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記事 4803番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
「小学校最初の3年間」が増刷第9刷、「小学校最後の3年間」が増刷第5刷に as/4803.html
森川林 2023/07/14 03:55 

ハギ

 2016年に発行された「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」が第9刷になりました。


 また、2020年に発行された「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」が第6刷になりました。


 みなさん、ありがとうございました。

 いずれの本も、今見ても内容的に古いところはありません。
 子育ての基本は、昔から変わっていません。

 さかのぼれば、貝原益軒の「和俗童子訓」のころから、子育ての基本は共通しています。

中学生になる前に、勉強に取り組む姿勢を作る
(2015/11/04の記事)より引用
====
 貝原益軒が81歳のときに著した教育論「和俗童子訓」では、「予(あらかじ)め」という考え方が中心になっています。問題が生まれてから対策を考えるのではなく、問題が生まれる前に対策を立てて実行しておくという考えです。

 これは、中学生の勉強にもあてはまります。
 中学生になる前、つまり小学生のまだ親の言うことをよく聞く時期に、親が指図して勉強をさせることだけに力を入れるのではなく、子供の自覚を促す勉強の仕方に力を入れるのです。

 小中学生の勉強は、難しいと言ってもたかが知れています。特に小4までの勉強は、やれば誰でもできるようになる簡単な勉強です。この時期の勉強でよい点を取るようなことはどうでもいいことです。
 だから、よい点を取ることに力を入れるのではなく、何のために勉強するのかという勉強に取り組む姿勢を伝えることに力を入れていくのです。

 そのためには,例えばテストなどでも、点数を見るのではなく、その点数の中身を見ることです。
 ひとつの例として言えば、次のようなことです。
 子供がテストを見せて、「このテストの最後の方は、時間がないから適当に選んだら○になって百点になった」などと言ったとき(まれな例ですが)、親は、「それは、よかったね」などと言うのではなく、穏やかに次のように言うのです。
「勉強は、自分自身を向上させるためにやるのだから、時間がなかったりわからなかったりしたら、答えを適当に書かずに、ちゃんと×にしてもらうんだよ。悪い点数を取った方が自分のためになるんだからね」
 こういう一言が、子供が中学生になったときに生きてくるのです。
====

 今、言葉の森は、オンライン小人数クラスという新しい教育に取り組んでいます。
 これが、言葉の森の「予め」の教育です。

 オンライン小人数クラスの教育の中身は、作文、創造発表、プログラミングという、従来の教育では見落とされていた主体的・創造的な学力を伸ばす学習が中心です。
 国語読解、算数数学、英語の教育は、自主学習の力を伸ばす教育です。

 最近、探究学習という言葉が盛んになりましたが、言葉の森が昔から作文教育や創造発表教育で行っていたことは、その探究学習の先取りだったと言ってもいいと思います。
 しかし、言葉の森の教育は、単なる探究学習ではありません。

 オンライン少人数クラスの教育は、対面式の集団指導教育とも、単なる個別指導教育とも、動画配信の教育とも違います。

 これからの教育で大事なことは、少人数の友達や先生とのコミュニティの中で学ぶということです。
 だから、オンラインクラスでは、発表と対話の時間を授業の中に取り入れています。
 こういう教育は、5人以内の少人数のクラスでなければできません。

 単に知識を能率よく詰め込む教育ではなく、また、単に思考力と創造力を伸ばすだけの教育ではなく、そこにもうひとつ共感力を育てる教育ということが大事になってきます。

 それは、なぜかというと、人間の生きる目的は、幸福、向上、創造、貢献だからです。
 教育も、大きくは、その人間の生きる目的に沿ったものとして考えていく必要があるのです。

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記事 4802番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
6月の森リン大賞(小6の部) as/4802.html
森川林 2023/07/14 02:39 

花の輪

 6月の学年別の森リン大賞を紹介しています。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php

 今回は、小6の6月の課題です。

 あかるらさんの作文は、体験談が具体的に書かれています。
 また、友達の話や、お母さんに取材した話など、題材に広がりがあります。

 森リン点が高得点になったのは、結びの感想が長くしっかり書けていたからです。
 感想を長く書くためには、考える力とそのための語彙が必要です。
 これからも、いろいろな本を読んで、語彙力を伸ばしていってください。


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部246人中)


適度な余暇とプレッシャー 清書
あかるら
 余裕とは、心のゆとりと未来へのエネルギーである。

 私は休憩、つまり余裕が必要だと思った経験がある。それは平日の朝、学校へ行く前にする朝勉強でのことだ。私の場合、毎日の家庭学習の内容が決まっている。ある日、少しでも夕方の負担を少なくしたいと思い、朝学習で休憩を取らず一心不乱に進めていた。そして学校へ行く直前。私はいつもよりも課題が進められたことに満足はしていたものの、とにかくヘトヘトで疲れていた。もう学校に行く気さえせず、軽く指でつつかれただけで、まるでドミノのように倒れてしまいそうだった。この経験を通して、休憩を取らずに学習を続けたとき、一般的に少なくとも2つのデメリットがあると私は思う。まず1つ目は直ぐに限界がきてしまい、持続的でないということ。2つ目はとにかく危険だということだ。人間は体を動かさないと血液がめぐらなくなり病気になってしまう生物である。また「もう限界だ」という思考も危ない。つまり、肉体的にも感情の面においても危険である。集中力も無くなり、気が付けば同じ文章を繰り返し読んでいたこともあった。だからこそ、人間には休憩と余裕が必要なのだ。

 私の友達には、遊びが勉強に繋がったという人がたくさんいる。例えば、ある女の子はダンスが大好きなことから、独学で有名なアイドルのダンスを習得した。別の女の子はゲーム好きで、そのキャラクターの名前を全て暗記していた。また、地図が好きで暗記し、自由帳に書いていた男の子もいる。もしかしたらどれも一見勉強とは関係ないようにみえるかもしれないが、それぞれはとても深く関わり合っている。例えば、ダンスが大好きな女の子は柔軟運動や体育が得意であり、ゲーム好きの女の子も、暗記力を活かせば勉強の単語も覚えられるかもしれない。地図好きの男の子も今では社会や地理がとても得意だ。私はこのことから、学習を続けることでできるようになることや学びが多いことは確かだが、遊びや余裕から得られるものも大いに将来に役立つと思った。

 自動車のハンドルに「遊び」があることを知り、車には他にどんな遊びがあるのか母に聞いてみた。母はハンドル以外に2つの遊びを教えてくれた。まずは、車の電源がoffになった後にユラユラと揺れることだ。これは母の車種だけかもしれないが、母が疑問に思いディーラーに尋ねると、これもハンドルと同じく遊びの1つだと判明した。また、車のブレーキの場合、踏むと同時に突然止まってしまうと、後ろを走っている車が対応しきれず事故を起こしてしまう可能性があるのでとても納得できる。

 人間にとって余裕とは、人間の役目であり、勉強を超えた勉強である。人間の役目とは、余裕が想像や創造に繋がること、そしてその創造は人間にしかできないからである。勉強を超えた勉強とは、学習から得られない力や特技を得られるということだ。そのためには適度な余暇と適度なプレッシャーを持つ必要がある。また余裕の大切さを知っている人は、社会に出たときにも、行き詰まってしまう前にそれを回避することができるだろう。今考えると、朝勉強での私の失敗も、とても貴重で大切な経験をしたととらえることができる。私はこれからも、適度なプレッシャーを持ちつつ、その上で将来に役立つような余暇の使い方を身に付けていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1適度な余暇とプレッシャー 清書あかるら88136254807892
2生態系のつながりあえさし87166052777586
3国際青少年音楽祭わーーーーーーーーーーー86129457979487
4家族(清)けんモル83113553738080
5大切な遊びあかとは82128247687883
6余裕の大切さあかれせ82108053587283
7余裕と必死さういんず82132649676779
8余裕の在り方あえさみ81107959576883
9絶滅危惧種になぜなったか?あうほか8011205411811687
10自然保護と自然破壊(清書)あおらえ8011655211211187

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森リン(103) 

記事 4801番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
6月の森リン大賞(小5の部) as/4801.html
森川林 2023/07/13 05:52 

エゴノキ

 6月の学年別の森リン大賞を紹介します。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php

 今回は、小5の6月の課題です。

 さきさんの作文は、自分の体験実例と、お母さんに聞いた話が具体的です。
 先入観という抽象的な言葉を、このように具体的に書けるというのは、発想力があるからです。
 結びの段落の感想は、もっと長く考えていくと、思考語彙の点数が上がります。


6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部212人中)


ものの見え方の違い
さき
 ヨーロッパ人の耳にはあの美しいコオロギの鳴き声も雑音にしか聞こえない。見え方や感じ方は知識や習慣で変わってくる。

 私がものの見え方が人によって違うと感じた体験がいくつかある。学校の図工の時間の時、具体的な絵と抽象的な絵を見て感じたことを作品にすることになった。まず先生が絵を見せてくれた。最初に出てきた絵は、男の子が暗いところで何かを持ちぼんやりとしているものだった。悪魔の男の子・悪いことをしてしまった男の子・おやつを食べている男の子などの男の子が共通した意見だった。次に出てきた絵は抽象的なものだった。パット見て具体的に説明できない。私はグチャグチャした絵だなあと思っていた。するとある男の子がパックマンが走っていると言ったとたん、私はパックマンにしか見えなくなった。他には、顔が食べ物を探している・未確認生物の集団が肝試しをしている・丸が家に帰る道を探しているなどの意見を出した。聞いていたら具体的な絵よりも抽象的な絵の方は意見にあまり共通性がなく、見え方は千差万別だ。最近だまし絵を見た。最初見たものが頭から消えなくて、もうひとつ見えるものを見つけられずにいた。自分の思い込みがはげしいとだまし絵の二つの絵を探すのは困難だと分かった。また、思い込み過ぎると他が見えないのだなあと危険に感じた。

 母に物の見え方が違うことについて聞いてみた。母は犬の見方が変わったそうだ。犬を飼うまではワンワンとしか言わないものだと思っていたらしい。私もそう思っていた。何より犬がこんなにも訴えることがあるとは思わなかった。ワンの言い方が、微妙に違うことを知ったという。お腹が空いた、遊べ、つまんない、こわい、外に出せ、欲しい、うれしいなど、声のトーンを変えて言葉を表している。こんな種類の訴えがあるなんて私も驚きだった。他には、母は昔犬が服を着ているのは飼い主の自己満足なのだろうと思っていたらしい。私の犬は、寒がりで服を着せている。小さな犬は寒がりなのだ。だから飼い主の自己満足だけではないことを知った。母はごめんなさいと謝っていた。好意的な目で見たり知識があってみると見え方や考え方が変わるのだなあ。

 この話を読んで先入観だけで生き物や物事を見ると、分かったつもりになって過ごしてしまうことが分かった。ちょっと待てよといろいろな方向から決めつけないで考えて行くことが大切だと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1ものの見え方の違いさき8099141677290
2日本が足りないところとは?はやた80117648547096
3役に立たない虫からでも自分の立場が変わるクワガタ79106247869484
4楽しい先生まゆたん7886943747895
5コオロギはリーリーと 感想文こうた78120344586584
6ぼくのお父さんあかるほ75137442606693
7清書 すもう大会(水や土で遊んだこと)あえけな7390742537480
8私の母はサッカードハマリ中あかせり7264842777079
9感想文「怪我の功名」すりりんご7267339626690
10川掃除で川遊びみお7162343587083

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森リン(103) 

記事 4800番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
暗唱検定のこれまでの結果がわかるページができました――総合学力クラスでは暗唱ミニ検定 as/4800.html
森川林 2023/07/12 10:35 

豆の花

 暗唱検定®は、言葉の森で2015年から始めました。
https://www.mori7.com/askt/

 初段の5級は、約3000字を7分間で暗唱します。
 これには、大体3か月かかります。
 5級を合格した生徒は、すでに100名を超えました。


 3級の百人一首がかなり難しく、ここで進めなくなる生徒が多いです。
 なぜ難しいかというと、百人一首をただ覚えるだけでなく、順番どおりに暗唱しなければならないからです。

【動画】暗唱検定3級に合格した生徒の暗唱例(小4生)


 しかし、暗唱のコツがわかると、その先の暗唱課題も進めていけるようになります。
 現在、暗唱検定文集は、二段までしか作っていませんが、すでに二段を合格した人もいます。


 総合学力クラスでは、3週目に暗唱の授業があります。
 この暗唱の授業を、ただの練習で終わらせないように、総合学力クラスでは、暗唱ミニ検定に取り組むことにしました。

 これは、5級の3000字全部の暗唱ではなく、5級の1頁の1番の約100字だけの暗唱ができても、それをミニ検定として合格を認めるという仕組みです。

 小学2年生までは、暗唱力が最も伸びる時期です。
 ぜひ、この暗唱検定を活用していってください。


※これまでの暗唱検定結果で、データが漏れている方がありましたら、ご連絡ください。

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暗唱(121) 総合学力クラス(0) 

記事 4798番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
確認テストは、取り組んだらその日のうちに送信――毎月、実力が客観的にわかる as/4798.html
森川林 2023/07/12 05:35 

ヒメジョオン

 確認テストを始めた当初は、採点が少し遅れることがありましたが、現在は、かなり早く採点されています。

 また、当初は、1年間の確認テストを6か月か9か月で終えるようなスピードで計画していたので、学校で習っていない単元をやることになった場合もありました。
 現在は、11か月で終える計画にしているので無理はありません。
 しかし、このスピードがものたりない人は、先の学年の問題に取り組んでください。

 確認テストによって、生徒の実力が毎月正確に把握されるようになりました。
 毎週の学習チェックだけでは、先生による判断はできますが、生徒自身や保護者にとって客観的な判断の指標がありません。
 この確認テストによって、今後どこに力を入れるといいかがわかると思います。

 現在、作文は、授業のあるその日のうちに書き上げ、その日のうちにアップロードしてもらうようにしています。

 同じように、確認テストも、取り組んだその日のうちに仕上げ、その日のうちに入力送信するようにしてください。
 送信は、画像でもアップロードできるようにしています。

 確認テストは、4週目ではなく、その月の最初の週に行うようにしています。
 すると、間違えたところは、次の週に再送信ができるからです。

 1回目で100点を取れる人は、ほとんどいませんが、2回目では多くの人が、100点か100点に近い成績になっています。

 自分の勉強の状況を把握するために、毎月必ず確認テストに取り組み、取り組んだその日のうちに送信するようにしましょう。

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確認テスト(0) 

記事 4797番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
夏休みは自習室を利用して勉強しよう as/4797.html
森川林 2023/07/11 07:02 

ハグロトンボ

 夏休みは、夏期講習に行く人も多いと思います。
 夏期講習は、勉強のきっかけを作ることには役立ちます。

 言葉の森の夏期講習にも、今年は、作文、国語、算数数学、プログラミングなどの講座があります。

 しかし、夏期講習で1日のほとんどの勉強をするというのは、いいやり方ではありません。
 人に教わることが中心になる勉強は、自分が本当にしたい勉強とは違っているからです。

 夏休みの勉強の仕方でいちばんいいのは、自分で予定を立てて勉強することです。
 しかし、これは、勉強の自覚ができた高校生のころなら何とかできますが、小中学生の間に、自宅でひとりで勉強するというのはなかなかできません。

 もちろん、宿題があったり、両親が見守っていたりする中で、学年×15分ぐらいの勉強をすることは、大して難しくありません。

 また、小学生のころは、勉強に時間をかけるよりも、もっと新しい経験や読書に時間をかけていことが大事なので、長時間の勉強は必要ありません。

 しかし、中学生や、受験を考えている小学校高学年の生徒は、ある程度の時間をかけて勉強する必要があります。
 それは、今の受験が、まだ知識中心の試験になっているからです。

 そこで、難しくなるのは、夏休みなどの長期休暇のときに、学校で勉強するのと同じ感覚で、ある程度の勉強時間を確保することです。

 多くの生徒は、そこで夏期講習などに行くことになるのだと思いますが、最初に書いたように、塾や予備校の夏期講習は、本人の勉強にとっては無駄もまた多いのです。

 言葉の森では、現在、オンラインの自習室を開いています(無料です)。
https://www.mori7.com/teraon/js.php

 まだ始めたばかりなので、参加する生徒は毎日5人ぐらいですが、これから次第に増えていくと思います。

 カメラはオンにして机上に向けて参加するようにしたので、みんなの勉強の雰囲気がわかります。

 夏休み中は、毎日の勉強の予定を立て、中学生、高校生や、受験を目指す小学生は、午前2時間、午後2時間、夕方2時間などと時間を決めて参加していくといいと思います。
 30分程度で区切り、休憩を入れながら勉強していってください。

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森川林 20230711  
 不登校で学校に行っていない子も、自習室を利用するといいと思います。
 参加者が増えれば、みんなと一緒に勉強できるので退屈しません。

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夏期講習(0) 自習表(5) 

記事 4796番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
国語の成績アップなんて超簡単 as/4796.html
森川林 2023/07/10 18:53 

崖に咲いていたユリの花

「国語の成績アップなんて超簡単」というのが、私の実感です。

 前に、何度か書きましたが、大学入試前の高3の生徒4、5人に、8月ごろ、センター試験の国語を試しにやらせたら、みんな、平均点近くの60点ほどでした。

 その生徒たちは、みんな、私立の高校に通っていて、成績のいい生徒ばかりです。

 それで、生徒1人について2、3時間、なぜその選択が違うのかということをじっくり説明すると、次の週から、みんな100点近い成績を取るようになったのです(笑)。

 ただし、説明文の難しい本をあまり読まず、小説のような本ばかり読んでいる子は、易しい文章では高得点を取れるようになったのに、少し難しい文章になると、なかなかいい点数が取れませんでした。


 国語力は、難読力と理詰めの読解力の2つでできてます。
 小学生の場合は、そこに速読力が入ります。

 速読力は、速読の練習で身につくのではありません。
 小学校低中学年のころに、楽しく読書をした経験によって身につきます。

 だから、言葉の森では、毎日の読書、毎日の問題集読書、毎月の読解検定の分析という勉強法をしているのです。

 しかし、国語読解クラスの勉強は、まだ不充分なところがあり、授業には毎週出ているのに、あまり読書をしていない子、あまり問題集読書をしていない子、読解検定の分析をあまりしていない子などがいます。
 国語の勉強は、数学や英語の勉強と比べ、手が抜きやすいのです。


 そこで、今度、夏期講習で、中学生を対象に国語読解講座を開くことにしました。
 本当は、高校生も対象にしたいのですが、共通の教材で勉強する方が話がしやすいので、中3の教材をもとに、中1から中3の生徒対象の国語読解講座にしました。


 そして、私は、勉強は、知識を吸収するだけでなく、自分で発表したり対話をしたりすることが大事だと思うので、夏期講習の国語読解講座は、「国語読解とディスカッション」というタイトルにしています。

 国語読解には、正解がありますが、ディスカッションには正解がありません。
 大事なことは、自分なりの考えを言えることです。

 その考えは、今はまだ未熟なものでいいのです。
 偉い人の話を受け売りすることではなく、間違ってもいいから自分で考えたことを言うのが大事なのです。

 国語読解の力をつけたい人、自分の考えを言いたい人は、ぜひ夏期講習の国語読解講座に参加してください。

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国語力読解力(155) 夏期講習(0) 

記事 4794番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/25
夏期講習が始まります――読書感想文、国語読解、算数数学、プログラミングなど(修正中) as/4794.html
森川林 2023/07/10 13:34 

トウガラシ

 現在、情報を修正しています。

 6月7日と7月10日の記事は共通です。

 2023年は、7月21日(金)~8月27日(日)を夏期講習期間とします。
 夏期講習は、在籍生か、在籍生のご兄弟か、自動振替を手続きを取られた方が参加できます。
 非在籍生で、夏期講習を希望される方は、あらかじめ自動振替の手続きをおとりください。

 夏期講習は、いずれも1コマから受講できます。
 簡易一覧表は、こちらをごらんください。
https://www.mori7.com/mori/online_class.php?kid=yy

 それぞれの講座の詳しい説明は、オンラインクラス一覧表の「発」と書いてある発表室に書かれています。
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php?kjb=20230723

●小学3~6年生の読書感想文

(平日朝8:00~8:45)ささみ先生
(平日朝9:00~9:45)ささみ先生、あおかに先生
(1コマ2,200円)
 指定図書のいずれかを選択し、その本について4日間で1200字の読書感想文を書きます。
 課題図書は、「宇宙人のいる教室」「川は生きている」「道は生きている」「杜子春」「モモ」です。

 宇宙人のいる教室(さとうまきこ フォア文庫)[小3~小6向き]
 予習シート
 川は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
 予習シート
 道は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
 予習シート
 杜子春(芥川龍之介 講談社青い鳥文庫)[小5~小6向き]
 予習シート
 モモ(ミヒャエル・エンデ 岩波書店)[小6向き]
 予習シート
(複数の出版社から出ている本については、どの出版社のものでもかまいません。)

●小4~中3の算数数学

(月・水・木・土朝9:00~9:45)ゆほやこ先生
(1コマ1,925円)
 夏期講習ということで、新しい教材に取り組むと、モチベーションは上がりますが、途中までやって終わりという結果になることが多いです。
 まずは、持っているテキストの基礎部分を1冊きちんと終わるようにサポートします。
 通常授業でかなり進んでいると思うので、例題類題は飛ばし、練習問題を確実にしてもらいます。そこでできない問題は例題に戻る形で学習します。

●中学1~3年生の国語読解とディスカッション

(平日朝9:00~9:45)なね先生
(1コマ1,925円)
 発展新演習の国語問題文をもとにディスカッションをし、そのあと読解問題を解き、間違えたところを理詰めに説明する練習をします。
 この講座で、読解問題の解き方がわかり、短期間で国語力がアップする講座です。
 教材は、全員共通のものにするため、どの学年の方も、「発展新演習国語中3」をご用意ください。
▽自主学習教材注文フォーム
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php

●小4~高3対象Excel初歩から関数・VBAプログラミングまで

(平日朝10:00~10:45)みわ先生
(1コマ1,925円)
Excel入力の初歩から関数、VBAまでレベルに合わせた受講が可能です。
初心者→入力の基礎から始め、表の簡単な集計を目指します。
中級者→関数、VBAを使って計算ドリルのプログラミング作成をします。
テキストは、各自ご用意ください。
◆初心者(入力の基礎から始めたい人)
「いちばんやさしいエクセル超入門」
https://www.amazon.co.jp/dp/4815608962
◆中級者(関数やVBAに挑戦したい人)
「Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本[第2版]」
https://www.amazon.co.jp/dp/4798065188
 保護者の方も参加できます。

●ミニ・ビブリオバトル(定員6名)

(火・木朝10:00~10:45)あおかに先生
(1コマ1,925円)
 ミニビルリオバトルで本の紹介をして、チャンプ本をめざします。
1、普段から読んでいる本の中からおすすめしたい本、面白いと思った本を一冊選び、約3分程度の紹介スピーチを準備してご参加ください。(公式ルールの発表時間は5分ですが、このクラスでは3分とします。)
2、順番に1人3分で本の紹介をします。
3、発表の後は参加者全員でその発表に関するディスカッションを2?3分行います。
4、全ての発表が終了後に読みたくなった本に投票をして、最多票を集めた本をチャンプ本とします。
★こちらのクラスでは、一週間前に参加生徒が3人未満の場合はキャンセルとさせていただきます。

●小5~高3対象のホームページ作成

(平日・土朝11:00~11:45)みわ先生
(1コマ1,925円)
FTPソフトを使い自分のホームページを作成します。ソフトのインストールができる生徒専用のパソコンをご用意ください。
テキストは、各自ご用意ください。
「改訂版 高校生からはじめるプログラミング」
https://www.amazon.co.jp/dp/4046052228/

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夏期講習(0) 
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 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
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小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習