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言葉の森と国語の成績 as/881.html
森川林 2010/04/24 21:23 


 言葉の森で勉強をしていると、国語の学力がつきます。しかし、それは成績が上がることと同じではありません。成績を上げるには、上げるための勉強が必要です。それが、選択式の場合は、問題を解いて理詰めに説明する勉強で、記述式の場合は、指定の字数で時間内に書き上げる練習です。しかし、それらは、いずれも2、3時間もあればすぐにできます。そのような短時間でなぜ成績が上がるかというと、それまでに国語の学力がついているからです。

 次のような子がいました。小学校から言葉の森で勉強をしていて、中学受験をし、高校入試がないので中高と普通に勉強をしていた子です。高3になったときに、試しにセンター試験の国語の過去問を解いてもらいました。すると、意外なことに得点が高くありません。

 センター試験の平均点は60点ぐらいと言われていますが、その平均点と同じぐらいの成績です。そこで、小一時間かけて1問ずつ「なぜこの問題のこちらが答えになるのか」ということを理詰めで説明していきました。すると、次の週から、国語の成績はほぼ満点です。理系の志望の子なのに、国語の成績がいちばんいいという結果になってしまいました。

 なぜ、成績がすぐに上がったかというと、それまでに国語の学力がついていたからです。だから、同じように理詰めの説明をしても、それほど成績が上がらない子もいます。それは、その子の国語の学力が育っていないからです。言葉の森の課題の長文を読んで、内容を消化して、作文を書くという力がまだないということです。

 ここでわかるのは、国語の学力とは、読む力、書く力であって、国語の成績とは、問題を解く力であるということです。国語の学力があれば、国語の成績はすぐに上がります。そして、社会に出て役に立つのは、国語の成績ではなく、国語の学力です。大学入試の英語の学力も、半分は国語の読解力です。

 塾や予備校で勉強するのは、問題を解く勉強です。受験には時間制限があるので、時間内に解く練習はもちろん必要ですが、それよりも大事なのは、それまでに国語の学力をつけておくことです。長文を読み、自分なりに考えて、それを作文に書くという勉強の意義はここにあるのです。

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3月清書の森リン大賞(中1-中2) as/880.html
森川林 2010/04/24 05:15 
 3月の清書の森リン大賞を発表します。
 学年は、旧学年です。




※ 1位の作品は優れていましたが、要約の部分がやや多く含まれていたので、代表作品としては掲載しませんでした。
 次回から、清書にする際は、要約は省略するか、自分の言葉に直して説明する形にしておいてください。(^o^)/

3月の森リン大賞(中1の部77人中)

復活本因坊
本因坊

 ビーッ。校舎内でチャイムが鳴る。去年の今頃私は中学入試を受けていた。今までの勉強の総決算なので頑張らなければならない。いや、頑張らねば受験に合格はしない。しかし、受験当日校舎内で聞いたこのチャイムは、私の緊張感を一気に加速させるものだった。緊張感が全く無いのも駄目だが、過剰な緊張感もまた良くない。心地よい程度の緊張感は少なくとも必要である。では、この受験日、私はどのくらい緊張して受けていたのだろうか。後々、当日握手をした塾の室長に尋ねてみると、予想通りいうかあまり良くない答えが返ってきた。とても緊張していてガチガチだったということだ。話がずれてしまったが、「心地良い緊張感」というものは心身に好影響を与える。

 まず、第一の理由は緊張によって頑張るという気持ちを最大限に持っていった上で一息つくと、今までの高緊張もあって、とてもリラックス出来る。しかし、自分の中ではリラックスしているように感じていても、実は丁度良い緊張になっているのだ。結局私は志望校には失敗したのだが、一応難関校と呼ばれる中学に進学することが出来た。落ちた学校の時より、合格した学校の方が、リラックスしていたそうだ。このように、「心地良い緊張感」が大切なのだ。つまり、極端なリラックスや緊張はよくないというわけだ。

 次に、第二の理由は、皆がある程度の緊張感を持って仕事や勉学に励めば、もっと皆が努力できる環境を作れるはず、ということだ。ここでも、先程と同様のことがいえるわけだ。あまりに皆が無緊張で生活をすれば、生活が困難になる人口が増加する。そして、国のGDPも低下し、外国からの信用も損なわれる。そして、国の根本から崩壊する。逆に、極度に緊張すると、緊張によって人々の間にどんどんストレスが溜まり、ぎすぎすした社会構造が完成する。高度経済成長によって世界第二位の経済大国までに上り詰めた日本だが、まだ高度経済成長期のようなことをしていたら、これからの日本は無い。今、中国という更なる経済大国が出現したが、そのことからも、これからは日本は急激な成長によって国の安泰を図るのではなく、今ある環境を最大限活用する方法を考えるべきなのだ。これからは体ではなく頭を使う時代だ。そう、日本は今大きな分岐点に差し掛かっているのだ。この中で、緊張国かリラックス国か、普通の国か、どこを我々は目指すべきなのか。それを考えるべきなのだ。

 やはり、「心地良い緊張感」は皆が最も普通だが楽しく日常生活を送るためのひとつの方法だ。しかし、方法なのだがとても大切なことに間違いは無い。確かに、就職など緊張しなければならない部分も多少はある。しかし毎日緊張していては、身も心も耐え切れない。何度も述べてきたが、やはり、「心地良い緊張感」というのは、我々にとって無くてはならない生活のうちの片腕を担っていると感じた。心地よい緊張感で難関校受験は合格した。これからは、進学した学校の受験日をリラックス記念デー、合格発表日を成功記念日として自分の中で決め、リラックス記念デーは一息つく日、成功記念日は何か失敗してもくじけずに頑張ろうとする日として、永遠に自分の中で持っていたい。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1言葉の美なまず大使89132862777989
2復活本因坊本因坊8813146610410086
3狂気の大切さたけたけ88130059708283
4狂気の必要性ピプリー88125858738187
5狂気と理性パダワン87130558698392
6日本風コミュニケーションえらる86112957717992
7狂気とは?きこつ86116158697990
8狂気シャミ86155557657584
9たしかにブレーズ・パスカルは(感)ドラエモン83126153678490
10冷静な感情を狂わす熱情きとみ81184459699389


※ 1位の作品は優れていましたが、字数が3000字以上と多かったため、代表作品としては掲載しませんでした。

3月の森リン大賞(中2の部78人中)

「あそび」とは本当に「遊ぶこと」なのか
ファラオ

 学童のあそびには多くの想像力や抽象思考力がはいってくるからきわめて多彩なものになる。すでに三歳ごろからみとめられたことではあるが、低学年ではとくに「何々ごっこ」がさかんになる。それは対人関係の基盤をつくる力を持っているであろう。またボールあそびなどというものは、もっと幼いときから「心身の機能をはたらかせるもの」として行われているのである。そして子供は「お話」をきくのが大きな喜びで、主人公の喜びや悲しみに一喜一憂する。こうした新鮮な感受性と、奔放な空想力を発達させるために、学校の国語教育や作文の授業はきわめて大切な役割を持っているにちがいない。

 確かに子供時代の遊びから学ぶ事は多い。まずは「仲間関係」。これは生きていく上で一番大切な要素を持っている。集団で何かを話し合ったり、決めたりすることは大人になっても必要となってくると思う。私はどちらかというと、おままごとより男子と遊んでいる方が多く、かなり珍しい目で見られていたのを思えている。「ウルトラマンごっこ」--今はウルトラマンなど興味ゼロなのだが、ハマっていたようだ。しかしその中で学んだ事はたくさんある。先に述べたように、一緒に話し合って何役か決めたり、少し見方を変えて言うとどういう人が悪い人なのかという事なのだ。ウルトラマンの世界で言えば街を壊したり人をさらったりするいわゆる「かいじゅう」である。そのかいじゅうを倒す勇者がウルトラマンで、激しい戦いを征している。

さて、今の世の中に視点を戻してみよう。私にとって一番の敵は「地球温暖化」であり、それはまさに地球を壊している。そしてそれを救わなければいけないのが私たち人間である。日々この戦いの様子が放映されている。このように子供時代の遊びは何らかの形で役だっているのだ。

しかし、きちんとした勉強も大切である。昔話に、「つるときつね」がある。きつねが皿にスープを入れてつるにごちそうしたら、次の日につるが仕返しとして花瓶にスープを入れてきつねにごちそうした。まさに「バカだな」と言いたくなる話である。極端にいえば、きつねがつるの体の特徴について知らなかったと解釈できるだろう。いわゆる「勉強不足」である。やはり勉強は生きていくためには避けて通れないものである。私は次の四月で中学三年生となり、受験生になる。毎日毎日塾の宿題に追われていて、時には日付が変わるまで目をこすりながら宿題をやる事がある。しかし、その大変な中で勉強の楽しさ的なものを感じている。その理由を簡単に言うと、「宿題のための勉強ではなく、自分の将来のための勉強」という事に気付き始めたからだろう。特に英語は自分の将来にかかっていると思う。言語というものは難しいものである。しかし、今頑張ることで道がひらけるのだから、全力で努めていきたいと思っている。

確かに、子供時代の遊びも勉強も大切だ。しかし一番大切な事は、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言があるように、子供時代にしか味わえない事をたくさん経験しておくことである。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1もったいの教えおむふ8630996811411989
2「あそび」とは本当に「遊ぶこと」なのかファラオ86127656708387
3遊びから学ぶ社会の常識ポチト85141857698884
4勉強も大切だけど遊びも大切にのここ85121157587287
5勉強と遊び音楽大好き少年83105962788880
6新と旧疾風83115754577193
7今という現実を受け止める嵐ちゃん83176957557189
8広い世界、広い考えいちごサクラ83123956586792
9子ども時代を大切にうさちゃん821145568910189
10共生社会のためにサニー8299153738086


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なぜ褒めることが大切か―褒め方のコツ as/879.html
森川林 2010/04/23 02:17 


 最初から話が飛びますが、量子の世界では、観察する人が観察される対象を変容させると言われています。意識が物質に影響を及ぼすということです。

 「レモン」という言葉を聞くと唾液が出るという仕組みは、意識が物質に影響する一つの例ですが、実はこういう簡単なことが、現在の科学ではまだよくわかっていません。

 しかし、実感として、意識は、ある範囲での物質的現象に影響を与えるということは、多くの人が感じています。

 昔、不治の病と言われたような病気も、明るい気持ちで漫才などを聞いていると快方に向かうというのが、真面目な研究として行われています。

 自分の意識が自分の身体に影響を及ぼすのと同じように、自分の意識は他人の意識にも影響を与えます。

 例えば、家庭で両親のどちらかが子供を叱ると、もう一方の親も子供を叱りたい気持ちになってきます。気分が伝染するのです。そういうときこそ、もう一方の親は優しく明るくカバーしてあげることが大切です。

 ある物や、ある人は、客観的に存在するだけでなく、意識ある存在から「見なされて」存在するという面を持っています。

 量子の世界で、エンタングルメントという現象があります。量子レベルの一つの小さな粒子が二つに分かれると、その二つはどんなに距離が離れていても、まるで一つであるかのようにふるまうというのです。これは、光速よりも速いものはないという原理と矛盾するようですが、そうではありません。離れた二つの粒子は、実は二つの粒子ではなく、一つのものの二つの現れに過ぎないと見なされているのです。

 このことは、褒めることにもつながります。(やっとつながった)

 子供が悪いことをしたり、又は悪い成績を取ってきたりしたときに、親が、「やっぱりこの子はダメなんだ」と思えば、その意識は量子レベルでその子の未来を変えます。

 集団の中であくびが伝染するように、「ダメなんだ」という意識が、子供の意識にも伝染していくのです。すると、肝心な場面で、子供は、「やっばり、自分はダメなのかもしれない」と思うようになります。

 オリンピックのような大舞台では、普段よりもよい記録を出せる人と、普段の実力が発揮できない人とがいます。その差は、実は、子供時代にあって、叱られたり注意されたりしたことが多い子は、いざというときに実力を発揮できないというのです。肝心な場面のときほど、わずかな意識の差が大きく出てくるということです。

 ですから、親の子供に対する見方は、常に、「この子は本当はよい子で、絶対に大丈夫」と思って見ることです。

 しかし、人間は身体を持った存在なので、ただ見るだけでは不十分です。褒め方のコツは、できるところまでやらせて、「ほら、大丈夫でしょう」と言ってあげることです。

 子供に苦手なことがあった場合、その苦手をそのままにして、親が、「大丈夫」といっても、その言葉には実感が伴いません。

 例えば、暗唱の場合、100字の暗唱が大変であれば、50字までに絞って言えるようにするとか、30回でできない場合は、親がつきっきりで40回でも50回でもやらせて、最終的に「できた」と言えるところまで持っていき、「ほら、大丈夫でしょう」と言う、ということです。

 作文が書けないときも同様です。字数の目標を、その子の学年の50倍ぐらい(小2なら100字、小4なら200字)にまで縮めて書かせるとか、それでも書けないときは、親が近くで文を言ってそれをそのまま書かせるという形で、何しろ書き上げさせるようにします。そして、「ほら、できたでしょう」と褒めれば、それが裏づけのある褒め方になります。

 ダメな子というのは、一人もいません。みんな、大きな可能性を持っています。周りの大人がその子の明るい未来に目を向ければ、その子は自然にそういう未来に向かって成長していくのです。え

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子育て(117) 

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3月の森リン大賞(小1-小6) as/878.html
森川林 2010/04/22 20:24 

 3月の森リン大賞が決まりました。
 学年は、3月時点の学年です。
 生徒のみなさんには、5.1週の「山のたより」に詳細を掲載します。





3月の森リン大賞(小1の部78人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1大阪城に遠足だききら6649742545884
2「マングローブは、どこ」リリア6396539436880
3わんちゃんをきゅう出クリーム6242341436095
4ともだちのたん生会木村一心6135739466281
5ガラガラなるガソリンの音とらたいがくん6145741516086
6お腹がいたくて学校を休んだじんか6055538475887
7にぎやかなコンサートトム6047243435479
8わたしのへやきせあ6026544434992
9「こわいよー」おばけやしきかろけ6044939434893
10チャボごやにはとがはいった?リリー5965643435483



3月の森リン大賞(小2の部120人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1さくせんせいこうはーちゃん6880937446896
2お別れ遠足レモネード6873839495884
3はっぴょう会のれんしゅうポッチャマ6642644446493
4スイミングのテストパルキア6642743436189
5お祭りワッショイきとり6545937477379
6村藤くんと遊んだブルールピア6535141506881
7へびを見たなかり6538442446797
8おわかれ会アーンドおいわいの会りすっぴ6572841536684



3月の森リン大賞(小3の部137人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1お父さんとお母さんの命が合体したぼくダイヤモンド7378951557387
2よく観るテレビ番組まめっち7280943636889
3いてぇ〜〜〜海太郎72111252446379
4あのころの私メゾピアノ7182948517287
5おもしろいイッテQひっプル7163043517083
6すきな番組 逃走中めがね70102648547783
7春を見つけたきはひ7054439556793
8大変だった犬の日記念日なっち7074839616683
9千回たっせい記念日ちょきんばこ7099739486395
10面白い大好きこの番組なるちゃん7069146486190



3月の森リン大賞(小4の部132人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1運動神経とDNAシャーロック・ホームズ7899353759586
2マウスピースとの出会いみっくまっく78127746658880
3ぼくの生まれた時もりや7778146568293
4やっとできた、二重とびかこちゃん77156547526686
5私が宝になった日ミント76113539598184
6初めてできた事じよう76112542558193
7負けたら味付けQちゃん7569942628192
8三年になってからのおつかいとなわとびトレジャーハンター7585347587879
9消えたローストチキンなぞのたびびと7584139617381
10初めてのコマ撮りきそふ7576743547293


※ 小5の1位の作品は優れていましたが、要約の部分がやや多く含まれていたので、代表作品としては掲載しませんでした。
 次回から、清書にする際は、要約は省略するか、自分の言葉に直して説明する形にしておいてください。(^o^)/

3月の森リン大賞(小5の部141人中)

私の記念日
スクラット

 私の記念日と言うのは、毎日のように感じます。おととい・昨日・今日・明日・あさってと言うようにどんどん日がたち、ついに誕生日と言うようになって来ます。三・四年前までは、すぐ誕生日だったのに今ではその誕生日から二年後に誕生日と言う感じに長く感じます。なぜ、そんなに長く感じるのかいつも不思議に思っています。でも、いろいろな記念日はすぐ来ます。

 たとえば・・・運動会で一位を取った日や初めてお料理をしたときなどが、私にとっての記念日です。特に印象が強いのは「初めてお料理を作ったこと」です。初めて作ったのは、おにぎりです。今、思うと「そんなの朝飯前だよ!」と思ってしまうほど進歩しました。成長した私は「オムライスもどき」ができるようになりました。今日も(ことばの森に行く前に)昨日もおとといも作り、おいしく食べました。でも、今日のは特別でお父さんにも作ってあげました。(いつもは、私の分と母の分です。)母に「おいしい。初めて作ったにしては上出来だね。すごい!」とたくさんほめられて、すこしだけ照れくさくなってしまいました。いつもそんなにほめられないので、料理については口をとんがらせて言う母に私は感げきしました。だから、私にとって料理は自分の成長の一部であり、のびる機会であり、上達する機会でもあります。

 ほめられたとき私は、自分が作ったときと同じ喜びを他の人にも分かってもらえると言うのがうれしかったです。これからは、人をよろこばせるようにしたいと思いました。他にも同じおもしろさを伝えたいと思いました。

 次に記念日にしたいのは「家族でどこかにでかけたとき」です。とくにおもしろかったのは、車でディズニーランドへ向かっている途中の高速道路の出口でカーブを何周も回ってやっと出られると思ったときに、もう一周ありビックリしたことです。そして、一瞬だけ目が回ってしまいました。もし、本を読んでいたり、ゲームをしたりしていたら大変なことになっていたでしょう。たまに車に乗って、どこかにドライブに行くとおもしろいことが待っています。たとえば、先ほどの高速道路のグルグルや、花が散ってゆくシーンを見られたり、日本の四季を感じることができたり(かれている木やまだつぼみがついている花)するのがとてもおもしろいです。逆に一番怖かったのは・・・冬で、すべての木に葉がついていないという所が怖かったし、気持ち悪かったです。

 このように、新しい体験するたびにそのことが私の記念日になります。だから私の記念日は、ものすごくたくさんあります。これからも、もっともっと私の記念日を増やしたいです。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1私の記念日スクラット81108754627381
2私の記念日まぐろ8085743778889
3学説の移り変わりけん道少年8085544858893
4カレーを作ったことかねめ8092248818881
5まだわからない未来ともじろう80121148748689
6バレンタインデーかふた80119941698486
7時代によって変わる学説まりす80843447581100
8初めてできた数列けん太80125448727887
9創造の大切さサスケ8096451596989



3月の森リン大賞(小6の部126人中)

がんばるということ
きなろ

「もしもしー言葉の森です。」
毎週火曜日の夜、1本の電話が鳴る。なぜか、それは、毎週電話で作文教室があるからだ。

 (しかし、それは、いつはじめた。いつからなんだ。)それを始めたのは昨年、始めたきっかけは、友達がやっていたし、とても良いといっていたので入ることにした。僕は作文が嫌いだ。だから入ったのだと思う。作文が嫌い。なら入らなければ良いではないか、と思うが、僕は作文を得意にし、さらに、そのことを活かして、自分の生活全般にも使っていけるようにしていけたら便利だな、と思い入ったのだ。今は、もう作文を毎週やるのが当たり前になってきている。作文をやっていていやな気分ではない。かといって、いい気分でもない。不思議な気分だ。何故だろう。不思議だ。不思議なことを不思議と思う。謎、それを繰り返して作文は成り立っていく。そんなことが毎週ある日々。作文って言うものは偉大だなぁ。そう思ったこともある。だって、何万も、何十万も、何千万もある言葉というものをつなげ、書く。それだけなのに、感情を伝え、表現をすることができるのか。それを考えるだけでも、「謎」に包まれる。考えること、それが謎へと引き込む。作文で一番難しいこと。それは、文を書くこと。ではなくて、文を考えること。文を書くのは考えたことをそのまま写すだけで良い。考えるというのはやはり難しいのだ。いや、考えることが難しいのではない。考えて「文」にするのが難しいのだ。その難しい考えて文にすること、そして表現すること。それを将来に役立てたい。がんばったことは誰にだってある。ない人間など、いない。そういいきっていいだろう。生きていることは、がんばっていることなのだから。

 お母さんのがんばった例もある。2級建築士の試験を受けるまでだ。働くために、資格があったほうが便利だ、と思ってやったらしい。どうやって勉強したのかというと、会社の息と帰りの地下鉄で、問題集をひたすら解いたり、仕事が終わった後、家でも、たくさん勉強していたという。試験の形式は、1次は、普通の筆記試験だが、問題は、2次の試験。いつもはパソコンで、図面を描いていたが、実技試験。つまりは、図面を手で書くのだ。もちろんお母さんは、紙と鉛筆で図面を書くのは初めて。なので、ひたすら練習していた。しかも、図面を描くのがいやになるほどやっていたそうだ。本当に考えるのも、おなかがすくのも、泣くのも、喜ぶのもせずに。ただやっているだけ。その姿は、まるでコンピューターのようだ。あと、平日、普通に練習をしているとき、テレビで、奥尻島で大津波が起きたと報じたのだった。びっくりしながら、テレビを一晩中つけながら図面を描いたそうだった。その努力の結果、お母さんは見事に試験に受かった。

 人間にとって、がんばるとは、1度は苦を味わうものの、やり終わった後は超爽快な価値あることと分かった。
「ではまた来週、さようなら。」


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1がんばるということきなろ87120961767876
2漢字検定シャドウマリオ86127362667884
3昔話におまかせことのは85159358739287
4私の心のひびききぬこ85121052728087
5闇の女帝84121963678979
6Fight!バービー84141752778383
7好きな物は才能となるリザードン81110152818692
8気持ちをこめて歌うマーブルチョコレート81140847698287
9よし!よっしー81106151627584
10滝を目指して織田信之助80114646799884



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港南台テント村で玄米5キロを無料プレゼント as/877.html
森川林 2010/04/22 16:33 



 非常用として言葉の森で備蓄していた2008年産玄米「コシヒカリ」5キロの真空パック150個をお1人1個無料でプレゼントします。
 4月24日(土)9:30-14:00
(雨天の場合は5月8日に延期)
 会場は、高島屋の道路をはさんで向かいにある広場です。
http://www.konandai.net/tent/index.html

 真空パックになっているので、ご家庭でもそのまま備蓄用として使えます。

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高3と社会人の4.4週の読解問題は、5.1週の「山のたより」に掲載 as/876.html
森川林 2010/04/22 16:29 

 高3と社会人の読解問題は、4.4週の「山のたより」ではなく、5.1週の「山のたより」に掲載します。
 ウェブの「山のたより」で見ることも出来ます。
https://www.mori7.net/oka/iyama.php

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小1で読解問題が難しい場合は、1番と2番だけでも可 as/875.html
森川林 2010/04/22 16:29 

 小学校1年生は、まだ文章を読むことに慣れていないので、読解問題は全部やらなくてもかまいません。
 問題の文章をお母さんが読んであげて1番と2番だけをやるという形など、お子様の現状に合わせて、無理のない範囲でやっていってください。

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子供が作文を書きたがらないとき―褒める、自習をさせる、迷わない、事前に注意をする as/874.html
森川林 2010/04/22 05:54 



 作文の勉強を学年で区切ると、小4までは楽しい作文です。小5からは勉強する作文になります。

 小5以上になると、作文の勉強は難しくなるので、書くことが負担になるということが出てきます。しかし、小5以上の子は勉強に対する自覚ができてくるので、易しい楽な課題をするよりも、その難しい課題でがんばる方を選びます。

 小4までは楽しく書ける時期なので、書くことが負担になるということはまずあまりありません。しかし、この時期に作文を書きたくないという子が出てくることがあります。それには原因があります。

 作文というのは、主体的で創造的な勉強なので、考えながら書くという点で負荷の多い勉強です。これに比べると、計算問題や漢字書き取りの練習は、退屈ですが作業的な勉強なので楽にできます。創造的な勉強が創造の喜びにつながるのは、まだずっと先になってからです。

 この大変な勉強をしているときに、書いた作文に注意されるようなことが何度があると、子供は、「こんなに苦労してやっているのに、注意ばかりされて割に合わない」という気持ちになってきます。小学校低中学年で作文を書きたがらない原因の最も大きいものは、書いたあとに直されたり注意されたりすることです。

 では、そういうときには、どうしたらよいのでしょうか。対策は、四つあります。

 第1は、書いたものは、必ずよいところを見て褒めてあげるということです。どのような作文にも、よい面を見つけることはできます。お母さんやお父さんや先生がよいところを見てあげると、子供の作文はそのよい方向に広がっていきます。

 第2は、作文の勉強を続けることを子供に確信させることです。子供が「本を読みたくない」「作文を書きたくない」と言ったときに、親が不安になると、子供は更に不安になります。嫌なことをさせすぎて嫌いになるというようなことはありません。親が、「これは大事な勉強だから続けていく」と確信を持って子供に接すれば、子供は迷わなくなります。

 第3は、褒める一方で、毎日の自習で読む力をつけていくことです。読書、暗唱、対話、課題を読んでの事前の準備(特に感想文の場合)などをして実力をつけていけば、書くことが楽になり自信がついてきます。褒めることと自習をさせることは、車の両輪です。

 第4は、注意する場合は、事前に自覚させて、○×のあるものに限って、行うということです。子供が自覚していないことや○×にならないものを注意すると、その勉強に対する苦手意識が生まれます。

 例えば、子供が楽しく歌を歌っているときに、「歌が下手ね」と言えば、子供は歌が苦手になるでしょう。子供が楽しく絵をかいているときに、「絵が下手ね」と言えば、絵が苦手になります。同じように、子供が苦労して作文を書いたあとに、「こことここが間違っている」という注意だけをしていれば、作文は苦手になっていきます。学校でも、家庭でも、こういう教え方で苦手になっている子がとても多いのです。

 しかし、事前に自覚したことで、○×のつく注意をされるのであれば、子供は傷つきません。例えば、作文を書く前に、「今日は会話とたとえを入れて、段落をつけることを忘れずに、300字まで書く」などという事前の項目指導があれば、それができていないときに注意して書き直しをさせても子供は負担を感じません。そして、事前に指導したことができていれば、そこを大いに褒めてあげることができます。

 作文を書いたあとの注意は、だれでもできます。大事なのは、書く前のわかりやすい注意と、書いたあとの褒め言葉なのです。

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