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記述問題の答えは自分で考えて作るものではなく、本文中の言葉を探してまとめる「作業」であることを理解することが第一歩です。
●記述問題は「考える問題」ではなく「探す問題」
国語の記述問題というと、「自分の考えをうまくまとめて書く力が必要だ」と思われがちです。しかし実際には、記述問題の答えの多くは、すでに本文中に書かれています。
つまり、文章を深く考えて独創的な答えを作るのではなく、「答えが書いてある部分を探す」という作業なのです。
これは読解問題全体にも言えることです。選択肢がある問題でも、「どれが正しいと思うか」ではなく、「本文にその内容が書いてあるかどうか」が基準になります。自分の常識や価値判断ではなく、あくまで本文に忠実であることが大切です。
記述問題も同じです。オリジナルの表現でうまくまとめることよりも、本文の言葉を使って書くことが基本になります。採点者は一つ一つの答案を丁寧に読み込む余裕があるとは限りません。使われている言葉が本文と対応しているかどうかを中心に評価します。そのため、本文の語句を的確に取り入れることが、得点につながるのです。
●指定字数いっぱいまで書く
もう一つ大切なのは、指定された字数いっぱいまで書くことです。
たとえば「600字から800字で書きなさい」とあれば、原則として800字ぎりぎりまで書くのです。これは記述問題だけでなく、作文でも同じです。
理由は単純です。採点するのは人間だからです。同じような内容であれば、情報量が多く、具体性のある答案の方が評価されやすい傾向があります。また、実際に文章力のある生徒の多くは、指定字数ぴったりに書いています。
逆に、字数に余裕を残して終わる答案は、どうしても物足りなく見えてしまうことがあります。与えられた枠を使い切ろうとする姿勢そのものも、評価の一要素になるのです。
●記述力を伸ばす一番の近道は作文
では、記述の力をどのように伸ばせばよいのでしょうか。
結局のところ、文章を書き慣れることが一番です。その基礎となる練習が作文です。自分の考えたことを文章にまとめる練習をしておけば、記述問題にも自然に対応できるようになります。
作文の効用は試験対策だけにとどまりません。会議で司会をするときに、論点を理路整然とまとめる力にもつながります。作文が上手な子は、話すことも上手です。頭の中で言いたいことが構造化されているからです。
説明文や意見文を書く練習を続けていると、話すときにも図解するように、わかりやすく説明できるようになります。書く力は、そのまま考える力、話す力へとつながっていくのです。
●記述式入試の時代へ
大学入試を見ても、記述式の重要性は明らかです。たとえば東京大学の国語は、ほぼすべてが記述式です。選択肢を選ぶ問題はほとんどありません。
大学入学共通テストのような選択式試験もありますが、その先では、自分の言葉で書く力が問われます。
一方で、短い記述問題の採点は、出題者側にとっても難しい面があります。厳密な正解を定めにくく、対策も曖昧になりがちです。50字から60字程度の短文では、AIによる採点も必ずしも容易とは言えません。
本当に国語力を測ろうとするなら、短い記述問題だけでなく、まとまった作文による評価も有効です。作文であれば、AIによる一次評価も比較的信頼性の高い形で活用できます。その上位答案を人間が内容面で評価すれば、効率的で信頼性のある評価が可能になるでしょう。
●記述問題を怖がらない
記述問題は、特別な才能が必要な問題ではありません。
本文をよく読み、答えの根拠となる部分を探し、その言葉を使ってまとめること。そして、指定字数いっぱいまで丁寧に書くこと。その基本を守れば、着実に得点は伸びます。
そして、その土台を支えるのが、日々の作文練習です。
書くことを通して考える力を育てること。それが記述問題対策であり、同時に本当の国語力を育てる道なのです。
▽関連記事
記述問題で「字数が足りない」を解決するたった2つの方法(note)
https://note.com/takashi838/n/ncd4c62a30bb2
【中学受験国語】記述問題攻略ガイド(rmkokugojyuku.com)
https://rmkokugojyuku.com/blog/179
Z会東大受験対策サイト「2025年度 東大国語 徹底分析」
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●AIの登場による教育のパラダイムシフト
子供たちに勉強を教えるためには、それぞれの教科を専門的に教える力を、講師が持っていることが必要でした。
しかし、AI時代になってその前提が大きく変わりました。
これまでの先生の役割は、自分の知っている知識や経験を右から左へ子供たちに伝えることでした。
そのために生徒がどのようなことを質問しても、それに対応できるだけの能力が必要だったのです。
●AIが知識を担い、人間が心を育む
しかし現在、答えのある知識は、AIがほとんどカバーできるようになっています。
教科によっては、その教科の専門の先生よりもAIの方が詳しく分かりやすく教えることができます。
そこでいろいろな教科のクラスを統合して、「全科学力クラス」として編成することにしました。
例えば、国語読解クラスであれば「全科学力クラス(国)」、教える講師によっては「全科学力クラス(国数英)」などとなります。
AIの時代には、先生の役割は、教えることよりも生徒を励ましたり、生徒同士の交流を促したり、生徒に勉強以外の話を伝えたり、生徒や保護者と対話したりすることになるのです。
先生に必要な資質は、教える教科の知識よりも、人生の経験や生きる姿勢、自身の体験などになっていきます。
●家庭学習と連動する「2.0」への進化
これまでの全科学力クラスでは、授業のときだけ勉強するという子もいました。
現代の子供たちは多忙で、ひっきりなしにいろいろなことをしています。
そのために、全科学力クラスの勉強でも、自分が消耗しないような関わり方で、そのときだけ熱心にやるという子も比較的多かったのです。
全科学力クラスは、家庭での日常的な学習とセットになっていなければ、大きな成果を上げることはできません。
しかし、それは単なる声かけだけでは不十分です。
もし、毎回の勉強の成果が目で見える形で分かり、それが保護者にも通知され、個々の生徒について今後何をすべきかをアドバイスできるようになれば、週1回の全科学力クラスと毎日の家庭学習が連動し、もっと大きな成果を上げられます。
●AIと人間の対話が支える次世代の学習
個々の生徒の学習評価と個別のアドバイスはもちろん先生でもできますが、そこにAIが加われば、より詳細で具体的なアドバイスが可能になります。
そこで、全科学力クラスでは、週1回の授業と毎日の家庭学習を連動させて、子供たちの勉強をさらに能率よく進めることにしました。
これからの子供たちは、国語、算数・数学、英語のそれぞれの塾などに通う必要はなく、全科学力クラスだけでワンストップの勉強ができるようになります。
人間の先生は、個々の生徒のアドバイスに関する相談や質問に対応することになります。
AIのシステムを、講師と生徒と保護者の対話で補強するというのが、新しい全科学力クラスの展望です。
だから、これまでの全科学力クラスとの違いを明確にするために「全科学力クラス2.0」としたのです。
●未来の教育プラットフォームを目指して
全科学力クラス2.0が目指しているのは、新しい未来の教育スタイルです。
オンライン少人数クラスは、4人から5人の少人数で、世界中どこからでも参加でき、欠席した場合も別の時間のオンラインクラスに振り替えることができます。
全科学力クラスは、子供たちの自学自習と対話のある教育のための、新しいプラットフォームになるのです。
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問題文を読むときに大事なことは、小さな声でいいので音読をすることです。
音読には二つの大きな意味があります。ひとつは文章のリズム感が身につくこと。もうひとつは、斜め読みを防ぐことです。
同じ文章を繰り返し読んでいると、まだ勉強の自覚の十分でない小学生や中学生は、だんだん読み方が雑になっていきます。黙読になると、特にその傾向が強くなります。
しかし、たとえ口の中でつぶやく程度でも音読をすれば、文章をきちんと追うことができます。
●音読を続けさせる最大のコツ
子供が音読をしているとき、そばで聞いているお父さんやお母さんは、つい注意をしたくなります。読み間違い、抑揚、スピード……気になることはいくらでもあります。
しかし、読み方の注意は一切しないことが大切です。注意をすると、子供は音読を負担に感じるようになります。そして、「自分の部屋で読む」と言い出し、やがて音読そのものをしなくなります。
どんな読み方でもいいのです。ふざけて読んでも、早口でも、言い換えて面白く読んでもいいのです。
そこで必要なのは、ただひとことの肯定的な言葉です。
「だんだん上手になってきたね」
「難しい文章をよく読んでいるね」
うそでもいいから褒める。これが子育てのキーワードです。これは子供をコントロールするためではありません。生きていることは基本的に肯定的なことだと伝えるための声かけなのです。不思議なことに、何の注意もしないほうが、音読は自然に上達していきます。
●音読と読書――勉強法は単純
国語の勉強法は実に単純です。毎日、課題の長文を音読すること。そして、毎日読書をすることです。
音読は、朝ご飯の前に行うと続けやすくなります。食卓に課題フォルダを置き、「音読してから朝食」という習慣にすれば、特別な努力をしなくても続きます。
読書は、学年の十倍ページが基本ですが、苦手なうちは毎日十ページでもかまいません。大切なのは、一日も休まず続けることです。
中学生・高校生は定期テストがありますが、読書力のある子はテスト前でも本を読みます。この読書力こそが、学力の土台になるのです。
●小学1・2年生で差はついている
小学1、2年生で、字の多い本をすらすら音読できる子は、学力の土台はひとまず安心です。つっかえながら読む子は、今は成績がよくても、後で伸び悩むことが多いのです。将来の学力の差は、すでにこの時期に芽生えています。
●音読は「回数」が命
音読は、一度や二度では効果は出ません。大事なのは繰り返しです。ただし、同じ文章を続けて何回も読むのではありません。一冊を最後まで読み終えたら、また最初に戻る。そのかたちで一冊を五回読むのです。
繰り返し読むことで、文章の背後にある考え方、つまり思想が見えてきます。国語の問題文には、実は共通した主題が多くあります。繰り返し読むうちに、その主題を予測できるようになります。すると、新しい文章でも読むスピードが上がります。
昔から、素読の方法として「百字を百回読む」と言われてきました。音読の効果は、半ば暗唱できるところまで読んで初めて現れます。
●問題集音読の意味
問題集の問題文を音読させると、多くの子供が一、二か所読み間違えます。それは、その語彙にこれまで接してこなかったからです。一か所も読み違えずに音読できる子は、それだけで国語の力があります。読み違いのある子は、読解のコツを学んでも、少し難しい文章になるとつまずきます。この差は、説明文の読書や問題集読書を毎日しているかどうかの差です。
音読は地味で単調に見えます。しかし、最も確実で、最も力のつく方法です。
毎日の音読と読書。この単純なことを、休まず続けること。それが、国語力を育てる王道なのです。
●関連する記事・参考リンク(G)
ベネッセ教育情報「音読をする意味は?効果を上げる方法や保護者のサポートのコツも」
https://benesse.jp/kyouiku/202107/20210706-1.html
(親のサポートのコツが詳しく、録音して振り返る方法なども紹介)
現役小学校教諭の解説「子どもと『音読』 スラスラ読める子は読解力が高い理由」
https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/study/HkGPK
(低学年での重要性と家庭でのメリットがわかりやすい)
速読解力関連「音読が子どもにもたらす効果とは?」
https://www.sokunousokudoku.net/media?p=12708
(脳の活性化・集中力・語彙力など6つの効果を科学的にまとめ)
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