ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5047番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
4月保護者懇談会資料――自習室の活用を as/5047.html
森川林 2024/04/22 07:55 

シラン



●今後の「森からゆうびん」の学習データ

 すでに、「森からゆうびん」というA4葉書で、生徒ごとの
・作文字数推移
・読解検定推移
・学習記録
を送りました。

 今後、読書記録、自習記録も送ります。

 海外在住の方には、郵送ができなかったので、ウェブで見られるようにします。

 今後、A4葉書による郵送は月1回、ウェブで見るのは毎週ということにしていく予定です。

 定期的に学習データを把握することで、今後の勉強に役立ててください。

●勉強には、一定の時間が必要。しかし、少なすぎても多すぎても問題がある

 中学生の学校の成績は、勉強時間に比例しています。
 平日1.5時間、土日2.5時間を目安にしていきましょう。
 また、定期テストの2週間前からは、平日3.5時間、土日6時間を目安にしていきましょう。(以前は土日8時間としていましたが、やりすぎはよくないので土日6時間としました)

 小学生の学校の成績も、勉強時間に比例していますが、大事なことはやりすぎないことです。
 小学1234年生は、学校の勉強も基本的なことばかりですから、時間をかければ誰でも成績はよくなります。

 しかし、ここで勉強をしすぎると、読書や遊びの時間が減り、かえって思考力や創造性がなくなります。
 また、いちばんの問題は、小学校低中学年のころに勉強をしすぎた子は、中学生や高校生になるにつれて勉強嫌いになることです。

 その反対に、小学校低中学年のころにたっぷり遊んだ子は、中学生や高校生になり勉強の必要性を感じるようになると、猛然と勉強するようになります。
 ただし、勉強の習慣ができていることは基本ですから、小学校低中学年では、毎日一定の時間を勉強するという習慣をつけておくことが大事です。

 勉強の時間の中で、最も大事なものは、読書の時間です。

●大学入試をゴールにするのではなく、将来の仕事をゴールにする

 教育に関するいろいろな情報が出ていますが、そのほとんどは大学入試までをゴールにしています。
 これは、就職の入口で生きてくるのが、大学のブランドだからです。
 ただし、ブランドは入口だけで、中に入って仕事を始めれば、実力がすべてです。

 ところで、右肩上がりの経済成長と終身雇用の時代は、終わっています。
 年配者の感覚では、いいところに就職すれば一生安泰という感覚が残っていると思いますが、それは最初のうちだけです。

 これから、世の中は大きく変わります。
 どんな社会になっても、自分の個性を生かして、自分がリーダーになるような仕事をしていくことが大事です。
 子育ても、将来のリーダーを育てるという目標で行っていく必要があります。

 そのための教育の基本は、読書力、作文力、創造発表力、コミュニケーション力、そして、どんなときでも幸福に生きようとする力です。
 幸福に生きる力の土台は、お母さんがいつも明るく楽しく生きていることです。
 明るく楽しく生きるために必要なことは、そう決心することです。

●自習室の活用を

 現在、自習室は、1年365日、24時間開いています。
 利用者は、まだ多くありませんが、海外の生徒で、夜中の2時ごろから勉強している子もいますし、日本の生徒でも朝早く7時ごろから勉強をしている子もいます。
https://www.mori7.com/teraon/js.php

 勉強は、退屈なものですから、時間を決めてみんなと一緒にやる感覚が必要になります。
 自習室に入る際に、何を勉強するかという自習記録をつけるので、それが自分の勉強の記録になります。
https://www.mori7.com/teraon/js_graph.php

 自習室では、次のようなことをするといいです。

・読書(学年の10倍が目安=小1は10ページ以上、……小5以上は50ページ以上)
・暗唱(100字の暗唱の30回繰り返し。10分あればできる)
・国語問題集読書の音読(国語問題集の問題文を1~2編音読。1冊を最後まで読んだら最初に戻り1冊を5回繰り返す)
・算数数学問題集1ページ(難問は考えずに、すぐに答えを見ることが大事)
・英語の暗唱10分(小学4年生以上は指定図書、中学生は指定図書又は教科書。1ページを20回繰り返すと暗唱できる)
https://www.amazon.co.jp/dp/4416716311/
https://www.amazon.co.jp/dp/477002746X/
・中学生の定期テスト2週間前は、1日3.5時間

★勉強はやりすぎないことが大事

 勉強で大事なことは、やりすぎないことです。
 親は、つい、長くやればやるほどいいと思いがちですが、長くやりすぎると勉強嫌いになり、結局長続きしません。
 その勉強嫌いは、大学生や社会人になってからも続きます。

 一定の時間を決めるか、一定の範囲を決めるかして、その時間や範囲が終わったら、すぐにやめることです。
 そのかわり、短い時間でいいから毎日続けることが基本です。

 保護者の方は、「勉強はさせすぎない」ということをよく理解しておいてください。
 子供は、中3になれば、親が止めても勉強するようになります。
 しかし、それは、それまでに勉強させすぎなかったことが条件です。
 小学生から中学2年生にかけては、一定の勉強の習慣をつけるだけで、あとはたっぷり自由な時間を確保させるようにしてください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
懇談会・個人面談(0) 

記事 5046番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
日本を守るために as/5046.html
森川林 2024/04/21 16:56 

スミレたち

 日本を守るためにどうしたらいいかというと、それは日本の国力をつけることです。
 国力の基本は経済力ですが、今は、経済力の基盤が大きく変わっています。

 昔は、工業製品が、経済力の基盤でした。

 今、インターネットテクノロジーが新しい基盤になっているかのように言う人がいますが、それはありません。

 インターネットテクノロジーは、コピーのできる世界なので、工業製品のテクノロジーよりもずっと早く供給元が広がります。

 現在の経済の停滞は、供給が需要を上回っていることです。
 そのために、無意味な戦争やワクチンが利用されています。

 新しい経済における需要は、物質的な物ではなく、人間的な文化です。
 人間の本当の欲望は、おいしいものを食べたいとか、よりよい物を身につけたいとかいうことではなく、よりよい自分になりたいということです。
 それが、文化です。

 日本は、誰もが文化を創造できる可能性を持った国です。

 日本の文化における、茶道、華道、浮世絵、落語、和食などの文化の多くは、無名の人々が作り上げたものです。

 そういう創造性を生かすことが、これからの日本と世界の発展につながります。

 いま、子供たちは、無意味な受験勉強に時間を費やしています。

 そういう仕組みを作っているのは、大人です。

 子供たちの、思考力、創造力、共感力、そして科学力をバランスよく育てることが、これからの日本の教育の基本です。

 そういう子供たちが、明日の日本を支えるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習