●動画:https://youtu.be/yeTrq7vIEr4
オンラインクラスは、その場で作文を書き始め、授業終了時にどこまで書いたか確認するので、原則として提出率は100%のはずですが、提出の遅れる生徒がまだ一部にいます。
そこで、3月2週から、作文クラスに出席した人は、必ず当日中に作文を送るようにしてください。
当日中に送れない場合はその旨を連絡するようにしてください。(例えば、急にデータが消えてそのあと風邪を引いて寝てしまったなど)
送るのは絵だけでも、要約だけでも、途中まででもいいこと、ということでやっていきます。
講師は、授業の翌日に作文が送られていない場合は、個別れんらくで、その生徒・保護者向けに「個別れんらく板」で連絡をします。
作文クラスに出席した人は、必ずその日のうちに、書いた作文を送信するということでやっていきたいと思います。
もうひとつ、自分の作文の上達度がわかるような生徒別の作文グラフを作る予定です。
小学校高学年や中学生高校生の上達度は、森リン点が参考になりますが、小学校低中学年は、字数が参考になります。
字数が伸びている生徒は、作文も上達しています。
他人との競争ではなく、自分がどれだけ進歩しているかということがわかるような表示にしたいと思っています。
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●動画:https://youtu.be/zqkTS6dNiTU
私は、大学入試の英語は、国語力だけで半分は解ける問題だと思っています。
言い換えれば、国語力がないと、英語の力だけでは解けない問題も結構あるということです。
これは、普通に考えてもわかりますが、英語圏にいる小学生がいくら英語が堪能だからといって、そのまま大学の英語の入試問題が解けるかというと、そういうことはありません。
高校3年生になって、英語が伸び悩む生徒の場合、国語力が不足していることがあります。
英語であろうと、日本語であろうと、書かれている内容を読み取ることが大事で、その力は表面的な語学力ではなく、要するに理解力です。
先日、東洋経済オンラインに、同じようなことが書かれた記事が載っていました。
「東大志望の受験生狙い?慶応大、常識を覆す『英語の試験なのに出題文が日本語』の衝撃」
https://news.yahoo.co.jp/articles/439048f4b9dfb55c5cd263400502fafe8331dc49
内容は読めばわかりますが、つまりは、英語力以前に、内容を理解する力が大事で、その基本は日本語力だということです。
逆の例で言うと、海外にいる生徒が日本の学校の受験をする場合、そして日本語の作文や小論文の課題がある場合、いちばんの障害になるのは、漢字があまり書けないということです。
だから、保護者の方は、よく、学年相応よりも易しい課題で勉強したいということが多いのですが、そういう必要は全くありません。
日本語が不自由であっても、英語で考える力があれば、日本語の難しい課題でも十分にこなしていけるのです。
漢字が弱いということは、思考力とは関係がありません。
英語で十分に考える力があれば、日本語でも同じように考えて書くことができます。
英語でも日本語でも、大事なことは、難しい文章の内容を読んで理解する力です。
そのためには、小中学生の間から、できるだけ、物語文だけでなく説明文や意見文の本を読んでおく必要があります。
考える力のある生徒は、物語文では物足りないと思うことが多いはずです。
説明文や意見文の本を読む機会が少ない場合は、国語読解クラスの問題集読書を毎日続けていくことです。
勉強の本質は、かなり単純なところで共通しているのです。
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読解検定2月の問題について、質問がありましたので、解説をします。
https://www.mori7.com/dokken/index.php?yama=wape&gakunennjunn=10&tuki=02&from=morion
○ A 「同じ」世界を「上に上ろうと」するという意味は、概念を抽象化するということである。
○ B 一期一会とは、「違う」世界を見ようとする発想である。
Aが○なのは、ちょっと難しいですが、次の文が根拠です。
====
「同じ」を繰り返して階層をつくる一神教的世界に対して、「違う」感覚世界と「同じ」概念世界を往復するだけで、「同じ」という世界を「上に上ろうとしない」日本人は、珍しい存在ではないのか。
====
つまり、「同じ世界を上に上る」とは、多様な虫の一匹一匹ではなく、ある種類の「セミ」とか、更には「虫」とか、更に抽象化すると「生き物」とかいうふうに、概念の上で抽象化していくことだからです。
Bが○なのは、かなり難しかったと思います。
====
「違い」は感覚世界に由来する。それなら感覚世界をたえず「脳裏に存在させなければならない」。それぞれ違ったものこそが、真の意味での「現実」である。
====
この文の内容を敷衍(ふえん)すると、一期一会とは、1回限りの違う現実であって、抽象化してまとめられるような出会いではないということです。
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千葉県立船橋高等学校 M.S.さん
<担当講師より>
受験期間中も課題提出を欠かさない努力家の生徒さんです。毎回要点をしっかり理解し、素晴らしい作品を仕上げていました。おめでとうございます!
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●動画:
https://youtu.be/LPsAy3hhz00
教育の本質は、人間の関わりの中で学ぶ学問と創造です。
勉強の力をつけるだけであれば、能率のよい教材はいくらでもあります。また、勉強法も優れたものが数多くあります。
しかし、大事なのは、その教育の周りの環境である身近な人間と社会です。
それは、人間が身体を持つ存在で、特定の空間と時間の中で生きているからです。
一緒に勉強する友達や先生との関わりの中で学び、現在の社会に対する問題意識を持ち、新しい何かを創造しようとすることが、人間の人間らしい学び方です。
そこが、AIの学び方と人間の学び方の違う点です。
言葉の森のオンラインクラスの特徴は、全員が対話に参加できる少人数であることです。
勉強する時間が中心なので、対話の時間は限られていますが、クラスの中で生徒どうしや先生と生徒との関わりがあることが、勉強そのものと同じぐらい大事なものだと考えています。
しかし、これまでは、生徒どうしや生徒と先生の間のコミュニケーションはあっても、保護者とのコミュニケーションは、必ずしも十分とは言えませんでした。
そこで、今度、個別れんらくのほかに、発表室連絡という形で、そのクラスの生徒保護者全員に対して、クラスごとの連絡をできるようにしました。
いわゆる「クラス通信」のようなものです。
オンラインクラス一覧表にある「発」の発表室に、講師が投稿した場合、その連絡がそのクラスの参加者にメールで届きます。
保護者の方は、それを見て、今、そのクラスでどんなことが行われているかを知ることができます。
また、それに対して、個別れんらくやその発表室で返信することもできます。
言葉の森が考えているのは、昔の寺子屋教育を現代のオンライン環境とネットワーク技術で新たに復活させ、更に創造性のある教育を行うことです。
そのために、今後、コミュニケーションを生かす教室作りをしていきたいと思っています。
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国立東京工業高等専門学校・東京電機大高校 M.K.さん
<担当講師より>
合格おめでとうございます!
小さなころからの豊富な読書量に支えられた表現力はとても魅力的で、毎回の作文を読ませてもらうことが楽しみでした。
新しい学び舎でのますますの活躍を心よりお祈り申し上げます。
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フェリス女学院中学校 T.A.さん
<担当講師より>
「読む力」だけでなく「書く力」を培ってきたことが強みになったとお母様がおっしゃっていました。国語受験で受けた学校にも見事合格したそうです。第一志望、合格おめでとうございます。また3月からいっしょに頑張りましょう!
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白梅学園清修中学校 T.S.さん
<担当講師より>
受験を決めたのは、夏だそうです。最初は数学から始め、国語に本格的に取り組めたのは冬からだったそうですが、これまで言葉の森で培ってきた国語力でのりきれたとおっしゃっていました。
見事、第一志望合格です! おめでとうございます。
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