ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5106番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
さまざまな勉強の中で、作文と読書が最も大事。書く力、読む力、考える力がすべての学力の土台になる。小5から急に難しくなる作文に対応するには、低学年のうちから書くことに慣れておくことが必要 as/5106.html
森川林 2024/06/21 05:59 

ヒルガオ



 作文力と読書力のある子は、算数数学も英語も理科も社会も、必要に応じてすぐにできるようになります。
 だから、作文と読書が大事なのですが、作文も読書も点数がつきません。(森リンは点数がつきますが)
 そのため、点数がつく勉強の方を優先して考え、作文と読書を後回しにしてしまう子がいるのです。


 作文力が大事という「東洋経済オンライン」の記事がありました。
====
作文力を鍛える「タイムリミット」は何歳なのか
大人になってからクセを直すのは大変だ
https://toyokeizai.net/articles/-/755177

「勉強するにも、頭の中で準備ができていなければなりません。視野を広く持ち、見識も広げるべきです。読書や作文は、この勉強の下地作りにもっとも有効な手段です。下地がうまくできれば、それまでバラバラだった知識がひとつに結びついていきます。そのためにも正しく読み、スピーディに書けることが不可欠です」

韓国屈指の漢学者であるチョン・ミン教授の言葉です。多くの専門家が、幼いうちから作文に取り組ませることで、子ども自身が自分で考えて、その考えを整理し、表現して伝達することに慣れていくと述べています。
====

 言葉の森の作文は、小5から急に難しくなります。
 小5は、抽象的な思考力が育ち始める学年ですから、国語も、算数も、理科も、社会も、すべて少しずつ難しくなります。

 外国人で日本語のあまり得意でない子も、小4までは友達に聞きながらでもやっていけますが、小5からは自分で読む力がなければ勉強についていくことが難しくなります。

 中学生になると、思考力の差は更に大広がります。

 思考力の土台になるものは、読書力と作文力です。
 だから、小学校低学年のうちに、書くことと読むことに慣れておく必要があるのです。


 作文の勉強というと、子供が書いたものを添削することのように考える人がいますが、添削で作文が上手になることはありません。
 最初に書いた作文の土台が大事なのです。

 作文の勉強は、すべて事前の準備です。
 小学1、2年生であれば、親が題材を工夫してあげることです。

 小学3、4年生であれば、親が作文のテーマに関して、自分の子供時代の体験を話してあげることです。

 小学5、6年生であれば、作文の主題に関して、親が自分の考えと自分の体験を話してあげることです。

 そうして、毎週作文を書く練習をしておくことによって、作文を書くことが毎日の生活習慣となります。
 この蓄積が、子供の作文力ととして残ります。

 言葉の森の作文は、小1から始めて高3まで続けられます。(幼長と社会人の生徒もいますが)
 小3や小4までの作文は、生活作文ですから、考えなくても書けます。
 この時期に書き慣れておくことによって、小5からの作文の準備をすることが大事なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240621  
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。
そのほかの勉強は、ネットで調べるか、AIを利用すればすぐにできるようになります。
勉強は、身体化しておくことが大事なのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 

記事 5105番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
作文力がこれからの学力の中心になる。そのためには、読書と親子の対話が必要。対話は、子供から聞き出すことよりも、親が話してあげることが大事 as/5105.html
森川林 2024/06/19 03:54 

かすみ草



 AIでいくらでも文章を作れる時代になりました。

 そこで、2023年の5月に、「読書感想文コンクールは、たぶん今年で終わる――ChatGPT時代の教育は、新しい形にならざるを得ない」という記事を書きました。
 この記事には、読書感想文の書き方も載っています。


 ところで、この記事を参考に、学校の宿題をChatGPTでこなす子もいたようです。

 しかし、勉強というのは、先生に褒められるためにやるのではなく、自分の成長のためにやるものです。
 だから、文章を書く力は、AIの利用とは関係なく必要なのです。

 同じようなことを書いている記事がありました。
====
AI時代に、なぜ「作文力」が重要視されるのか?
自分の価値を言語化できる子がこれからの優秀児
https://toyokeizai.net/articles/-/741136

これからの時代は、AIに真似のできない、人間ならではの思考力・表現力・創造性を発揮して文章が書ける子が、優秀児と評される時代です。そんな時代の流れを受け、新傾向といわれる近年の中学入試では、全教科を通じて記述問題がすごく増えていますし、作文一教科入試の中高一貫校も出てきました。大学入試でも「総合型選抜」などの新入試は、高校の評定平均と外部試験の英語スコア以外、ほぼ国語一教科入試となっています。
====


 では、作文力をつけるための勉強として何が必要なのでしょうか。

 第一は、読書です。
 読む力に応じてしか、書く力は伸びません。

 第二は、対話です。
 しかし、対話というと、多くのお母さんは、子供から何かを聞き出すことが対話だと思ってしまうようです。

 そうではありません。
 子供から何かを聞き出すのではなく、親が話してあげるのが対話です。
 だから、場合によっては、お父さんとお母さんが対話をして、子供はそばで聞いているだけでもいいのです。


 作文の勉強というと、出力を中心に考えがちです。
 そのため、作文の添削を受ければ、作文が上手になると考えがちです。
 そうではなく、作文の勉強のためには入力が大事なのです。

 対話も同じです。
 対話で大事なことは、出力よりもやはり入力です。
 ほかの人の話を聞くことによって、対話をする力がついてくるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240619  
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。
出力の前に入力がある。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 対話(45) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習