●動画:https://youtu.be/G9NwMpjWgaA
●ランキングの表示を追加しました
勉強をしていても、自分が今どういう位置にいるのかがわからないと、目標を持ちにくいものです。
そこで、読解検定と作文について、自分の位置がわかるランキングの表を作りました。
今後、国語、算数数学、英語のランキングなども追加していく予定です。
▼ホームページ→「よく使うリンク」→13.ランキング
https://www.mori7.com/as/4463.html
▽作文字数ランキング
https://www.mori7.com/oka/sk_rank.php
(月ごとの自分の字数の順位がわかります)
小学生の作文力は、作文の字数と高い相関があります(もちろん、例外もあります)。
作文の字数が少しずつ増えていれば、作文力が上達していると考えることができます。
字数の平均は、小1は100~200字、小2は200~400字、……小6以上は600~1200字です。
森リン点の評価も、1200字を上限としているので、少学6年生、中学生、高校生は1200字まで書くことを目標にしていくといいです。
▽森リンランキング
https://mori7.com/moririn/moririn_rank.php
(月ごとの自分の森リン点の順位がわかります)
小学生の作文力は字数との相関がありますが、パソコンで作文を書いている場合は、字数よりも森リン点との相関が高くなります。
▽読検ランキング
https://www.mori7.com/dokken/md_rank.php
(3ヶ月ごとの自分の読解検定の順位がわかります)
▽森リンベスト
https://www.mori7.com/moririn/mori_best.php
(月ごとの学年課題別の森リンベスト10です)
▽読解検定得点賞
https://www.mori7.com/dokken/dk_rank.php
(1年間の読検88点以上を取得した人の学年課題別ランキングです)
●できるだけニックネームを決めてください
オンラインクラス一覧表やランキングの表などは、ニックネーム(ペンネーム)又は生徒コードのひらがなで掲載されています。
ニックネームを決めておくと、自分の場所がわかりやすくなるので、できるだけニックネームを決めておいてください。
https://www.mori7.com/sato/hennkou.php
(できるだけ4文字以内でお願いします。ニックネームはいつでも変更できます)
●講師と保護者・生徒とのコミュニケーション
講師と保護者・生徒とのコミュニケーションを図るために、個別れんらく板だけでなく、クラスごとの発表室からも連絡のやりとりができるようにしました。
今後、個人面談なども随時できるようにしていく予定です。
●作文は、授業のあるその日のうちに書き上げ、送信
作文は、負担の大きい勉強なので、その日のうちに仕上げないと、学年が上がるにつれて提出できない課題がたまる傾向があります。
途中までしか書けていない場合でも、(つづく)などと書いて、書けたところまでを提出するようにしてください。
その日のうちに提出できない場合は、個別れんらくで、先生あてに事情を説明してください。
また、過去のたまった作文は、あとからやろうと思わずに、新しい課題だけを取り組むようにしてください。
●春期講習を行います
3月26日~
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php?kjb=20230326
国語読解、作文、創造発表、英語、プログラミングなどの春期講習を行っています。
授業の内容の詳細は、それぞれのクラスの発表室の中ででお知らせします。(現在、作成中)
●授業には遅刻しないこと
授業には、必ず開始前に入っておくようにしてください。
1、2分の遅れであっても、遅刻をする習慣が身につくと、社会に出てから信用がなくなります。
●勉強の中心は家庭学習、読書紹介も家庭学習のきっかけに
勉強の中心は家庭学習です。
読書紹介も、授業で読書紹介をすること自体が目的なのではなく、そのために毎日本を読むようにしたり、説明しやすいように付箋をつけて準備したりすることが目的です。
また、読む本の内容も、低学年の生徒は、絵本や絵の多い本だけではなく、字の多い本を読む習慣を作ってください。
また、小学校高学年以上の生徒は、物語文の本だけでなく、説明文や意見文の本を読むようにしてください。
中高生向けの本は、ネット書店で「岩波ジュニア新書」「ちくまプリマー新書」などと検索すると見つかります。それらを参考に、自分の興味関心があるものを読むようにしてください。
●最近読んだ面白い本
「東大よりも世界に近い学校」(日野田直彦)
https://www.amazon.co.jp/dp/481328597X
直接の勉強の役に立つというよりも、これからどういう学力を育てることが大切かという国際的視野を持つ教育論が参考になります。
私の意見ですが、
1)現在の学校の勉強は、受験のために、勉強として大事なことよりも、差のつきそうなことを中心に行われています
2)そのため、将来役に立たない難問で、生徒に差をつけるためのテストになっています。
テストは本来全員が満点を取れるようにするためのものなのに、生徒に差をつけることが先生の仕事のようになっています。
3)そのような勉強でいい成績を取るためには、知識や解法を時間をかけて詰め込む必要があります。
読書や趣味などの時間を削り、狭い範囲の勉強をしすぎる生徒は、あとで伸びません。
4)親も子も、入試が勉強のゴールのようになっていて、本当のゴールである社会に出て仕事をすることが忘れられています。
しかし、仕事とは、いい会社に入ることではなく、どういう会社に入っても、又は、仕事をしても、そこで自分なりのリーダーシップを発揮することです。
5)だから、学生時代は、幅広い学力、教養を身につけ、さまざまなことに挑戦し、コミュニケーション力をつけ、将来の夢を持つことが大切です。
6)将来の夢を持つためには、学生時代に、偉人の伝記などを読むことです。
高校生向けの有名な本では、「福翁自伝」「氷川清話」「古代への情熱」「自助論」「フランクリン自伝」などがあります。
最近の本としては、「日本の偉人100人(上・下)」(致知出版)などがあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4884749685
●動画:https://youtu.be/NTrczFpjSEQ
ChatGPTは、今後、教育にも使えるようになります。
例えば、数学の勉強をしていてわからないところがあり、解法を見ても理解できないときはChatGPTに聞いてみます。
すると、個人の家庭教師のように教えてくれます。
質問を追加することもできるから、わかるようになるまで質問を繰り返すこともできます。
読解の勉強でも同じです。
なぜ、その答えがそうなのかということを説明してくれるようになります。
しかし、今はまだ、できるかどうかはわかりません。
それは、日本語のデータがまだ少ないせいだと思います。
プログラミングでもできます。
動かないプログラムがあったとき、どこが違っているのかを教えてくれるようになります。
学校で出される宿題は、もう意味がなくなります。
「○○の作文や感想文を書いてくる」という宿題も、ChatGPTにやってもらえばそれでおしまいです。
つまり、答えがある問題、又は、答え的なものがある問題は、人間ではなくChatGPTで十分できるようになってくるのです。
では、人間に何が残るかと言えば、それは、答えのない問題です。
なぜ答えのない問題があるかというと、それは問題そのものが新しく作られたものだからです。
つまり、新しい問題意識を持つことが、人間のできることです。
ChatGPTが新しい問題を作れないのは、ChatGPTが、今の段階では、人間と本質的に違うところがあるからです。
その違いとは、人間が、特定の時間と特定の空間と特定の身体の上で生きているのに対して、ChatGPTは、そういう特定さがないからです。
だから、ChatGPTを活用するには、人間が、特定された質問をする必要があります。
ChatGPTが普及し、誰もがスマホでChatGPTを利用できるようになった時代に、残るのは何かと言えば、それは対話です。
FacebookでもTwitterでもYouTubeでも、デジタルの媒体であれば、ChatGPTを利用して気の利いたことはいくらでも言えるようになります。
今のアレクサのように、ダジャレも言えるようになります(笑)。
つまり、誰にとっても、必要に応じて、あらゆることにいつでもカンニングができる社会になるのです。
そのときに残るのは、リアルな対話とリアルな創造です。
私(森川林)は、この春から、創造発表クラスを2つ開設しました。
これは、もうこれまでの勉強は終わり、これからは新しい勉強の始まる時代になると思ったからです。
新しい勉強とは、すべて自分がオリジナルに発信する勉強です。
その勉強のために、従来の吸収する勉強があるという関係です。
これまでの勉強は、吸収すること自体が目的の勉強でした。
例えば、植物に維管束があり、師管と導管があり、植物の種類によって師管と導管の配置が違うというようなことは、頭の片隅にでも入っていれば、必要に応じていつでも調べられます。
試験をして、知識として詰め込む必要などないものです。
そういう知識を覚えるよりも、なぜ植物はそういう仕組みを選んだのかとか、もっといい方法はなかったのかとか、その仕組みを人間社会に適用するとどういうことが考えられるかということを考えた方がずっと面白いはずです。
しかし、今の30人から40人の学級では、そういう勉強はまずできません。
それは、単純に、一緒に勉強する人数が多すぎるからです。
1人の先生が、例えば30人学級の生徒に、一人ひとりの意見を聞いていたら、1人5分の持ち時間としても、約2時間半かかります。
だから、これからの教育は、全員が発言できる4~5人の少人数クラスで行われなければならないのです。
しかし、まだ子供たちは、従来の勉強観から抜け出せないので、調べたこと自体を発表する傾向があります。
理科実験にしても、工作にしても、自由研究にしても、どこかに書かれていることをそのままなぞって、そのとおりできて完成という発表をしていることが多いのです。
面白い勉強とは、最初に、自分のしたいことがあって、そのしたいことをもとにして、実験したり、工作をしたり、研究をしたりすることです。
アウトプットしたいことが先にあり、そのアウトプットのためにインプットがあるのであって、インプット自体が目的ではないのです。
ChatGPTの普及によって、このような創造中心の勉強が次第に広がると思います。
作文と創造発表とプログラミングのクラスは、そういう勉強としてやっていきたいと思っています。
ちなみに、今度、春期講習で行う創造発表は、小学生は「図工理科」、中学生は「ディスカッション」です。
中学生のディスカッションは、文藝春秋の「日本の論点」などをもとにして、参加者でディスカッションをする予定です。
いずれも、答えのない勉強なので、面白いと思いますが、面白くなくなるかもしれません(笑)。