7.com/as/4534.html

総合学力クラスの勉強(3)――読書の仕方、読書紹介の仕方
https://www.mori7.com/as/4543.html

総合学力クラスの勉強(4)――算数の勉強の仕方
https://www.mori7.com/as/4544.html

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Aohane 20221008  
先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは頭の体操になると思ってさせていたのですが、計算機があるのだからしなくていい。というスタンスが全く新しく戸惑っています。日本の学校に通うなら、日本の学校のやり方に合わせなければいけないのかとか、色々葛藤があります。

森川林 20221009  
 漢字や計算は、能力開発としてもちろんやっていく方がいいです。
 ただし、それを重視しすぎないことです。
 大事なのは、読む力、書く力、考える力で、漢字や計算はそのあとにやっていくものです。
 だから、家庭学習の中心は、読書と知的な対話です。

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