ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4762番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/5
【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします as/4762.html
森川林 2023/06/12 05:33 

ヤマボウシ

●動画:https://youtu.be/lq7w-SthL3k

 言葉の森では、これまで、学期ごとに作文を書くための作文用紙と郵送のための封筒用紙をお送りしていました。

 これは、作文のやりとりをするのに郵送という手段しかない時代に作ったシステムだったからです。

 しかし、作文の郵送によるやりとりには、難点がいくつかありました。

1.郵送のやりとりに時間がかかる
2.郵送したものが、郵送の過程で紛失してしまうことがある(特に近年増えている)
3.作文用紙は保存しにくいので散逸することが多い
4.振替授業で、他の講師が担当した場合、その生徒のそれまでの作文が読めない(したがって、他の講師や事務局による指導ができない)
5.生徒が作文を提出したかどうかが、翌週になるまでわからない(ウェブへのアップロードならその日のうちにわかる)

 そこで、今後、次のようなやり方を中心にしていきたいと思います。

1.手書きの生徒は、作文ノートを購入していただき、ノートに書いた作文を画像として送信していただく
2.パソコン入力できる生徒は、パソコンで作文を書き、それをウェブから送信していただく
3.郵送のやりとりを希望される方は、市販の作文用紙を購入していただき、それを郵送で送っていただく(封筒も各自でご用意ください)

 作文ノートには、次のようなものがあります。

ジャポニカ学習帳 作文帳 120字
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CBNV4VS/
(低学年用)


コクヨ キャンパスノート 作文罫 200字
https://www.amazon.co.jp/dp/B0012ORDXA/
(中高学年用)


 作文の画像送信の仕方は、下記のとおりですが、わかりにくい場合は、いつでもお電話でおたずねください。

1.作文の丘に行き、コード、パスワードなどを入れます。


2.本文は空欄で結構です。
 本文にgoogleフォトなどの共有リンクを貼り付けることもできます。


3.「参照」ボタンをクリックし、パソコンの中にあるJPGファイルをアップロードします。(ファイルが複数枚あるときは、参照を複数回繰り返し、最後にまとめて送信します)


4.自分のパソコンの中からアップロードするJPGファイルを探します(例の場合は4つ)。


5.1つずつ順に「参照」でアップロードします(図は1つ目のファイルがアップロードされる状態)。


6.全部を「参照」でアップロードしたら「送信」ボタンを押します。


7.アップロードが成功すると画面が切り替わります。


8.手書き原稿がアップロードされた状態。



 iPhoneで撮影した画像は、jpgファイルではないことがあるので、その場合は設定を変更してお送りください。

iPhoneで撮影した「.HEIC」形式の画像ファイルをJPG・JPEG形式に変換する方法は、ウェブで検索すると出てきます。


 なお、赤ペン添削とパソコン入力について、時どきご質問をいただくので、言葉の森の方針を説明します。

1.言葉の森は、赤ペン添削をする必要はないと思っています。
 作文で重要なのは、書かれている作文の構成・題材・表現・主題の内容をよくすることです。
 赤ペンは、主に表記のミスについて指摘する際に使われますが、表記のミスは口頭又は文章で説明すれば十分で、子供の読書力の向上に伴って自然に直っていくものです。
 逆に読む力がつかないうちは、赤ペンで何度添削をしても、正しい表記になるのは時間がかかります。

2.作文は漢字を書く練習にはなりません。子供は、自分の使える漢字で書くので、作文で新しい漢字を覚えるようなことはありません。
 漢字は、作文の勉強を兼ねてやるものではなく、漢字の練習として独自にやっていくものです。

3.受験で作文がある場合、パソコンで書いている人は、受験の3か月から半年前に手書きに戻せば、手書きの感覚はすぐに取り戻せます。
 作文で大事なのは、書かれている内容ですから、内容さえしっかり書けていれば、いつでも手書きで書くことはできるようになります。
 パソコン入力の利点は、疲労度が少ないことと、森リン点などの目標を作りやすいことです。

●作文ノートの利用と字数の数え方

 作文ノートには、200字詰め(20マス10行)、120字詰め(15マス8行)、150字詰め(15マス10行)などさまざまな規格があります。
 中には、162字詰め(18マス9行)など、意味不明のものもあります(笑)。

 この作文ノートを使うときに、最初の1ページ目から書くと、最初のページは、片面になってしまいます。
 次のページからは見開きになりますが、最初だけ片面だと、写真を撮るときに体裁が悪くなります。

【5ページの作文を書いた場合】
┏━━━━┓
┃    ┃1ページ目
┃    ┃(文字が横になることが多い)
┗━━━━┛
┏━━┳━━┓
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃2、3ページ目
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃4、5ページ目
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃
┗━━┻━━┛
 これを最初からこのようにすると、体裁がよくなります。
┏━━┳━━┓
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃1、2ページ目
┃  ┃  ┃(前のページは空のこともある)
┃  ┃  ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃3、4ページ目
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃  ┃  ┃
┃  ┃  ┃5ページ目
┃  ┃  ┃(6ページ目は空になることもある)
┃  ┃  ┃(空ページには絵などをかいてもいい)
┗━━┻━━┛


●作文ノートの字数の数え方

 作文ノートの使い方と字数の数え方は、次のようにします。
 ただし、これは一応の基準ですから、全員がそうしなければいけないというものではありません。
 標準の書き方として参考にしてください。

 1行目に、3マス空けて題名を書きます。
 2行目に、下から1マス空けて名前を書きます。
 名前は、できるだけニックネーム(ペンネーム)にしてください。 3行目から、本文を書き出します。

★字数は、1行目の題名、2行目の名前も、それぞれ1行分の字数として数えます。
 全体の字数を数えやすいことを優先します。

★200字詰め(20×10行)の作文ノートを使っている人以外、つまり、小学校低学年の人は、できれば、作文の末尾に、カッコ書きで字数を書いておいてください。
 いろいろな字数と行数のノートを見ると、先生が字数を数えるときに苦労するからです。
 できる人は、末尾に字数記録ということをお願いします。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 

記事 4761番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/5
子育ての下手なお母さんと上手なお母さんの違い as/4761.html
森川林 2023/06/11 04:35 

モミジ

●動画:https://youtu.be/Tt0PZNFxy6o

 サルの世界では、子育ての上手なお母さんに育てられた子供は、リーダーになることが多いということがあるようです。
 サルの世界と同じことが、人間の世界でもあります。

 人間で、子育ての下手な人と上手な人とではどこが違うのでしょうか。

 子育ての下手なお母さんは、事前の準備ができていません。
 そして、子供がうまくできないと叱ります。

 子育ての上手なお母さんは、事前の準備をしています。
 だから、子供はうまくできます。
 お母さんは、褒めるだけです。

 例えば、読書紹介というごく簡単なことでも、子育ての下手なお母さんは、子供に任せっきりです。
 そして、子供の紹介の仕方がもたもたしていたり要領を得なかったりすると、「○○ちゃんのように、もっと上手に紹介しなきゃ」などと言います。
 子供は、がっかりするだけです。

 子育ての上手なお母さんは、「今度の読書紹介、どんなふうにするか、ちょっと言ってみて」と、子供の読書紹介を聞いてみます。
 そして、褒めます。
 特にアドバイスをする必要はありません。
 それだけで、子供は、次第に上手な読書紹介ができるようになります。
 準備にかかる時間は、わずか1、2分です。
 このわずかな準備ができるかどうかが、上手と下手の境目です。

 必ずしも、毎回準備をする必要はありません。
 準備は、時どきでいいのです。

 大事なことは、事前に準備をして、結果は褒める、ということです。
 その反対は、事前に準備をせずに、結果を叱る、ということです。

 このごく単純なことが、できる人とできない人とがいます。
 なぜ、そういう単純なことができないかというと、親である自分自身がそういう育てられ方をしていなかったからです。

 家庭の文化は、遺伝します。
 よくできる子の家庭は、よくできるようになる家庭文化があります。
 決して、いい塾に行っているから、よくできるようになるのではありません。
 また、身体的な遺伝でそうなのでもありません。
 すべて、家庭の文化の中で、よくできる子になるのです。

 だから、大事なことは、文化を変えるという自覚を持つことです。
 それは、親自身の文化を変えることでもあるので、大きな決心が必要です。

 家庭の文化というものは、なかなか根強いものです。
 例えば、玄関を上がるとき脱いだ靴をそろえるとか、席を立つときは座っていた椅子をしまうとか、家の中で歩くときは静かに歩くとかいうことも、理屈だけ言ってすぐにできるようになる子はいません。

 朝起きたら「おはようございます」と言うとか、近所の人に会ったら挨拶をするとか、返事はいつでも「はい」と言うとかいうことも、理屈で教えてすぐにできる子はいません。
 定着するまでに、何か月もかかることが多いのです。

 すべて、親による気長な繰り返しの中で、家庭の文化というものができてきます。

 読書の習慣も同じです。
 「うちの子は本を読まないんです」という相談が時どきありますが、それは、本を読まなくてもいい家庭文化を親が作ってきたからです。
 その自覚が必要なのです。
 子供の問題ではなく、そういう家庭文化の中で育ててきたことに問題があるのです。

 親が自覚をすれば、ものごとはすぐに改善の方向に向かいます。
 しかし、その改善の結果が出るまでに、半年はかかります。
 6か月というのは、体の細胞が入れ替わる期間と言われています。
 体の細胞が入れ替わるぐらいの長い期間同じことを続けていて、初めてそれが習慣になるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 
コメント41~50件
……前のコメント
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
記事 5017番
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
記事 5016番
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
記事 5015番
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
記事 5012番
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
記事 5009番
未来の子育て、 森川林
 「今は、勉強が大事なのだから、自分のしたいことは大学に入っ 3/8
記事 5006番
未来の子育て、 森川林
 かつて、三井三池炭鉱は、日本のエネルギー産業の花形で、安定 3/7
記事 5005番
未来の子育て、 森川林
幼児期や小学校低学年のころは、何でも吸収できます。 しかし 3/6
記事 5004番
未来の子育て、 森川林
 今の日本の受験勉強は、清朝末期の中国の科挙に似てきています 3/5
記事 5003番
朝の10分間読 森川林
 読書は、読む力と理解する力です。  草野球とプロ野球では 3/4
記事 5002番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
WinSCPの 森川林
ダウンロードとインストールは、特に問題なく、次々と進めて 12/4
プログラミング掲示板
Re: 標準新 森川林
 これは、確かに難しいけど、何度も解いていると、だんだん感覚 12/2
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習