ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5099番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
夢のない子供たち。新しい野心的な目標を持つために、まず難しい本をよむこと as/5099.html
森川林 2024/06/13 03:07 

ホタルブクロ



 子供たちの勉強を見ていて疑問に思うのは、みんなの目標が、次のテストをどうするとか、次の試合をどうするとか、次の発表会をどうするとかいうことばかりなことです。

 そういう当面の目標は、もちろん大事です。
 しかし、私は、当面の目標だけでなく、もっと大きい目標があるべきだと思うのです。

 今の子供たちの大きい目標は、せいぜいどこの大学に入りたいとか、どういう職業につきたいとかいうことになってしまいます。

 それよりも更に大きい野心的な目標を持たなければなりません。
 それが、若者の役割です。
 目先の目標だけでは、日本はよくなりません。

 戦後の日本は、国自体が発展していました。
 国の成長に乗れば、それが自分も社会も発展させることになりました。

 しかし、今は日本の国そのものが低下しています。
 沈みつつある船の上で、既存の仕組みに乗るのではなく、新しい船を作ることが若者の役割です。

 そのために必要なのは、考えることと読書をすることです。
 それが、そのあとの挑戦につながります。

 中学生や高校生のみなさんは、難しい本をがんばって読み続けてください。
 毎日50ページが目標です。
 そして、毎週1200字の作文を書いていきましょう。

 今は、中高生向けの読みやすい説明文の本があります。
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8
 こういう本を出発点にして、自分の関心のある分野を更に深めていってください。


 宇宙戦艦ヤマトの歌を聴いて元気にやっていきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=iBVMVbLAISw

 私たちは、みんなが楽しく暮らせる世界を願っています。

 しかし、もし、その平和を脅かすものがあればいつでも戦うことができます。
 それが日本人です。


 やがて、こういう無意味な戦いの時代はなくなります。
 しかし、今はまだ、その時代の一歩手前なのです。

 私は、松本零士さんは、そういうことを知っていたのだと思います。

 3番の歌詞がいいです。

【「宇宙戦艦ヤマト」の歌詞】
さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト
宇宙の彼方 イスカンダルへ 運命背負い 今飛び立つ
必ずここへ 帰って来ると 手を振る人に 笑顔で答え
銀河を離れ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ 愛する人よ 宇宙戦艦ヤマト
地球を救う 使命を帯びて 戦う男 燃えるロマン
誰かがこれを やらねばならぬ 期待の人が 俺たちならば
銀河を離れ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ 緑の星よ 宇宙戦艦ヤマト
花咲く丘よ 鳥鳴く森よ 魚(うお)棲む水よ 永久(とわ)に永久に
愛しい人が 幸せの歌 ほほ笑みながら 歌えるように
銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦 ヤマト


さらば地球よ 再び遭おう 宇宙戦艦ヤマト
戦いの場へ 旅路は遥か 命の糸が 張りつめている
別れじゃないと 心で叫び 今 紫の 闇路(やみじ)の中へー
銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦 ヤマト

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240717  
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。
 基本のプロットは、豊田さんが書いた。理科系の知識があるから細部までこだわったという。
 松本さんは協力したという感じかなあ。もちろん主要な協力者で戦艦ヤマトをいう乗り物を考えたのも松本さん。そのほかにさまざまな人が関わっていたということだ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生き方(41) 

記事 5098番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
本当の勉強は、高校生になってから始まる。小学生、中学生のうちに勉強に消耗しないことが大事。勉強の目的はもっと遠いところにある as/5098.html
森川林 2024/06/12 06:20 

ブルーベリー



 次のような記事がありました、。
====
「都立トップ高校」と「中学受験御三家」はどちらが難しい? 高校受験塾講師が語る、都立高校の最新事情
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/223254
====

 これは、いい記事です。
 しかし、大きく見れば、こんなことはどうでもいいのです。
 これは、ガラパゴスの世界だからです。
 しかし、今、小学生や中学生の子供を育てている保護者にとっては、重要なことだということもわかります。


 これまで、多くの子供たちを見ていて、私は勉強のやりすぎの弊害というのをしばしば感じてきました。

 人間が自覚して勉強を始めるのは、中学3年生の15歳ぐらいになってからです。
 それまでは、勉強に対する自覚も、人生に対する自覚もないのが普通です。

 だから、15歳までは、楽しく過ごしていればいいのです。
 ただし、一応毎日の家庭学習をして、毎日の読書をすることが前提です。
 そして、普通に生活していれば、本人の自覚が生まれたときに、誰でも猛烈に勉強するようになります。


 小中学生までの勉強は、登山で言えば、まだ麓(ふもと)近くのなだらかなアプローチの部分です。
 そのあと、本当に差がつくのは、高校生になり、山道の斜面が次第に急になってからです。
 そこで逆転が起こるのです。

 低山のアプローチでがんばりすぎた子が、息切れをしてしまうことがよくあります。
 そして、それまでのんびりやっていた子が、先を歩いていた子を次々と追い越していくのです。

 だから、大事なことは、子供の自然な成長を大事にすることです。
 それは、無理をしないということです。

 無理をさせる方法は、いくらでもあります。
 競争させたたり、賞を与えたり、罰を与えたりする仕組みはさまざまに工夫されています。

 子供は素直ですから、それらの方法にすぐに乗ってきます。
 しかし、それが、子供の自主性を失わせてしまうのです。


 子供たちの勉強の目的は、いい学校に入ることやいい会社に入ることではありません。
 ここが難しいところですが、自分の力でいい仕事を作り出し、世の中に貢献することが本当の目的です。


 私は、自分が教えている子供たちを見るときに、その子の今の成績がどうだとか、どこの大学に入るかということは考えません。

 考えるのは、その子が将来どういう仕事をして社会で活躍するのだろうかということです。
 すると、みんな大きな可能性を持っていることがわかるのです。
 文字どおり無限の可能性です。
 だから、今の学校のテストが何点だったかということは、どうでもいいことです。(とは言わないけど(笑))


 保護者の方は、子供に密着しているので、つい明日のテストの成績というようなところに目が向きがちだと思います。

 だから、意識的に、遠い未来を見て子供たちを育てていく必要があります。


 そのために、競争の世界ではなく、創造の世界を目指すことです。

 競争で、1位になるとか2位になるとか、賞を取るとか、誰かに認められるとか、勝つとか負けるとかいうことは、古い時代の価値観です。

 新しい時代の価値観は、言葉で言えば、幸福、向上、創造、貢献です。

 その中のひとつ、子供の幸福に関して言えば、いちばんの基礎は、お母さんがいつも笑顔でいることです。

 向上に関して言えば、作文と創造発表を通して親子の対話を楽しむことです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240612  
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにがんばるようになります。
大事なことは、子供の自覚がまだない時期に煽らないことです。
今は、煽る方法がたくさんあります。
1位になるとか、賞を取るとか、勝つとか負けるとか。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習