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作文の日コンクール結果発表 as/848.html
森川林 2010/04/01 04:51 
 「作文の日」コンクールの大賞、準大賞、優秀賞、佳作が決まりました。 賞に選ばれなかった作品にも、力作が多数ありました。 コンクールに参加されたみなさん、ありがとうございました。

大賞
森リンで一位になった日すみれ高3以上
準大賞
自国に誇りを文鳥中1
小1の部 優秀賞
でん車にかばんをわすれたことれもん
小2の部 優秀賞
ぼくの記ねん日ひゆく
小3の部 優秀賞
ぼくの記念日笑い飯
私の生まれた日みっちゃん
へえ~?海太郎
小4の部 優秀賞
わたしの通信ぼ記念日ぴょんぴょん
小5の部 優秀賞
暴走注意の日しもん
小6の部 優秀賞
全力を教えてくれた日あまぐり
小さな記念日さおりん
中1の部 優秀賞
二つの記念日本因坊
中2以上の部 優秀賞
私の記念日(「・ω・)「がおー
佳作
鎌倉の旅ズッキーニ小2
美女のゆうわくふうこ小2
ロボット記念日森チュウ小5
私の記念日まぐろ小5
時代によって変わる学説まりす小5
春は文房具記念日!?ステラバ小5
締め切り記念日さくら中1
私の記念日shihorin中1
言葉のバトンARASHI 0915中2
ケータイ記念日さえピ中2
記念を残すメグ中3
あの日からの尊い経験パク・ジンフム高1
一歩前進記念日LOLLIPOP高2
私の記念日椎名蜜柑高3以上

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解く、覚える、選ぶ勉強から、読む、考える、書く勉強へ as/847.html
森川林 2010/03/31 10:14 




 来春から、新しい学習指導要領のもとに教科書が厚くなります。特に、理科と数学の分野では、ゆとり教育の時代に比べて6割以上もページ数が増えるそうです。

 これまでの教科書は、内容が薄すぎ、易しい問題しか載っていないために、教科書だけは受験のための勉強には間に合わないという面を持っていました。その点で、教科書が厚くなるということは歓迎できます。

 この教科書重視の教育に伴って、勉強のスタイルも、解く勉強、覚える勉強から、読む勉強、考える勉強に変わっていく必要があります。


解く読む
教わる学ぶ
試験発表
選ぶ書く
覚える考える


 昔の勉強は、読む勉強が中心でした。テキストとなる書物をしっかり読み、それを消化することが勉強の内容で、その勉強の評価は、口頭試問のような形で読んだ内容がどれだけ血肉になっているかで測られました。現代のように、問題が多数用意され、その問題の正解数によって評価されるような形の勉強は、多人数を一斉に試験で評価するための便宜的な方法でした。しかし、その便宜的な方法がいつの間にかひとり歩きをするようになり、勉強というと、問題となる空欄に答えをあてはめるようなものになっていったのです。

 勉強が、答えを選ぶようなものになると、次第に問題もそれに対応して、答えを選びにくいものに進化していきます。その問題と答えのいたちごっこの結果、勉強というと、答えをすぐに選べるように知識を覚えておくというものになっていきました。

 しかし、勉強とは本来考える勉強であるべきです。知識を覚えることはその考えるための手段にほかなりませんが、今までの勉強は、覚えることが目的のようになってしまい、肝心の考えることがなおざりにされてきたという面がありました。

 読む勉強で大事なことは、読む機会を増やすことです。今の子供たちの多くは、解く機会が多すぎるために、読むための時間がかえって圧迫されるという本末転倒の状態にあります。書く勉強についても、同様で、これからはもっと書く機会を増やしていく必要があります。

 ただし、理科と数学のように、問題を解くことが考える勉強になっている教科もあります。しかし、この場合も、解くという作業をするのではなく、解き方を読むという考えで取り組んでいく必要があります。


 読む勉強、書く勉強は、家庭で行うことができる勉強です。具体的には、夜の10分間読書、朝の10分間暗唱、そして、できれば毎週1回の作文の勉強ができれば理想的です。なんだか言葉の森の勉強のようですが(笑)。家庭でこれだけのことをやって、学校の授業をちゃんと受けていれば、ほかに特別の勉強をする必要はありません。


 さて、先日、木村秋則さんのリンゴの話を読みました。無農薬無肥料でリンゴを育てているとき、次々と弱っていくリンゴの木に向かって、木村さんは毎日、「がんばってくれよ」と話しかけていたそうです。しかし、隣りの畑と接しているリンゴの木たちには、近所の人に変に思われたくないために何も言いませんでした。すると、話しかけたリンゴの木たちは、生き残りましたが、話しかけなかったリンゴの木たちは全滅してしまったそうです。


 子供の勉強も似ています。子供に勉強の仕方を1回教えると、あとは自動操縦でずっとうまくやっていくというような子はひとりもいません。毎日の声かけ、励まし、明るい言葉で、何とか勉強を続けていくというのがすべての子供の実態です。

 家庭での勉強は、特に、この毎日の声かけが大事です。また、本を読んだり暗唱をしたりしたつど、毎回のようにそれを認めてあげる温かい言葉が必要なのです。

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