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平面的な論理
イチゴ の広場
玲子 あたゆ 中1
 いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いも
のと決めてかかっている人が多い。雨が降れば天気が悪いといった理に合いす
ぎた命題でいっぱいになってもことである。どうも矛盾には、良いものと悪い
ものとがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えている
ようである。避けなくてはならない矛盾とは相殺の論理のことであろう。数学
的に言えば、プラス5とマイナス5を加えるとゼロになる。無為無能の状態で
ある。こういう結果を招くような対立と矛盾がつまらぬものであることははっ
きりしている。月並みの句などということばは、かすかな平面的連続を敏感に
かぎつけて、それを嫌ったものと見ることができる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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