心 |
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心とは傷つけるものではなく、人を思いやり、それらの気持ちを伝えるため |
のものなのに、なぜその心を傷つける人がいるのだろう。 |
最近、科学などのこの世における全ての物が発達し、人々の役に立っている |
。しかし、それとは引き換えに、年々人々の心は衰えていくばかりである。物 |
は傷みを感じない。心というもの、気持ちというものを私たちに訴えては来な |
い。では、私たち「人間」はどうだろうか…。私たちは、痛みを感じ、自分の |
意志、気持ちというものを持っている。物や科学が発達してきた今、今度は人 |
の心を発達させ、豊かにしていかなければならないのではないのだろうか。 |
心を豊かにしていくために何が必要で何が必要でないのか。まずそこが大事 |
である。人は、どうしたら心を豊かに出来るのだろうか。豊かにすることに一 |
番必要な事は、「友人関係」である。人と人との関係は、一番気持ちを表現す |
る所だと思う。例えば『いじめ』。これは、心を豊かにする事には必要のない |
事だと思う。『いじめ』は、人に悲しみや憎しみしか与えない。『いじめ』を |
する事によっていじめられた人は、どんどん傷つきどんどん苦しんでいく。逆 |
にいじめている人も、優しさがなくなってしまう。これでは、心を豊かにする |
事とは、正反対に進んでしまう。『いじめ』の起きる多くの原因は、「学校」 |
、「家庭」と様々であるがそのなかに友人関係が多く含んでいる事が分かる。家 |
庭や学校で体罰や口での暴力を受け、ストレスを溜めている人が多く、その溜 |
めすぎたストレスが爆発した時、『いじめ』が起こると私は思う。 |
この前、テレビを見ていて「コソボの人々のその後」というのをやっていた |
。テレビには人によって焼かれた学校や、家などが映し出されていた。家など |
を襲われた人々の話をきいてみると、「私たちは、家を襲われ親戚を殺されて |
、夜も眠れないくらいの恐怖があります。襲った人達を殺したいほど嫌いです |
。」と、涙を溜めていた。この人達には、計り知れないくらいの怒りや憎しみ |
があり、辛い毎日を送っているのだなと思った。このままでは、心を豊かにな |
んて出来ないので一刻も早くこの出来事を忘れ、襲った人や襲われた人にも笑 |
顔が戻る日がくればいいなと思った。 |
「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という |
名言があるように、心に傷を負った人達に、心を豊かにするのは大変だろうけ |
れど、頑張って乗り越えて、いつか、みんなにしあわせが訪れた時、社会の発 |
展と共に心も発展し、この世の中の中に貧しいなんて人はいなく、本当の心が |
優しさとそれらを表す気持ちがあるのではないだろうか。 |