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  【重要】8月13日(月)-18日(土)は休み宿題
  【再掲】振替授業について
  授業の振替の電話は予約なしで、すぐ折り返しお電話します
  【再掲】夏休み中は返却講評が遅れることがあります
  8月23日(木)第2回無料子育て講座
  日本語の持つ学力親和性(facebook記事より)
  頭の悪くなる勉強の仕方、頭のよくなる本の読み方
  家庭学習をどのように進めるか 5(英語の学習法)
 
言葉の森新聞 2012年8月2週号 通算第1235号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
【重要】8月13日(月)-18日(土)は休み宿題
 予定表に書いてあるとおり、8月13日(月)-18日(土)は休み宿題になります。
 先生からの電話はありませんが、自宅でその週の課題を書いて作文を提出してください。ほかの日に教室に来るか教室に電話をして、その週の説明を聞いてから書くこともできます。
 休み宿題のときに、電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/index.php
 「ヒントの池」 http://www.mori7.com/mine/ike.php
【再掲】振替授業について
 振替授業の受付時間は下記の通りです。
 (月-金) 9時-19時50分 
 (土)   9時-11時50分
 振替授業の予約はできません。作文が書けるときに直接教室にお電話ください。なお、夏休み中は、混みあうことがあるため、20分くらいお待ちいただく場合があります。
 8月13日(月)-18日(土)は、教室が夏休みのため、振替授業もありません。
授業の振替の電話は予約なしで、すぐ折り返しお電話します
 授業を欠席したときの振替の電話説明を聞く場合、あらかじめ日時を予約する必要はありません。その場で担当できる先生が折り返しお電話する形で振替の説明をします。
 こういう形にしている理由は、あらかじめ○月○日の○時ごろという予約をしても、それが急に変更になる場合があったり、どちらからその予約を忘れてしまう場合があったりするからです。そして、そういう事態は、大体直前になって起こることが多いので、再度の打ち合わせをするのに、相手がつかまらないという状態になることがあります。
 そこで、言葉の森では、振替の電話は、予約なしでその場で担当できる先生が折り返し電話をするという形をとっているのです。
【再掲】夏休み中は返却講評が遅れることがあります
 夏休み中は、教室が休みになる週と担当の先生が休みをとる週があるため、作文の返却や講評が一時的に遅れる場合があります。ご了承ください。
8月23日(木)第2回無料子育て講座
 8月23日(木)午後1:30-3:00、港南台教室で第2回無料子育て講座を開きます。言葉の森での勉強の進め方以外にも、勉強や子育てに関することを幅広く話していきます。
 7月26日(木)の第1回の講座では、幼児から高校生まで子育てに関する良書を30冊ほど紹介し、その内容に関連した話をしました。そのときに紹介した本で、特におすすめのものは以下のとおりです。(中には絶版のものもあります)
 
                    
 左上から順に、
「『江戸の子育て』読本」(小学館)
  江戸時代の優れた子育て法を見直すきっかけに。
「養生訓・和俗童子訓」(岩波文庫)
  貝原益軒が81歳のときに著した教育論の集大成。
「子供の将来は『寝室』で決まる」(光文社新書)
  子育ては家庭の文化の中にあることを教えてくれる1冊。
「テレビを消したら赤ちゃんがしゃべった!笑った!」(メタモル出版)
  人工的な音声がいかに子供の自然な成長を阻害するかという警告。
「赤ちゃんに読みをどう教えるか」(ドーマン研究所)
  言葉の教育が障害児にも健常児にも有効だったという実践書。
「早期教育と天才」(玉川大学出版部)
  親の働きかけによって頭脳も性格も優れた天才が後天的に育つという例。
「奇跡の対話教育」(光文社)
  日常的な対話によって思考力が育った子供たち。
「わが子を伸ばす四大必須科目『音読』『作文』『暗算』『焚き火』」(飛鳥新社)
  言葉の森となぜか似ている教育の重点。
「頭が良くなるユダヤの勉強法」(中経文庫)
  音読、暗唱、読書、質問の文化でノーベル賞が続々と。
「人はいかにして学ぶか」(中公新書)
  子供たちの学び方は、勉強に対する大人の考え方が反映。
「見える学力、見えない学力」(大月書店)
  家庭でできる平凡な毎日の学習の積み重ねが大事。
「学力を高める『朝の読書』」(メディアパル)
  朝の読書でどういう効果があったかという科学的調査結果。
「『朝の読書』その理念と実践」(リベルタ出版)
  朝の読書の創始者の考え方がよくわかる。
「明治・大正・昭和
  親子で読みたい精選『尋常小学校修身書』」(小学館文庫))
  知識以外の教育の大切さ。
「小学校からの東大入試戦略」(桐書房)
  入試は数学で決まる。しかし、数学は基本を徹底するだけで十分。
「普通のこどもが普通にやってバイリンガルになる世界初の英語習得法」(明日香出版社)
  生きた英語を英語的に学ぶ英語学習の実践。
「超英語法」(講談社)
  英語は教科書を寝転がって音読するのが勉強だった。
「中学生の自宅学習法」(産心社)
  勉強法の原点。1冊を徹底して自分のものにする学習法。
「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)
  高校生の英語は文法的な厳密さが要求される。
「東大の現代文25カ年」(教学社)
  選択問題はひとつもなく、すべて論述式の国語。
日本語の持つ学力親和性(facebook記事より)
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 漢字かな交じり文だから、漢字が思考をイメージ化し、かながそれらを結びつける。
 母音言語だから、音声となった言葉が心に響いてくる。
 膠着言語だから、てにをはの助詞と文末の助動詞に気を配る集中力が生まれる。
 だから、頭をよくするいちばんの勉強は日本語を使うこと。
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 日本人は、そんな日本語を使っているから、勉強麺では本当はとても有利な立場にいるのです。
 しかし、その日本で学力格差が生まれているのは、日本語の学習(国語ね)がうまく行っていないからです。
 日本語の学習の大部分は、学校ではなく家庭で行われています。
 だから、家庭での日本語環境を豊かにすることが、これからの教育の大きな課題になると思います。

 頭をよくする勉強として日本語を使うというのは、具体的には、ちょっと難しい文章を繰り返し音読することです。
 言葉の森では、これまで受験生には、入試問題集の問題文を読書がわりに読むことをすすめていました。
 今、これをもっと発展させた勉強を開発しているところです。
頭の悪くなる勉強の仕方、頭のよくなる本の読み方
 勉強をすれば頭がよくなるというのは、普通の話ですが、勉強をして頭が悪くなるような勉強の仕方もあります。しかし、なぜそういう勉強の仕方をしてしまうかというと、その勉強でそれなりに点数がよくなるからです。
 目に見える形で表面に出てくるのは点数ですから、親も子もつい点数を上げることを目標にしがちです。しかし、点数は勉強の目的ではありません。勉強の目的はひとことで言えば、頭をよくすることです。その計測の方法のひとつとしてテストがあるのです。

 小学校低中学年の子で、勉強や宿題が忙しいから本を読む時間がないというようなことを言う子がいます。
 勉強が忙しいというだけあって、みんなそれぞれ学年相応よりも賢くしっかりしています。しかし、そう見えるのは小学校の間だけで、中学、高校と学年が上がるにつれて、成績が見劣りするようになってくるケースが多いのです。

 頭のよさの基本は、考える力です。考える力のもとになるのは、考えるための語彙の豊富さです。そういう生きた語彙は、読書のように生きた言葉と接することによって身につきます。熟語集のように知識として身につけるものは、生きた言葉にはなりません。
 しかし、テストというものはその性格上、大量に客観的に採点する必要から、死んだ知識をたくさん覚えているクイズマニアのような子の方が、自分の頭で考える生きた知識を持つ子よりも、往々にしてテストの点数がいいことがあります。
 だから、そのテスト結果を見て、「本など読む暇があったら、テストに出る知識のひとつでも余計に覚えておいた方がいい」という発想になりがちなのです。

 もちろん、ただ何の本でも読んでおればいいというのでは、本の読み方としては不十分です。本当は、その学年に応じて少し難しい抽象的な語彙も含まれた本を読んでいくことが大事です。
 しかし、それでも、テスト対策向けの知識を覚えるような勉強をするよりも、どんな本でも読書をしていた方が頭の成長にはずっといいのです。

 次は、頭をよくする本の読み方です。(つづく)
家庭学習をどのように進めるか 5(英語の学習法)
 英語の勉強を始めるのは、小学校4年生からです。4、5、6年生というのは、日本語の能力が既に安定していると同時に、外国語を習得する能力がまだ高い時期だからです。
 これが、小学校1、2、3年生で英語の勉強をするようだと時期的には早すぎます。小学校3年生までは、日本語の能力を確実に身につけていく時期ですから、この時期に日本語以外の言語の勉強をすると、日本語能力が正しく成長しなくなる可能性があります。
 今の親の世代は、自分が英語で苦労してきたために、子供にその苦労をさせまいと思い、早期の英語教育をさせる傾向があります。しかし、早期の英語教育はうまく行かなくても問題はありませんが、日本語教育がうまく行かないとそれは一生の問題になります。現代は、CDやDVDなど機器を利用した教育が可能なので、やりすぎの危険性は昔よりも高くなっています。
 英語教育を始めるのに遅すぎるという心配はありません。しかし、早すぎとやりすぎによる危険性だけは親が注意しておくべきだと思います。

 さて、小学校4、5、6年生から始める英語の勉強の教材は、英語の文章と英語の音声です。まず、子供が興味の持てそうな易しい英語の物語の本を選びます。その場合、CDがついていることが条件です。
 日本で出版された英語の物語の本は、日本語による説明が不必要に入っている場合があるので、英語圏で出版されたものの方がいいようです。
 昔、私は、教材としては、中学の英語の教科書がいいと言っていました。しかし、最近の中学の英語の教科書は、短い会話ばかりが載っているので、教材としてはあまりふさわしくありません。しかも、教科書に載っているその簡単な会話ばかりの文章とは結びつかない形で、文法的な勉強をするようになっています。こういう勉強の仕方では、英語はかなり勉強のしにくい教科になります。これは、むしろ、子供たちの間に、できる子とできない子の差をつけるための勉強になっているような気さえします。つまり、教科書と学校の授業だけをやっている子は実力がつかず、教科書と授業以外の勉強をやっている子だけが力がつくような仕組みになっているのです。

 英語の教育では、まず英語圏の絵本など(CD付き)を選びます。この本のCDを繰り返し聞き耳を英語に慣れさせると同時に、その英語をそのまま暗唱できるようにします。慣れてきたら文章も暗写できるようにし、それと同時に単語の意味や文法的な説明をしていきます。
 毎日CDを5分から15分聞きます。勉強するのは小学校4年生以上ですから、子供が自分でCDを聞くように習慣づけていきます。
 日本語の暗唱は、言葉の森では1か月で900字を暗唱するようにしていますが、英語の場合は1か月で200から300ワードが目安です。1日に暗唱するワード数は、20から30ワードです。この30ワードなら30ワード分を20回から30回音読で繰り返すと、日本語と同じように丸ごと暗唱できるようになります。
 暗唱する前に、子供が自分で辞書を使い、単語の意味と読み方を調べるようにします。
 単語の意味は、ノートなどに書き出します。読み方は、英語の文章にふりがなをつける要領で書き込んでいきます。
 親や先生は、その意味や読み方のふりがなを見て、不適切なところがあれば直してあげます。家庭学習で大事なことは、子供ができるだけ自分の手でやっていくようにすることで、親や先生が子供たちに教える場面は少なくしていくことが大事です。

 次は国語の勉強法です。(つづく)
 
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