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記事 52番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/1/9
今学期の項目 ★ナツメの苗(小学校5年生相当)★ as/52.html
cynthia 2006/04/11 17:26 
  要約 —要約を200字ぐらいでまとめる— (感想文の場合)

 長文の要約の練習です。慣れるまでは、三文抜き書きと同じように考えて構いません。慣れてきたら、そこに自分の言葉を補いながらまとめてみましょう。

  書き出しの工夫 —会話・色・音・情景で書き出す—

 書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
 例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。
 例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。
 例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。
 例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。

  体験実例 —自分らしい体験実例を書く—

 作文の場合も、感想文の似た話も、自分が実際に体験したことをくわしく書いてみましょう。

  たとえ —まるで…のよう—

 小学校高学年は、たとえが自由に使える学年です。このころになると、表現の要は、「たとえ」から「名言」に移っていきます。つまり、たとえを使って事実を個性的に表現する書き方から、名言を使って意見を個性的に表現する書き方に移行していきます。中学生以上になると、たとえを多用した文章はかえって幼稚な印象を与えるようになってきます。小学校高学年では、たとえの指導をするとともに、将来の名言の指導の前段階として「ことわざの引用」の指導をしていきます。

  ダジャレ表現 —思ったことなどの中にダジャレを使う—

 ユーモア表現としてダジャレを入れる練習です。思ったことや会話の中などに、ダジャレを入れてみましょう。頭の体操にもなるはずです。

  わかったこと —理解したこと学んだこと発見したこと—

 作文の結びにわかったことを書く練習です。事実中心の作文から感想や意見中心の作文に以降する前段階の練習です。小学5年生になると、ものごとを大きくとらえる力が出てきます。何かの出来事があったときに、その出来事自体の描写で終わるのではなく、その出来事を通して自分なりに何を学んだのかとか、自分にどんな変化があったのかというまとめ方ができるようになります。
 例:(運動会の話のあとで)私は、やはりつらくても練習をしっかりやった方があとから満足できるのだということがわかった。
 キーワードは「分かった」「わかった」だけですが、ほかにも、「学んだ」「教えられた」「あらためて考えさせられた」などが考えられます。小学校5年生のころは、ものごとを大きくとらえる力がまだ充分に成長していないので、しばらくは教える先生の方で見本となるわかったことを説明する必要があります。

  漢字を使う、ていねいに書く —習った漢字を使いていねいに書く —

  常体で書く —した・だった・であるなどで書く練習—

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今学期の項目 ★タラの苗(小学校4年生相当)★ as/51.html
cynthia 2006/04/10 14:26 
  三文ぬきがき —はじめ中おわりから文を三つ抜き書き— (感想文の場合)

 要約の前段階の練習です。要約は、文章の内容として重要なところを抜き出してまとめることですが、このような全体の構成を考える力がつくのは小学5年生以降です。ところが、5年生から急に要約の指導をすると、ほとんどの生徒は抜き出すところが多くなりすぎ、長い要約になってしまう傾向があります。
 指導の仕方として、最初に長い要約を書かせて、徐々に短くまとめさせてゆくというやり方も考えられますが、言葉の森では、最初から短い要約を書く練習をさせていきます。5年生から指導する要約の全体の感じをつかむために、4年生では、文章全体から三文を選んで抜き書きする練習をします。
 重要なところを選んで抜き書きするように指導することは4年生では難しいので、文章の「始め」「中」「終わり」から一文ずつで合計三文の抜き書きをするように指導します。三文抜き書きという学習は初めてという生徒がほとんどなので、最初の数回は先生が見本を示します。「今から先生が言うところに線を引いてね。一番目は○行目の……。二番目は○行目の……。三番目は○行目の……。その線を引いた三つの文をそのままつなげて書いていくことが三文抜き書きです。線を引くところは、三箇所であればどこでもいいです」
 大事なところに線を引くということではなく、どこでもいから三箇所線を引くということが大事です。これによって、全体の感覚をつかみ抵抗なく三文抜き書きができるようになってから、徐々に大事なところに線を引く(選ぶ)ように指導を発展させていきます。

  書き出しの工夫 —会話・色・音・情景で書き出す—

 書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
 例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。
 例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。
 例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。
 例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。

  自分だけがしたこと —自分だけがしたこと、初めてしたこと—

  作文の題材には、できるだけ自分のしたことを書くことが大切です。それはその方がその人らしい作文になるからです。例えば、サッカーの試合の話を書くときに、「Aくんがパスして、Bくんがシュートをして、1点を取った」というような書き方ではなく、「(ほかならぬ)ぼくがシュートをしようとして空振りした」というようなことを書いていくということです。たとえ、失敗をした話であっても、自分のしたことの方が書いていておもしろいと説明していくとよいでしょう。  これは、将来の意見文の中の体験実例につながっていきます。
 指導は一見難しいようですが、みんなと同じことを書くのではなく、自分だけがしたようなことを書いていくといいよと説明すると、小学校中学年の生徒はすぐに理解します。 評価は、自分のしたことが書いてあれば◎とします。

  たとえ —まるで…のよう —

 小学校中学年は作文の中にたくさんのたとえを使えるようになる学年です。このころにまだたとえの使い方がありきたりでいつも同じたとえばかり使う子は読む練習が不足しています。たとえが楽に使えるようになった生徒には、ただたとえを使うのではなく、自分らしいたとえを使うことを指導していきます。

  ダジャレ表現 —思ったことなどの中にダジャレを使う—

 ユーモア表現としてダジャレを入れる練習です。思ったことや会話の中などに、ダジャレを入れてみましょう。頭の体操にもなるはずです。

  心の中で思ったこと —口に出さないが心の中で思ったことを書く—

  思ったことを個性的に書いていく練習です。自分だけが思ったことは、ほかの人が思わないような思ったことでしたが、これは、口には出さない(出せない)思ったことを書く練習です。
 例:(先生におこられて)僕は、先生だって子供のころ、こういうことをしただろうになあと思いました。○
 例:(先生にほめられて)僕は、このぐらいで喜んいちゃだめだ、僕はもっと上を目指すんだからと思いました。◎

  漢字を使う、ていねいに書く —習った漢字を使いていねいに書く—

  段落三文 —段落の目安は三文ぐらい —

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