☆ 文章で話そう! (てにをはをきちんと覚える)
最近の日本人は、文章で話すことが苦手だと言われています。確かに、電車の中や町中で聞こえてくる会話は、文章というよりも単語が並んでいるという感じに聞こえます。では、文章で話さないと、どんな困ったことになるのでしょう。
「てにをは」という言葉を聞いたことがありますか? 文法用語で言うと、「助詞」と呼ばれるものです。「〜は、〜に」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。これは、文章を構成する上では、とても重要な働きをするものです。助詞の使い方がまちがっていると、文の意味がまるでかわってしまうこともあります。ですから、助詞を正しく使わなければなりません。
でも、単語をただならべたような話しかしていなければ、正しい使い方を身につけることはできません。たとえば、食事のときです。
「ソース、とって。」
もちろん、これでも意味は通じます。でも、正しく言うと、
「ソースをとってください。」
この「を」が大事なのです。
どうでしょう? いつもどんなふうに話しているか、あらためて考えてみてください。
助詞が入った文章を小さい頃から聞いていれば、作文を書くときに、「あれ? ここは『に』かな、『へ』かな」と、考え込まなくなります。まず、おうちで話すとき、文章で話すことを始めてみましょう。
おうちの方へ
助詞の使い方は、あらためて覚えよう、直そうとするのはなかなか難しいものです。言葉の使い方には、耳から覚えることもたくさんあります。正しい「てにをは」も、まず耳になじませる、聞いて身につけることが有効だと思います。御家族でも、楽しく文章で話すことをおすすめいたします。
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枝 6 / 節 13 / ID 7996 作者コード:inoko
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