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教室風景 as/795.html
森川林 2010/02/20 16:17 
 暗唱がなかなかできない小3のI君。途中で退屈して、

「ぼくはお母さんとスーパーに買い物に行きました」

と読むところをふざけて、

「ぼくは死神と地獄へ買い物に行きました」

 すると、横で聞いていた、やはり小3のT君、

「何、しりがみだって?」

 真面目に黙々と書いている子がいる一方、こんなことばかり言っている子もいます。

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教室の話題(26) 

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森リン90点以上は東大レベル as/794.html
森川林 2010/02/20 08:37 


 これまで言葉の森の生徒の作文を見ていて、森リンの得点で90点以上をとれる子の実力は、東大に合格した子たちと同じレベルだと思いました。もちろん東大だけが大学なのではありません^^;。わかりやすく言えばそうだということです。

 それも、勉強だけでなく、中学高校の学生生活を個性的に過ごしてしかも勉強もできるというタイプの生徒たちでした。どの子も、自分らしい趣味の世界を豊かに持っていました。ある子は化石、ある子はガン(笑)、ある子はRPG、その分野ではそれぞれ専門家なみと言ってもいいぐらいの知識や持論を持っていました。

 こういう子たちの特徴は、普通に文章が上手に書けるというだけでなく、さすがと思わせる文章が書けるという点です。共通して、書くことが好きな子たちでした。文系、理系の数は半々で、単に文章が書けるというのではなく、深く考える文章が書けるという子供たちだったのです。この子たちは、社会に出ればどこに出ても何をしても第一人者としてやっていけるはずです。

 東大のレベルは、世界の基準で言うと30何位だそうです。それは、勉強だけをして東大に入る人も多いためです。自分の言葉で考える力のある人は、世界的な基準の中でも堂々と対応できる力を持っていると思います。

 さて今、中学生以上で森リンの点数が90点以上を取れる生徒は同じレベルです。この子たちは、知識だけでなく、個性があり思考力があります。東大後期の小論文試験があれば、ほぼ確実に合格していたと思われる子供たちです。しかし、小論文の試験がなくても、考える力があるので、どの教科でもいくらでも成績を上げられる実力を持っています。

 こういう子供たちの共通点は、苦手な教科が特にないことです。普通に授業を聞いていれば、どの教科も普通にできるようになるからです。

 では、どうしたらこういう力をつけることができるのでしょうか。それは、ひとことで言えば、小学生のころから読む力、書く力、考える力を育てていくことです。小中学生のころは、その学年の勉強の成績を上げる時期ではありません。あとになって生きてくる本当の学力を育てていく時期なのです。

 そのために、言葉の森へ(笑)。というのは、冗談ではなく内心本当の話です。

※森リンは、プログラムですから、技術的に得点を上げることもできます。しかし、点数を上げるために無理な書き方をすると、人間が見てもすぐに不自然だとわかります。
 ここで言う東大合格レベルというのは、森リンがまだ開発されていなかった当時に、ソフトの採点などを意識せずに自然に書いた作文で、その子たちは90点以上になることがよくあった、ということです。

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