日本語力の集大成 日本語作文小論文検定 検定試験森リン個人受検団体受検検定委員

 森リンの授業利用の仕方

 森リンを授業で利用する際の流れです。


 準備

  1. 森リンを利用する団体のページに行くと、利用人数に応じたユーザーが作成されています。
    https://www.mori7.com/_______/
    (管理者のコード_______パスワード_______)
    (アクセス制限をされている場合のユーザー名_______パスワード_______)
    ユーザーが40人の場合、ユーザー名は半角の数字で、1~40と1000です。パスワードはまだ設定されていません。
  2. ユーザー名1000は、管理者が文章送信のテストなどをするときに使ってください。残りのユーザー名1~40は、生徒に割り振ってください。
  3. ユーザー名・パスワード・名前などのデータは、ユーザー一覧のページで管理者が修正できます。

 授業

  1. 生徒ごとにユーザー名を割り振ります。
  2. パソコン(ワードやエディタ)を使って生徒に作文小論文を書かせます。
    ワードやエディタの使い方
     ワードには自動保存機能もありますが、途中で書きかけのデータが消えてしまわないように、ある程度書いたら保存をするという習慣をつけておきましょう。
     パソコンにワードなどのソフトが入っていない場合は、インターネットから無料のエディタをダウンロードして使うと便利です。ウィンドウズ用の無料のエディタとしてよく使われているのは、TeraPadです。文章入力には、エディタの方が便利です。
     文章の書き方は、次のようにしてください。
    1行目に3マス以上の全角スペースを空けて題名、2行目に3マス以上の全角スペースを空けて名前(ペンネーム)、3行目に1マスの全角スペースを空けて本文、です。
    (例)(□は全角スペース)
    □□□私の友達
    □□□作野一郎
    □私の友達は、……
     ワードでスペースを空けると、見た目の書式でスペースができますが、これは本当のスペースではありません。必ず、本当の全角スペースを空けるようにしてください。
     ワードの操作でスペースの空け方がわからない場合は、森リをン貼り付けたあとの作業で空けることができます。
     ワードにも、TeraPadにも、書いた文字数を数える機能があります。(TeraPadは無料のオプション)
     森リンは、文章の後半1200字について採点をするので、できるだけ1200字以上の文章を書くようにしてください。しかし、字数が短くても「可能性の点数」が出るので評価の目安はわかります。「可能性の点数」とは、その文章がバランスよく1200字まで長くなった場合の予測点数です。
  3. テーマは、教材ダウンロードのページを参考にしてください。https://www.mori7.com/danntai/download.php
    テーマの選び方・書き方
    (例)中1の場合の説明のしかた(教材ダウンロードのページ中1me-01-1を参照)
     『ポイ捨て』について作文を書きます。構成は、最初に自分の意見『よいか悪いか』を書き、次にその理由1と裏づけの実例を書きます。次に理由2とその裏づけの実例を書きます。理由1の実例は自分自身の体験実例を中心に、理由2の実例は新聞や本などで知っている社会的な実例に中心に書き、実例に広がりを持たせるようにしましょう。最後に、『確かに……』という言葉で自分の意見に対する反対意見にも理解を示しながら、最初に書いた自分の意見をもう一度書いてまとめます。
     点数を上げるコツは、3つあります。
    (1)最も重要なのは、できるだけいろいろな言葉を使うことです。「ゴミ、廃棄物」「掃除、清掃」「リサイクル、再利用」など異なる言い表し方を考えてみましょう。
    (2)易しいひらがなの言葉よりも難しい漢字の言葉を使う方が点数が高くなります。
    (3)『だから、したがって、しかし』などの論理的な思考語彙を使うと点数が高くなります。
     字数は長い方が点数が高くなりますが、1200字以上は同じです。
 

 送信

  1. パソコンで文章を書き終えたら、その文章をいったん保存します。
  2. 森リンの採点は、文章が途中までであっても可能です。時間内に書き終えられなかった文章は、末尾に「(つづく)」などと書かせそのまま保存させてください。
  3. パソコンで書かれた文章の画面を「編集」→「すべて選択」、「編集」→「コピー」とします。
  4. 森リンの送信フォームのページに行きます。
    送信の仕方
     森リンの送信フォームのページでユーザー名とパスワードを入れます。ユーザー名は、40人で申し込まれている場合、1~40の半角数字の連番です。このほかに、管理者が試験的に送信できるように、管理者用のユーザー名として1000を入れてあります。パスワードは初期状態では設定されていません。
     課題の「年・月・週」には、自動的に送信日の年月週が入っています。1人のユーザーについて、1つの年月週の文章が保存されます。同じユーザー名で同じ年月週の文章を送信した場合、最後に送信したものが上書きで保存されます。
     「本文」のフォームの中でマウスを右クリックして、パソコンで書いた文章を貼り付けます。このときに、題名と名前の前に3マス以上のスペースが空いていない場合は、半角又は全角で直接3マス以上のスペースを入れてください。
     そのあと、送信ボタンを1回だけ押します。
  5. 送信ボタンを押すと、森リンの評価結果が表示されます。
  6. 評価結果を見て、書き直ししたものを再送信することもできます。
    ※全員が一度に送信すると、サーバーの処理能力を超えて画面が進まなくなる可能性があります。その場合何度も送信ボタンをクリックすると、更に動きが重くなります。いったん送信を中止して、時間をおいてから順番に送信してください。
    ※点数は、団体内の相対的な数値です。最初の100データが入るまでは、送信するたびに数値が変動します。授業に利用する最初の数時限(100データが入るまで)の間は、生徒がいったん全部送信して結果が出たあと、それぞれの生徒が☆印をクリックして再評価を出してください。再評価した点数が正しい数値です。

 評価

  1. 生徒それぞれに自分の点数を確認させます。
  2. ベスト10のページに行くと、その月のベスト10が表示されています。
  3. 最高点の文章を読み、豊富な語彙が使われていることを確認します。
  4. 次回のテーマを指示し、実例などを考えておくようにさせます。
  5. 1200字程度の文章を書くのに要する時間は、1~1時間半です。1時限で1作品が仕上げられない場合は、2時限の授業とするとよいでしょう。その場合、1時限目で途中までの文章を送信し中間評価を出します。その中間評価の結果をもとに、2時限目は文章を修正した上で完成させるようにします。
  6. 文章指導で重要なことは、先生が指導するのではなく、生徒の自己向上意欲を促すことです。先生は、生徒のうしろで見守りながら、必要があれば生徒を後押しするような姿勢で指導に取り組んでいってください。
  7. 生徒それぞれにパスワードを設定すると、生徒の自宅のインターネットを通して文章を推敲させることや、自宅からの宿題として文章を送信させることができます。
 

 森リンの見方 緑で囲まれた部分はサンプルの文章の解説です。

サンプルの文章(高3)
 自らの外側から来る行動への制限を、徐々に自らの内側の行動への規範へと変えていくのが、しつけのあるべき姿である。しかし現代の日本では、外側からの制限への信頼の欠如ゆえに、それが内側の規範へと変化していきにくい。結果、外側からの制限がなければ、社会的な規範に反した行動でもしてしまう人が生まれている。現代の世界は、戦争へ向けて動き出しており、また、軍需産業を持つ国家が経済的に低迷する可能性がある以上、未来においても、戦争へ向けて動くことがありうるだろう。その時に、大国の顔色を見て態度を決め、自らの内に従うべき規範をもたなかったならば、日本は世界情勢の悪化の片棒をかついでしまうことにもなりかねない。
 そうならないために、多くの人に自ら従うべき規範を内在化する必要がある。具体的にはどうすればいいか。第一に、子供のころから倫理的な書物を読むことが挙げられる。必ずしも宗教的な書物でなくてもよい。たとえば物語や、あるいは偉人の逸話や伝記などである。読書によって、心の中に倫理的な理想像と、それへの憧れをつくる。憧れは強力で健全な原動力である。残念なことに、身の回りの大人すべてが倫理的な人間で、行為の手本にできるわけではない。多くの大人は、ルールを破ってもいい雰囲気の中では、ルールを破っている。子供はそんな大人を見て育つ。結果、内面的な規範を持たない人間が増える。現実の人が手本にできないのならば、過去の人を手本にするしかない。私は小さいころ「八郎」という絵本を読んだ。村の外れ者だった八郎という大男が、村を津波が襲ったときに、津波を押し返しながら海の底へ沈んでいく、という筋である。数ある類話のうちの一つで原形とは離れたものであるようだが、この話を読んだときに私は自己犠牲の美徳、献身の姿を強く心に焼きつけた。あらゆる社会的なルールは、言ってみれば、他人のために自分が我慢をすることである。私は自分が倫理的な人間だ、などと言えるほど自信があるわけではないが、倫理的なことを正しく望ましいことだと感じられる人間であることには、この幼少期の体験が由来していると思われる。
 もう一つの対策としては、一見では変な話だが、労働時間の短縮、あるいは自宅勤務制の充実がある。つまり、親と子が一緒にいる時間をできるだけ長く延ばすのである。現代は大多数の人が働く時代である。女性の職場進出ということが叫ばれるようになって久しく、残業の修羅場もまだまだあちこちの会社で見られる。しかし、親が働いている時間、子供たちはどうしているのか。子供をしつけられるのはその親だけである。親と子の接触が少なくなっていけば、それに比例して子の親への信頼は少なくなる。親も子を信頼できなくなる。我が子にどれくらいまでお説教をしてもいいものか、わからなくなる。人の子を見ているような気になる。結果、内面に規範ができるほどの深い接触を交わすこともなく、「怖いおじさんがいるから、静かにしようね」といった外的規範しかよるものがなくなるのである。親の収入は家計を支えるが、互いの信頼のために必要なのは、もっとわかりやすい触れ合いという支えである。太宰治が「もの思う葦」の中で言っている。「子供から冷い母だと言われているその母を見ると、たいていそれはいいお母さんだ。子供の頃に苦労して、それがその人のために悪い結果になったという例は聞かない」。こんな関係を築ければ良い。良いのだが、今はこれがなかなか難しい。
 確かに、外側に合わせるというのは長らく日本の平和を支えてきた。冊封や開国や、鹿鳴館でのダンスに民主主義の導入、これらのうち何かが欠ければ、日本は列国占領下の植民地になっていた可能性は決して低くない。しかしこれらの背景には常に「それをした方が日本はよくなるだろう」という判断があった。足利義満は貿易の利益のために明へ服属し、井上馨は不平等条約を改正するために慣れないダンスを踊った。外的な規範へ従うことは、多く内的な規範に発するものであった。しかるに今日、日本は軍事的には弱小国家であるが、経済的にも国際的にも、充分に大国である。いつまでも服属者のつもりで辺りの顔色を覗うばかりでは、いけない。ルールを守るのは、ルールの正しさへの盲信のためでなく、ルールを正しいと信ずる、自らのルールのためである。外側に従う時に自らの内にあった道徳を、忘れてはいけないのである。


 サンプルの文章は、高校3年生の生徒が書いたかなり高い点数のものです。通常はこのように100点を超える点数はまずありません。
 この文章には、過重量・過強力・点数調整などの減点はついていません。
●総合点
 総合点は、文章の点数ではなく、文章力の点数です。つまり、その文章が何点かということではなく、その文章に現れたその人の文章力が何点かということを示しています。
 したがって、文章の内容が感動的であるかどうかということや、文章に盛り込まれた意見が正しいかどうかということは、採点の中に入っていません。その文章を書いた人の文章力が何点かという点数です。

 点数は、森リンを利用しているグループ全体における相対的な点数で、70点がそのグループ全体の平均です。70点台は上手なレベル、80点台はかなり上手なレベルです。
 点数は、偏差値と同じ確率密度分布に基づいているので、点数から20を引いた数値をおおよその偏差値と考えることもできます。

●可能性の点数
 総合点の横に、可能性の点数が表示される場合があります。
 可能性の点数が表示される原因は二つあります。
(1)
 森リンは、文章の後半1200字を集計しています。1200字に満たない文章の点数を、1200字に換算したものが可能性の点数です。つまり、その語彙力のまま1200字まで書いた場合、可能性の点数まで進む可能性があるということです。しかし、実際には、1200字まで字数を伸ばす際に、新しい語彙の種類を同じペースで増やし続けることは難しいので、実際の点数は次第に頭打ちになる傾向があります。
(2)
 総合点には、強力語彙、重量語彙、素材語彙のバランスや文の長さのバランスも影響してきます。バランスがよくない文章は、点数が減点されます。その減点される前の点数が可能性の点数です。
 バランスによる減点は、件数の2乗に比例します。1ヶ所だけバランスが悪い場合は-1点ですが、2ヶ所では-4点、3ヶ所では-9点、4ヶ所では-16点となります。

●過重量
 素材語彙の点数に比べて重量語彙の点数が高すぎる場合は、過重量の減点になります。
 文章は、一般に難しい語彙が使われている方が点数が高くなりますが、素材語彙の広さ以上に難しい語彙が多いと、重い印象になります。これが過重量の減点です。
 過重量の減点をなくす方法は、重量語彙を減らすか、素材語彙を増やすことです。

●過強力
 素材語彙の点数に比べて強力語彙の点数が高すぎる場合は、過強力の減点になります。
 文章は、一般に思考的な接続語や助動詞が使われている方が点数が高くなりますが、素材語彙の広さ以上に難しい語彙が多いと、堅苦しい印象になります。これが過強力の減点です。
 過強力の減点をなくす方法は、強力語彙を減らすか、素材語彙を増やすことです。

●点数調整
 点数調整は、文の長さのバランスによる調整です。
(1)
 文の長さの偏差(文と文との間の平均的な差)を文の長さの平均で割った割合が60%を超える文章は、多数の短い文と、少数の長い文で構成されている文章です。多数の短い文は、素材語彙を高くする傾向にあるので、その分を減点で調整します。
(2)
 素材語彙が90点以上の高得点の文章に関して、文の長さの平均が35字~45字を越えるものは、点数調整で減点となります。
(3)
 文の長さの偏差(文と文との間の平均的な差)が25字以上の文章は、長い文と短い文が多く中間の文が少ないので、点数調整で減点となります。
(4)
 百字を超える文は、読みにくい文になることが多いので、点数調整で減点となります。


●グラフ
 棒グラフの高さは、人数を表しています。
 濃い棒(のヶ所)は、その文章が属する範囲を示しています。
 それぞれの点数は、確率密度分布による点数で、平均を70点としています。70点台は高い点数です。80点台はかなり高い点数です。
 サンプルの文章の場合、元の字数が1812字なので、文章の後半1200字について採点しています。(文章は一般に後半になるほど、その文章の持つ特徴がはっきりしてきます)
 強力語彙は33個あり、点数は95点です。重量語彙は74種類あり、点数は96点です。素材語彙は163種類あり、点数は95点です。三つの語彙のバランスがよいので、総合点が102点と高くなりました。
 森リンの点数を上げるためには、三つの語彙の中で点数の低くなっているものを高くするか、点数が高すぎてバランスを欠いているものを低くするかという二つの方法があります。しかし、この文章のように、既に全体のバランスがよくなっているものは、まず素材語彙の点数を上げ、そのあと、強力語彙と重量語彙を上げていくようにします。


●円の大きさと山の大きさ
 円の大きさは、強力語彙、重量語彙、素材語彙のバランスを見るためのものです。円が同じ大きさに近いものほどバランスのよい文章です。
 山の大きさは、強力語彙、重量語彙、素材語彙の大きさを見るためのものです。山が大きいほど総合点の高い文章です。

 

●点数による解説
 級と得点の表は、その文章の点数が作文検定のどのレベルに属するかを示しています。ただし、森リンの点数は、そのグループの相対的な点数なので、この表はあくまでも目安です。
 表の下に、点数についての解説が書いてあります。
 サンプルの文章の場合、総合点が96点以上(102点)なので、1級のレベルです。
 強力語彙が65点以上(95点)なので、「よく考えて書いています」。
 重量語彙が70点以上(96点)なので、「難しい言葉や漢字をよく使っています」。
 素材語彙が75点以上(95点)なので、「個性的な語彙が豊富で、自分らしい表現を工夫しています」。


●素材語彙と重量語彙
 素材語彙は赤字で、重量語彙は赤字の太字で示されています。
 日本語は語彙の抽出が難しいので、ひらがな書きが多いと、不適当な語彙が素材語彙として抽出される場合があります。
 自分の書いた文章を推敲する場合は、この素材語彙と重量語彙を見て工夫していきましょう。

 サンプルの文章の場合、赤い文字の部分と太い文字の部分がかなりあります。作者に語彙力があるということを示しています。例えば、「この話を読んだときに私は自己犠牲の美徳、献身の姿を強く心に焼きつけた」という部分です。同じことを、語彙力の少ない人が書けば、「この話を読んだときに私はすごくいいなあと思った」で済ませてしまうかもしれません。
 黒い文字の部分は、素材語彙にも重量語彙にも集計されていない部分です。この黒い部分の中には、強力語彙として集計されるものもあります。素材語彙・重量語彙・強力語彙のいずれにも集計されない部分は、平凡語彙と呼ばれます。この平凡語彙の部分を省略したり素材語彙に置き換えていったりすることによって、点数を上げることができます。
 サンプルの文章の場合、「言ってみれば」「一見では変な話だが」「まだまだ」などは省くか、別の言葉で短く言い換えてもよい部分です。また、「子供の頃に苦労して、それがその人のために悪い結果になったという例は聞かない」は圧縮して、素材語彙の密度をもっと高くすることができます。例えば、「子供の頃の苦労が悪い結果になった例は聞かない」という文に直しても、前後関係から意味が読み取れます。また、「こんな関係を築ければ良い。良いのだが、今はこれがなかなか難しい」も、密度を高くして、「こんな関係を築くことが今は難しい」などとすることができます。
 同じ言葉を使わないようにするというのも点数を高める方法です。しかし、「ルールを守るのは、ルールの正しさへの盲信のためでなく、ルールを正しいと信ずる、自らのルールのためである」は、切れ味のいい表現になっているので、ここに出てくる「ルール」という言葉を「規則」「規範」「約束」などに言い換えると、かえって、素材語彙の分布が不自然になる可能性があります。文章の自然な分布は、語彙の頻度と順位がほぼ反比例する関係にあるので、ある程度の繰り返しは保持した上で、できるだけ多様な表現を使うようにすることが必要です。

 

●強力語彙
 強力語彙は青字で示されています。
 森リンは、説明文・意見文の文章を、事実文の文章よりも高く評価するために、強力語彙という概念を取り入れています。
 強力語彙は、説明文・意見文を書くときに必要となる接続語や助動詞ですから、事実文を中心に書く小学生の場合は、ここの点数を無理に上げる必要はありません。
 説明文・意見文を書いている人が自分の書いた文章を推敲する場合は、この強力語彙を見て工夫していきましょう。
 サンプルの文章の場合、強力語彙の点数は既に十分高いので、ここはあまり直す必要はありません。



●本文
 題名・名前・本文が表示されています。
 題名の前に3マス以上のスペース、名前の前に3マス以上のスペースが空いていないと、題名や名前も本文の一部と見なされてしまいます。


●文の長さのグラフ(棒グラフ)
 文章に書いてある順で、文の長さを色別の棒グラフで表しています。
 グラフの形を見ると、どういうリズムで文章が書かれているかがわかります。一般に、長い文と短い文がバランスよく配置されている文章はリズミカルな文章です。

●文の長さのグラフ(折れ線グラフ)
 文の長さの順で、文の長さを色別の折れ線グラフで表しています。

 サンプルの文章の場合、長い文から短い文までがバランスよく広がっています。

 

●最長の文
 その文章の中で最も長い文です。
 一般に、最長の文は、その文章全体の特徴を典型的に表しています。

●点数調整
 文の長さによる点数調整の説明は、ここに表示されます。

 サンプルの文章の場合は、「私は自分が倫理的な人間だ、などと言えるほど自信があるわけではないが、倫理的なことを正しく望ましいことだと感じられる人間であることには、この幼少期の体験が由来していると思われる。(88字)」です。


●強力語彙の一覧表
 その文章に使われた強力語彙の一覧表です。


●素材語彙の一覧表
 その文章に使われた素材語彙の一覧表です。
 数字は、その語彙の表れた回数です。
 サンプルの文章の場合は、「親」が7回、「ルール」が5回、「(人)間」が5回となっています。出現頻度の高い語彙が、その文章の取り上げているテーマを表しています。


●重量語彙の一覧表
 その文章に使われ重量た語彙の一覧表です。
 数字は、その語彙の表れた回数です。

 

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作文文化を創造する「特定商取引に関する法律」に基づく表示日作:日本語作文小論文研究会

 
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