真面目な注意は子供の信頼感を増す

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書いた人はnaneさん 2001/01/12 11:55:32

コメント先: 子供の好きそうな工夫。親子で協力して作文を書く( (森川林 さん) 2001/01/12 11:55:32:

 親からのある程度のアドバイスは、子供に喜ばれるようです。作文の指導はほめることが基本ですが、ときどき「ここはもっとこうしたほうがいいよ」と直してあげた方が子供は喜びます。ただし、この注意は、十分な信頼関係がないと、逆に子供を作文嫌いにさせます。親子の信頼関係ができている場合は、多少つっこんで欠点を指摘しても大丈夫です。これは高学年になっても同様です。
 この注意の仕方ですが、よくないのはからかうような注意の仕方です。「こんなことも知らなかったの。あははは、だめねえ」という注意の仕方をすると(笑)、子供はだんだん親に作文を見せなくなります。からかう方は軽い気持ちなのですが、からかわれる子供の方は自尊心を傷つけられるということがあります。子供のプライドを尊重するかたちで、真面目に「ここはもっとこうしたほうがいいよ」と注意をすれば、信頼感が増します。
 ただし、実力をつけるのは、注意の仕方によってではなく自習の蓄積によってです。親や先生がどんないいアドバイスをしても、それでそのまま子供の力がつくわけではありません。毎日、長文を音読して文章のリズムをつかむ練習をしていると、自然に滑らかでめりはりのある文章が書けるようになってきます。また読書を通して材料を増やしておくことも、いい作文を書くためには必要です。
 ですから、一方で毎日の自習をしっかり続け、他方でいいところをいつもほめ、ときどき前向きな注意をするというかたちで勉強していくのが理想の勉強スタイルになると思います。



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