●動画:https://youtu.be/JUaLg9lAenI
勉強の様子が把握できるように、学習の結果を表やグラフで見やすくしました。
ご家庭でも、時々子供さんの勉強の様子をチェックしてみてください。
1.確認テストの結果とその経過がわかるようにしました。
https://www.mori7.com/kt/
・生徒コードを入れて確認ボタンを押すと、これまでの点数が表示されます。
12月までは、100点を取るまで解き直すことにしていましたが、結果がすぐに確定して正解を見られた方がいいので、1月からは1回で点数を確定することにしまし。
それぞれの確認テストのページの「グラフ」というところをクリックすると、偏差値のグラフが出てきます。
偏差値50以上であれば、よくできているということです。
2.学習記録のグラフを作りました。
https://www.mori7.com/teraon/gs_graph.php
・生徒コードとパスワードを入れて送信すると、問題集をどれだけやっているかということが表示されます。
1冊の問題集を5回繰り返すことを目標に勉強を進めていくようにします。
3.小学5年生以上の生徒は、自習室を活用してください。
https://www.mori7.com/teraon/js.php
▽参考記事
https://www.mori7.com/as/4940.html
勉強の中心は、授業に出席することではなく、毎日の家庭学習を進めることです。
しかし、家庭学習はきっかけがつかみにくいので、家族で話し合って、「○時から○時まで自習室で○○をする」ということを決めておくといいです。
自習の内容は、暗唱10分、読書30分、国語の問題集読書10分、算数数学の問題集1ページ、英語の問題集1ページなどと決めるといいと思います。
自習も、これまでの経過がグラフとして表示されるので、励みになると思います。
https://www.mori7.com/teraon/js_graph.php
4.作文、創造発表、プログラミングは、発表を目標として勉強を進める
国語、算数数学、英語などの教科の勉強と違い、作文、創造発表、プログラミングは、点数による評価はありません。
そのかわり、自分のオリジナルな作品を発表することができます。
今後、中学1年生以上は、メールアカウトを取得し、ChatGPTやZOOMやYouTubeのアカウントを作っておくといいです。
発表は、自分のZOOMでレコーディングをし、そのmp4ファイルを発表室にアップロードする形で行うことができます。
白梅
作文指導で大事なことは、「ほめて伸ばす」ことです。
文章を書くのが得意な先生や保護者が、子供の作文指導をすると、最初はほとんどの人が、「ここは、もっとこうしたらいい」とアドバイスをしてしまいます。
子供は、自分なりにがんばって時間をかけて書いた作文に、そういうアドバイスをされると、「自分の書いた作文はダメだったんだ」と思います。
ここが、教える人と教わる人との感覚の違いです。
そうして、アドバイスをされ続けて、やがて子供は作文が苦手になるのです。
文章を書くのが得意なお母さんや、作文指導が得意な先生に教わると、多くの子が作文嫌いになるのはそのためです。
では、どうしたら作文が上手になるかというと、その方法は三つあります。
第一は、書き続けることです。
長い間、作文を書き続けていれば、時間はかかっても、誰でも少しずつ上達します。
早く上手にさせようと指導して、子供が作文を書くのをやめてしまっては元も子もありません。
だから、褒める指導が大切なのです。
第二は、読書に力を入れることです。
書く力のもとになっているものは、読む力です。
例えば、会話の改行のある本をまだあまり読んでない小学1年生に「会話の改行」のルールを教えるとしたら、それだけで1年近くかかることもあります。
常体と敬体の区別がなかなかできない生徒は、常体で書かれている本をあまり読んでいません。
小学校の教科書は、小4までは敬体中心で書かれていますが、小5からは常体で書かれている文章の方が多くなります。
考える文章は、一般に常体で書かれています。
そういう文章を読む経験の少ない子は、常体と敬体の区別がつきにくいのです。
作文の体験学習のとき、小学校低中学年でも最初から常体で作文を書く子がいる一方、中学生や高校生でも、最初は敬体で書く子がいます。
これは、その子の作文以前の読書のレベルを反映しています。
作文を書く力のもとになっているものは、本を読む力なのです。
第三は、作文の事前指導です。
実は、これが、最も大事です。
例えば、「たとえを使って書こう」とか、「身近な人に取材して、話を立体的にしよう」とか、「結びの思ったことは、自分らしく長く書こう」とか言えば、子供はその方向で努力します。
それは、指導の内容が具体的だからです。
子供が、褒められて嬉しいのは、自分の努力が認められたときです。
ただ単に褒められたから嬉しいのではありません。
褒めることの基本は、事前指導とセットになっていることです。
作文の通信添削の弱点は、ほとんどの場合、指導する人と添削する人が別の人であることです。
すると、添削する人は、事前指導なしに褒めることしかできません。
子供は、自分の努力に基づかない褒め方をされると、最初はうれしく思うものの、やがて褒められることに飽きてきます。
だから、事前指導なしの褒めることが通用するのは、小学校低学年までなのです。
話は変わって、今日の朝日小学生新聞に、作文通信教育講座のブンブンどりむが、カラーの広告を載せていました。
この広告でも、「ほめて伸ばす作文添削」となっています。
確かに、これは、「直して伸ばす作文添削」よりも、ずっといい方法です。
しかし、大事なのは、褒める前提としての事前指導があるかどうかということです。
ブンブンどりむの監修者である齋藤孝さんの「こども文章力」という本は、斉藤さんの作文教育の最新の到達点だと思います。
しかし、この本の中身は、穴埋め作文の解説です。
穴埋め作文は、作文の事前指導とは違います。
これは、斉藤さんが、小中学生の作文指導というものをしたことがないからです。
少なくとも、一人の子の作文を数年にわたって教えた経験はないと思います。
▽参考記事
https://www.mori7.com/as/4864.html
言葉の森の作文指導とは、小1から高3までの継続する指導です。
事前指導があるから、長期間の指導ができます。
同じような「褒めて伸ばす○○」とは言っても、中身は全然違うのです。