言葉の森新聞
2007年7月3週号 通算第991号
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森新聞 |
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■7月16日(月)は、休み宿題(再掲) |
7月16日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前9時〜午後7時50分。電話0120-22-3987) 授業の渚もご利用ください。 Http://www.mori7.com/nagisa/ |
■夏休み中の授業について(再掲) |
夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。その場合は次のようにしてください。 (1)通常の電話指導を受けられない分を、他の曜日や時間に振り替えて受講できます。平日午前9時〜午後7時50分、土曜午前9時〜午前11時50分の間に、直接教室にお電話ください。希望の週の課題の説明をします。事前の予約などは必要ありません。 電話0120−22−3987(045−830−1177) 授業の渚もご利用ください。 Http://www.mori7.com/nagisa/ (2)山のたよりの送付先や電話の宛先を、自宅以外にすることができます。帰省先や滞在先などで授業を受けることを希望される場合はご連絡ください。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から直接教室にお電話をして説明を聞くようにしてください。 (3)8月のみ休会されるという場合でも受講料の返金はしませんので、できるだけほかの曜日や時間に振り替えて授業を受けてくださるようお願いします。ただし、(A)海外にホームステイで出かける場合、(B)病気治療のため入院する場合など、電話連絡のとれない状況での1ヶ月以上の休会は受講料の返金をしますのでご相談ください。 なお、8月13日(月)より8月18日(土)までは、振替などの電話の受付もお休みとなりますのでご了承ください。 |
■高速聴読のページ「MiMi乗り」 |
高速聴読「MiMi乗り」のページができました。 Http://www.mori7.com/nami/ 長文の朗読が2倍速・3倍速・4倍速で入っています。 これからは、長文音読のほかに聴読をするという形の勉強もできるようになりました。中学生や高校生のみなさんで、これまで長文音読はなかなかできなかったという人も、今後は聴読という形で長文が読めるようになります。 画面に表示されている元の文章を見ながら、2倍速・3倍速・4倍速の高速朗読を順に聴いてください(高速聴読)。 1500字程度の長文が、2倍速で約2分、3倍速で約1分半、4倍速で約1分で読めます。3つ続けて聴いても約5分です。 長文を目で追いながら聴いているので、文章のリズムが自然に頭の中に残ります。この聴読をしたあとに、速読問題に取り組むと、不思議とよくできるようになります。 2倍速は、何とか聞き取ることができます。3倍速も元の長文を読みながらであれば何とか聞き取れます。しかし、4倍速になると、元の長文を見ていてもなかなか聞き取れません。この4倍速になるころから、左脳ではなく右脳で聞き取るスタイルに変わってきます。 今後、読解マラソンのページでも、この高速聴読ができるようにしていく予定です。 |
■読書感想文の推薦図書 |
言葉の森の講師がおすすめする読書感想文の推薦図書です。 子供たちの体験に結びつけた感想を書けそうな図書を中心に選んでいます。 夏休みの読書の参考にしてください。 学年は大体の目安です。いずれも絶版でないことを確認しています。 (通学教室の生徒はこれらの本を借りることができます。1人2冊2週間) ■小学校低中学年向き
■小学校中高学年向き
■小学校高学年・中・高校生向き
■中・高校生向き
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■願い事 |
体の細胞は、常に新陳代謝をしています。新陳代謝の期間は場所によって異なり、皮膚は約1ヶ月、筋肉は2ヶ月、骨は3ヶ月と言われています。 爪を怪我すると、その怪我のあとが根元からだんだんと先の方へ移動していきます。根元から先端まで行く期間が約6ヶ月と言われています。人間の体全体も、約6ヶ月ですべて新しく生まれ変わると言っていいのかもしれません。 ところで、脳は新陳代謝をしません。脳の細胞は生まれたときにできたままで新しく生まれ変わることはないからです。もし、脳も半年ぐらいで新陳代謝をしているのであれば、人間の知的能力や考え方もそれに合わせて変化すると言えるのでしょうが、そういうことはないようです。 しかし、自分自身の経験をふりかえると、何かの勉強を始めてから、その成果が結果となって出てくるのにやはり6ヶ月ぐらいかかるようです。この仕組みは実はよくわかっていません。しかし、知性や感情が脳細胞に限定されるのではなく、体全体の細胞の新陳代謝と関係がありそうだということは言えそうです。 ここで大事なことは、なぜそういう仕組みになっているかということではなく、その仕組みを生かせばいろいろなことがうまく進むということです。 私たちは、よくいろいろな決心をします。いろいろな希望を抱き、目標を持ち、実現しようと努力します。しかし、たいていの目標は、半年もたたないうちにあいまいになり、熱意も薄らぎ、やがて忘れ去られていきます。それは、半年間継続する仕組みを作っていないからです。 逆に言えば、本当に実現したいことであれば、半年続ける仕組みとセットにして考えるということです。 更に言うと、人生でいちばん大事なことは、そのセットの仕組みを最初に作るということです。 その仕組みの秘訣は、朝飯前にあると私は思っています。つまり、朝起きて、朝食を食べるまでの時間に、自分が実現したいことを決心し直すのです。決心し直すというのは、言葉にして改めて自分に言い聞かせるということです。その場合の決心はいくつあってもかまいません。物事の中には早めに実現しやすいものと、なかなか実現しにくいものがあるので、たくさん決心しておいた方が、次々と実現していく感覚がつかめるからです。その決心の中に、「世界中の人が平和で幸せに暮らせるように」ということを入れておいてもいいでしょう。世界中の人の幸せを願うというような決心は、単独に願うだけでは6ヶ月も続きません。しかし、ほかの自分のたくさんの願い事とセットにしておけば、毎日ついでに思い出すことができます。 たくさんの願い事を毎日続けていると、簡単なところからどんどん実現していきます。大事なのは、たくさん願うということです。少数の願い事に絞っていると、実現に時間がかかるので、そのうちに飽きて忘れてしまうからです。そして、過去をふりかえってみると、それらの願い事は平均して半年ぐらいで形になって現れてくるということがわかると思います。もちろん、世界の人の幸せは、半年ではまだよくわかりません。しかし、たぶん世界のあちこちで、自分の知らないところで何かよいことが起きているのだと思います。 |
■『子供の話に耳を傾けよう』(スピカ/かも先生) |
こんにちは。今回は、保護者の方向けの記事です。 短いですが、私がとても好きで、繰り返し読み、心に留めている(留めていようと努力している)詩の紹介です。 『子供の話に耳を傾けよう』 ウェイトリー(教育学者) きょう、少し あなたの子供が言おうとしていることに耳を傾けよう。 きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても さもないと、いつか子供はあなたの話を聞こうとしなくなる。 子供の悩みや欲求を聞いてあげよう。 どんな些細な勝利の話も、どんなささやかな行いも誉めてあげよう。 おしゃべりを我慢して聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。 子供になにがあったのか、何を求めているのかをみつめてあげよう。 そして言ってあげよう、愛していると。毎晩毎晩。 叱ったあとは必ず抱きしめてやり、 「大丈夫だ」と言ってやろう。 子供の悪い点ばっかりをあげつらっていると、 そうなってほしくないような人間になってしまう。 だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、 子供は自分が成功者だと思って育つ。 きょう、少し あなたの子供が言おうとしていることに耳を傾けよう。 きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。 そうすれば、子供はあなたの話を聞きに戻ってくるだろう。 |