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国語力、作文力をつけるためには、まず「読む」こと  2017年2月6日  No.2815
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 国語力をつけるためには、まず「読む」ことが大切です。
 問題を解くとか、漢字を覚えるとか、ことわざを覚えるとかではなく、何しろまず「読む」ことなのです。

 しかし、ただ読むだけでは漠然としています。
 だから、感想文を書くために読むという形の勉強が効果的なのです。

 読む勉強の先取りは限られています。
 算数数学の場合は、学年よりも先の勉強がいくらでもできます。
 しかし、国語はそうではありません。

 読む力は、その学年ごとにつけていかなければなりません。
 小学生のうちに読む力をつけることは大事ですが、それで中学生まで間に合うのではありません。
 中学生のときに読む力がついても、それで高校生まで間に合うわけではありません。
 それぞれの学年ごとに、その学年に応じた読む力をつけておくことが大事なのです。

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 言葉の森の作文指導の特徴は、長文を読んでその感想文を書くことを中心としていることです。ただし、感想文中心になるのは小5以降で、それまでは身近な題名の課題が中心です。

 なぜ感想文を書くことを中心にするかというと、学年が上がるほど読む力をつけることが必要になってくるからです。

 文章を読む力は、語彙力として表れます。受験の国語問題に出てくる文章は、その学年の子にとってはなじみのない言葉が多く使われています。
 語彙力のある生徒は、何とか内容を読み取りますが、語彙力のない生徒は、読解問題も当てずっぽうで解くようになります。
 国語の成績を上げるには、問題文を理詰めで読み取る必要があるのですが、語彙力がないと読み取る段階まで達しないことも多いのです。

 長文を読んで感想文を書く勉強をしていると、その長文を深く読み取ろうとするようになります。
 事前に長文の音読を何度もしていると、難しい内容の文章でも全体の内容がおおまかにわかります。更に、その長文音読をもとに、親子で似た話などをしていれば、文章を読み取る力は更についてきます。

 このように、感想文を書くために長文を読むという練習をするので、難しい長文を読む力がついてくるのです。

 長文を読む力は、一度つけばそれで終わりではありません。
 小学校高学年のときの難しい文章と、中学3年生になってからの難しい文章では、質が違います。また、中学3年生のときの難しい文章と、高校3年生になってからの難しい文章でも質が違います。

 言葉の森の作文の勉強は、小学生から高校生まで、それぞれの学年に応じた難しい文章を読み、感想文を書く練習を中心としているのです。

「国語力をつける作文指導は、長文を読んでの感想文の指導」
https://www.mori7.com/index.php?e=2313
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233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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 コメント欄

nane 20170206 1 
 中学生のときに、国語が苦手で、言葉の森の長文読解問題を熱心にやってめきめき力をつけた生徒がいました。
 そして、いい高校に入ったのですが、高校生になってから、たぶん本をあまり読まなかったのでしょう。
 高校3年生のときは、国語の成績がかなり落ちていたのです。
 国語は、それぞれの年齢に応じて難しい文章を読まなければ低下します。
 それでも、大学入試の前に気を取り直して、また国語の勉強を始め、何とか東大に入ったのです。東大って(笑)。


森川林 20170206 1 
 読む力は食事と同じです。
 食いだめということは、ある程度まではできますが、来年の分まで先に食べておくことはできません。
 しかし、「小4までに読書を全部済ませておいて、小5からは受験に専念」というようなわけのわからない方針を立ててしまう人も多いのです。


namura 20170208 10 
大人になっても読書習慣は続けていきたいですね。

touko 20170216 77 
「継続は力なり」
継続的に年齢に応じた難しさの文章を読むことで、語彙や文体がインプットされます。そして初めて自分で書けるようになるのです。

mae 20170228 9 
そのときの自分に合った本に出会うことが大事ですね。この場所で、「これだ」「読みたい」「読ませたい」という本にたくさん出会えて感謝です。
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