第4週の勉強は、読解問題(必須)、投稿(任意)、清書(任意)となります
幼稚園年長、年中の生徒は、これまでと同じように第4週も作文を書く練習です。
これまで、第4週の清書は、先生に送ってもらっていました。送られた清書の中から、学年別に入選作品が選ばれていました。
しかし、生徒数のわりに選ばれる入選作品が少ないという問題がありました。
そこで、これから、
手書きの清書は、先生には送らずに、直接コンクールや新聞などに投稿していただくようにします。
したがって、入選作品というものはなくなります。
一方、パソコン入力の清書の場合は、これまでと同じように「作文の丘」からインターネットで送信してください。
パソコンの清書から、自動採点ソフト森リンの点数をもとに、毎月の森リン大賞を選びます。この森リン大賞が、これまでの入選作品の代わりとなります。
なお、読解問題の時間がかかるため、投稿や清書の時間が取れない場合は、投稿や清書を省略してもかまいません。
清書の仕方
言葉の森に送る清書は、パソコン入力のものだけになります。このパソコン入力の清書から、その月の森リン大賞が選ばれます。
パソコン入力は、生徒が自分でできない場合は、お父さんかお母さんが代わりに入力してあげてください。
インターネットから送信する仕方は、「学習の手引」をごらんください。
https://www.mori7.net/mori/gate.php#129
(上記の#129は「学習の手引」の中の該当箇所で、2009年9月1日現在のものです)
送り方の簡単な手順は次のとおりです。
1、パソコンで作文を書きます。
2、書いた作文の文字画面をコピーします。
3、言葉の森のホームページの「作文の丘」に行き、生徒コードとパスワードを入れます。
4、本文のところにコピーしたテキストを貼り付けて送信します。
投稿のためのコンクール情報
▼第42回 音楽鑑賞教育振興 論文・作文募集
http://venture-plus.com/news/44531
テーマ:聴いてみつけた音楽の楽しみ
締切:2009年9月30日
対象:小・中・高校生
▼第23回 感動作文コンクール
http://www.rinri.or.jp/expressive_education02_23annai.html
テーマ:感動
締切:2009年10月2日
対象:小・中・高校生
▼日本語大賞
http://asiabiz.jp/newsasiabiz/2009/06/post_7253.html
テーマ:人と人とをつなぐ日本語
締切:2009年9月24日対象:小・中・高校生・一般
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言葉の森では、音読や暗唱の自習をすすめています。
その根拠として、これまで、貝原益軒、塙保己一、シュリーマン、本多静六、湯川秀樹などの例を挙げてきました。
ところで、インターネットで「暗唱、暗写」と検索していると、ちょうどいい記事を見つけました。英語の暗唱の例ですが、同じことは当然日本語にも当てはまります。
以下の記事は、下記のページからの引用です。
http://www2.netwave.or.jp/~rikuta/text.html
====引用ここから。====
私が小学生の頃、近所にとても評判のいい個人の英語塾がありました。
そこは、決して有名な塾ではありませんでしたが、
先生が、1学年5人までしか生徒を受け付けない、という方針をとられていて、
「あそこに通っている子は、みんな英語がよくできる。」と噂されているようなところでした。
私は、中学生になったら英語の授業が始まるから、と、
母の勧めもあって、中学入学前から、その英語塾に通うことになったのですが、
緊張しながら、1回目のレッスンに行ってみると、
そこで、先生に「これから、毎回、次に来るときまでに、英語の教科書の暗唱をしてもらいます。」と言われ、
初日は、アルファベットの大文字と小文字を習って帰りました。
私は 英語教室というと、新しく出てきた単語やフレーズをみんなでリピートしたりするのを
想像していたので、その、まるで寺子屋のような雰囲気にどぎまぎしながらも、
さっそく家に帰って、中学1年生の英語の教科書を開いてみました。
が、教科書の挿し絵から、どんな内容かなんとなく推測することはできても、
アルファベットを覚えたばかりで、とても文字が読める状態ではありません。
教科書にそった音声テープも購入しました。
が、テープを聞いてみても、 何を言ってるのか全然分からないうえ、
少し長いセンテンスになると、途中で舌がまわらなくなり、
リピートすることさえできません。
そこで私は、これでは翌週までに暗唱なんて到底できそうにない、と思い、
宿題として指示されたページの単語を、全部英和辞書でひいて、
その単語のカタカナ読みを、歌詞カードのように紙に書き写し、
毎日、その自分で書いたカタカナのルビの羅列を声に出して読んで、
なんとか最初の週は、丸覚えしました。
また、学校が終わって、塾に行くまでの間に忘れてはいけないと思い、
教科書の暗唱箇所の英文全部に、うっすらカタカナのルビもふっておきました。
が、2回目のレッスンのときに、自分ではなんとか暗唱ができたと思ったものの、
すぐに、先生に英文全部にルビをふって、ルビ文を暗唱していたことがバレてしまったため、
3回目からは、泣く泣くテープの音声を小分けに聞きながら、1文ずつ音読して暗唱する方法に
向き合うことにしました。
その後もしばらくは、テープを小刻みに聞いて、
かなり時間をかけて、しぶしぶ音読しながら暗唱していったのですが、
それでも 3ヶ月ぐらいたった頃、
英語の音声に慣れたのか、暗唱のコツが分かったのか、
いつのまにかその教室に一緒に通う同級生5人とも、
最初に比べるとずいぶん楽に、暗唱できるようになっていました。
また、英語の文章全体の抑揚や発音もずいぶんよくなっていました。
ちなみに教室では、毎回、みんなの前で順番に教科書を伏せて暗唱し、
途中でつまずくと次の人に順番がうつり、
課題の暗唱が終わった人から、意味があいまいな単語を個々に英和辞書で調べて、
自分の単語ノートに書いていき、
最後に、その日暗唱した英文を、教科書を見ながらノートに書き写していきました。
(中学1年生の最初の頃は、教科書を見ながら書き写すのが精一杯でしたが、
じきに、書くスピードも速くなり、テキストを見ないで書ける(暗写できる)ようになっていき、
中学2年生ぐらいからは暗唱と暗写がセットで、家庭での宿題になりました。)
私も含めて、その教室に通っていた同級生の5人とも、教科書の暗唱と暗写がとても効果を発揮し、
学校での英語の授業は、とても余裕を持って受けることが出来ました。
教科書全部を暗唱し、暗写もしているので、
まさに、毎回毎回、授業全てが、「復習」をやっているのと同じです。
ちなみに、宿題として指示された暗唱の量は、
最初は、英語量が短いので1単元ごとでしたが、
長くなってくると、1単元を2~3回分に分けた分量(2~3ページぐらい)でした。
また、必ず、その単元を全部暗唱し終えたときには、
復習として、その単元を最初から全部通して暗唱と暗写をすることが宿題になり、
さらに、夏休み、冬休みには、教科書の最初から、それまで暗唱した単元まですべてが
暗唱の課題にされ、1学年が終わった春休みには、教科書1冊丸々暗唱と暗写をやりました。
これは、はたから見ると、とても大変なことのように感じるかもしれませんが、
当時中学生だったということと、
塾で暗唱し、さらに学校の授業でも細かく習ったあとの暗唱になるので、
その単元のイラストを思い出せば、するする英文が思い出されてきて、
さほど苦労することなく、暗唱することができました。
また、学校の英語の中間テストや期末テストなどの成績も、
その塾に通う5人全員ほとんどずっと満点で、
みんな、いつのまにか、暗唱のおかげでこんなに英語で楽をできるんだ、という意識が芽生え、
はりきって、暗唱という方法をとるようになっていきました。
その後、高校に入ってその教室をやめたあとも、
私は、英語の学習方法は、中学のときと同じようにやっていこうと思いました。
暗唱になれていたので、高校の教科書を見たときにも、
そんなに長いものに感じなかったのです。
具体的には、授業で習うより先に教科書にそったテープを聞き込んだあと、
意味が分からない単語を予め英和辞書で調べ、
暗唱したあと、最後に暗写で仕上げていく、という方法ですが、
それを繰り返しているうちに、
高校1年生頃には早くも、学校の英語の試験以外に、
暗唱によって英語力がついていることを実感することがおこりました。
1年生の夏から、アメリカの同い年の女の子と文通するようになり、
2週間に1度のペースで手紙を出し合うようになったのですが、
最初、英文レターの本を参考に、時間をかけて手紙を書いていたのに、
いつのまにか 思ったことを自分なりに英語で自由に書けるようになっていたのです。
====引用ここまで====
日本人が英語の暗唱や暗写で勉強できるとすれば、逆に、外国人が日本語を勉強するときに、日本語の暗唱や暗写という方法が使えます。
これは、帰国子女などで日本語が苦手な人にも使えますし、日本語が既に自由に使える人がより上手な日本語を身につける際にも使うことができます。
暗唱というと、これまでは方法論がなく、ただ覚えるまで根性で反復するようなやり方が主でした。
しかし、言葉の森の暗唱用紙を使う方法でやれば、だれでも楽に暗唱できるようになると思います。
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作文の学習の問題は、時間がかかるということです。確かに、構成図を使えば7、8分で考えることができ、音声入力を使えば7,8分で書き上げることができますが、このやり方はまだ一般的とは言えません。
そこで、短作文という方法を考えました。これを、読書暗唱作文クラブでやっていく予定です。
短作文は、一段落、約三文、約150字の作文です。この一段落が、長い文章を構成する一つの基礎的なまとまりとなります。
一段落には、一つのテーマは含まれます。このテーマは、自由です。いわば、その日の日記のような位置づけで、各自が自由に書くことを決めてきます。
現在、言葉の森の小学3年生以上の課題は、与えられた題名や長文になっていますが、自由なテーマになると、テーマを発見する習慣もつきます。これは、ブログなどに記事を書くのと同じ効果があります。
なかなか書けないという生徒には、書きやすくするために、表現指導で文を引き出す練習をすることも考えられます。例えば、「もし……だったら」「どうして……」「たぶん……」などの表現項目です。このほか、「会話」「名前・数字」「□○□○」なども使えます。
しかし、あまり手助けをすると、観念的な言葉遊びになってしまうおそれもあります。基本になるものは、あくまでも本人によるテーマの発見で、表現項目指導は、補助的なものとして考えておきます。
創造的な活動は、制約がある方が創造性を発揮しやすくなるという面があります。短作文の制約は、三つ考えられます。
第一は、8行(150字前後)ぴったりにまとめるということです。これは、俳句や短歌と同じで、字数の制約があることによって創造性が引き出しやすくなるとともに、作品としての密度が高まります。
第二は、「たとえ」や「自作名言」をできるだけに入れるようにして書くということです。こういう表現項目があると、作品の完成度が高まります。
第三は、消しゴムを使わずに一挙に書き上げるということです。時間制限という制約があると、勉強の集中度が高まります。タイマーのようなものを使って、書き上げた時間を記録するようにしてもいいと思います。
これまでの普通の作文を仮に長作文と呼ぶと、この短作文と長作文の関連は次のようになります。
短作文が基礎作文力の練習で、長作文が構成作文力の練習です。
この短作文の評価は、基本的に誤字と誤表記のチェックだけです。先生の講評よりも、短作文を書いて発表すること自体が勉強の中身になります。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
マインドマップ風構成図
記事のもととなった構成図です。
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経済力、軍事力、人口力の大きい国が、世界に対する影響力を持ちます。しかし、その国が文化的大国であるとは限りません。むしろ、歴史的に見ると、領土を広げた国は、その国の文化を広げたのではなくその国以外の文化の交流を促したということも多いのです。
では、文化とは何かといえばそれは言語です。
ある言語のもとで営まれている、生活、思想、芸術の総体が文化にほかなりません。
日本語が使われている地域の文化、つまり、日本の文化の特徴は、穏やかさ、清潔さ、正直さ、思いやり、知性、技術など、いくつかのすぐれた面を持っています。しかし、日本文化は、それらの特徴を事事しく自己主張するのではなく、静かに育んでいるといった風情です。それが、静かに世界に影響を与えているのです。
しかし、日本は今後、少子化、高齢化、低成長下で、国力自体は長期的に低下する傾向にあります。この物理的な国力低下を補うものは、文化的な国力上昇です。
それは、日本語の流通量が世界に広まることによって行われます。
具体的には、出版物など流通する情報の量と質、ホームページやブログなど発信される情報の量と質、読書や作文など日本語的な教育の量と質、です。
もし人口が2分の1になっても、日本語の本を読む量が2倍に増えるか、日本語のブログが2倍に増えるか、日本語の教育レベルが2倍になるかすれば、文化力は発展します。
逆に人口が2億や3億になっても、本やブログや教育が今と同じ水準に留まるならば、日本の文化力は水増しされ衰退していくといえるのです。
日本は、これまで技術力と経済力で世界に貢献してきました。これからはそれに加えて、
文化力でも世界の平和と発展に寄与していく時代になっているのです。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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クマザサは いつでも空を 向いている
せっかく書いた自分の作文が、
他の人からけなされることもある。
しかし、それはそういう批判をのりこえて、
もっと上手に書く力を持てという天からのメッセージだ。
世の中には理不尽なことがさまざまに起きる。
それらを克服してよりよい社会を作るためには、
心のきれいな人間であるだけではなく、
あらゆる批判を消化する強い胃袋を持つ必要がある。
批判をした人をうらんだり、批判しかえしたりするな。
そういう人よりももっと大きな人間になれ。
君に孟子の言葉を送ろう。
「天の将に是の人に大任を降(くだ)さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめる」
ひどく言われれば言われるほど、
大きな将来性があるということだ。
がっかりしたり、しょんぼりしたりしているときではない。
天の期待にこたえて更に前進するようにがんばろう。
※小学生の子供が、せっかく書いた力作を、先生に頭からけなされたと言う。
その子とお母さんのために、励ましの詩を送ります。
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↑ カヤツリグサ
昔、貝原益軒が百字暗唱を提唱したころは、テレビもゲームもない落ち着いた世界でした。シュリーマンや本多静六らが暗唱したときは、本人に燃えるような情熱がありました。また、戦前や戦中は、日本の社会に暗唱文化が残っていました。
現代の子供たちには、それらの条件がいずれも欠けています。(情熱はある場合もありますが)
このような事情があるために、音読や暗唱を家庭で続けるのは難しいのだと思います。
そこで、暗唱用紙を作りました。これは、100字30回の暗唱と300字10回の暗唱が1週間の流れでできるようにするための用紙です。これによって、驚くほど暗唱が続けやすくなります。
暗唱が苦手な低学年の子に、ただ「覚えるまで読みなさい」という言い方をしては、初めからあきらめてしまいます。また、タイマー10分で計る方法は、気が散りがちです。正の字を書く方法は意外と面倒で、もしそれを大人がやってあげるとなるとかなり負担がかかります。
ところが、暗唱用紙なら子供がひとりで自然に進めることができます。これは、自分でやっていることを目と手で確認できるからです。
今日、通学教室で暗唱用紙の使い方を説明しました。
小1の子が最初はたどたどしく読んでいましたが、途中から自分でやるようになり、いつの間にか30回読み終えて、長文を空ですらすらと言えるようになりました。
通学教室でスムーズにできるようになったら、通信教室でも導入していきたいと思います。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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↑ ザクロの実
毎月第4週の清書は、上手な作品を入選作品として選ぶようにしていました。しかし、各学年数名の入選だと、生徒数の割に入選者が少なくなってしまいます。
一般に賞というものは10人に1人ぐらいの割合で何らかの賞が獲得できるというのが理想のようです。しかし、今の状態で10人に1人の割合にすると、事務量が膨大になってしまいます。
そこで、今後、毎月第4週の課題は次のようにすることを検討しています。
1、読解問題(必須)
2、コンクール応募(任意。手書き又はパソコンいずれでも可)
生徒の皆さんの作文にはすぐれたものが多いので、入賞する子もたくさんいると思います。コンクールの情報は、言葉の森新聞で紹介していく予定です。
3、清書は作文の丘から送信(任意。パソコン入力のみ)
パソコンで送られた作文は自動的に森リンで採点されます。この点数は作検の点数に関連があります。
そして、
清書の中から森リンの点数の上位の作品を森リン大賞として選びます。これらの入選作品を紹介する形にすれば、多くの作品をが皆さんの目に触れるようになります。
また、これに伴い、賞品引き換えのクラウン数ももっと頻繁に渡せるようにしたいと思っています。
そのためには賞品をバーチャル化し、ときどきリアルなものを送るという形にすることも考えています。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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手書きの清書は我が家の息子には、かなり有効でした。
息子は何につけても「繰り返し練習する」ということ、「間違いを直す」ということを嫌がるのですが、毎月、四週目の手書きの清書はmustだと思っているようで、積極的に書いています。
誤字脱字を自分で発見しながらていねいな字で書くことにより、集中力も養えますし、漢字の習得にも効果があるのではないかと思います。親の立場からすると、低学年(小3ぐらい)までは手書きの清書が有難い課題だと思います。
手書きの清書は、これからも残ります。
ただ、それが言葉の森用の清書になるのではなく、投稿用の清書になるということです。
ですから、これまでよりも張り合いのある清書になると思います。
その一方で、その清書をパソコンでの入力して、言葉の森用に送っていただければなおいいと思います。
全部やるのが大変な場合は、どれかを選択してやっていってください。
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言葉の森では暗唱の自習をしています。
ところが、教室で一斉に暗唱するときや、狭い家で兄弟一緒に暗唱するとき、大きい声は出せないが、自分の声はしっかり聴きたいということがよくあります。
暗唱の仕方の中には、聴いて覚える方法もあります。高速聴読がその方法ですが、人によっては聴くだけでは覚えにくいということもあるようです。
耳栓をして周囲の雑音が入らないようにしながら、内耳で聴く方法もあります。しかし、これも人によっては覚えにくいようです。
一方、先人の例を見てみると、シュリーマン、本多静六、貝原益軒、湯川秀樹など、みんな声を出して暗唱する方法でした。人間は、いったん自分の声として出した言葉を、聴くときにも言葉として認識するようです。難しく言うと、表現が感受性を規定しているのです。
そこで、昔、筆箱のふたで電話ごっこをしたのをヒントに暗唱フォンを作ってみました。将来はもっとスマートにヘッドセット型で自分の声が自分の耳に聴こえるような仕組みにしていていく予定ですが、とりあえずは紙で簡単に作る方法です。
【暗唱フォンの作り方】
A4の紙を2枚用意します。 | 1枚を二つに折ります。 |
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二つに折った線を基準に三つに折ります。 | 裏返してまた三つに折ります。 |
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片側の端を箱を作るように折り立ててホッチキスで止めます。 | 箱の長さの中間あたりを折り曲げてホッチキスで止めます。 |
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下半分の中間あたりをもう一度折り曲げてホッチキスで止めます。 | もう1枚の紙で同じものを作り合体させます。 |
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これをつけて暗唱すると宇宙人みたいで格好いい(かなあ)。 | これが実物の見本。小さい声でも、とてもよく聴こえます。 |
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(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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