| 自然を増やそう!! |
| イチゴ | の | 村 | の広場 |
| ホームズ | / | なか | 小6 |
| 里山を歩いていると、「ゴミを捨てるな」とか、「山野草の花をつむな」とい |
| う看板が目ざわりだ。せっかくの里山にのすばらしい景色が、台無しになって |
| しまう。今美しく整備されている里山は、必要なてまひまをすべて里山に住む |
| 人々の善意に負っている。それなのに、「ゴミを捨てるな」といったような看 |
| 板があるということは、あまりにもハイカーのマナーが悪いからではないだろ |
| うか。早春になると里山のうぐいすは町までおりてくるこの頃には立派「ホー |
| ホケキョッ」とさえずるようになっている。少し前まで東京の町でもうぐいす |
| のさえずりを聞くことができた。しかし最近では、都会のウグイスが少なくな |
| ってきているといわれている。それは、都会の緑が少なくなってきているから |
| ではないだろうか。うぐいすは、緑がないところでないと不安で行動できない |
| 。そこで、里山から都会までを、緑のネットワークでつなげれば良いのではな |
| いか。こうすると、そのほかの動物まで都会にやってくる。そうなれば、こん |
| なに楽しいことはないだろう。里山の緑を都会に広げる。これが、人類の環境 |
| 保護にも役立つ方法だ。 |
| 僕の住む港南台には、円海山という山がある。ズバリ言うと、円海山は里山 |
| である。人が住み、農家をやっているところもある。酪農を営んでいるところ |
| もある。本当にのどかなところである。僕は、円海山から見える瀬上池が、と |
| っても好きだ。素晴らしい景色だと思う。瀬上池の透明度はおいておいて…( |
| 笑)←すごくきたない。そんな円海山の里山で、一番心が落ち着くときは、秋 |
| である。秋アカネが僕の目の前を横切る。みんなで、まるで鬼ごっこの様に広 |
| 々とした空を駆け巡る秋アカネ。ロマンチックという言葉に縁のの無い僕だが |
| 、このときばかりは、つい「あの秋アカネになれたらなぁ。」と考えてしまう |
| 。あの秋アカネには、ぜひとも都会に来てほしい。僕がもし、環境保護株式会 |
| 社の社長になったなら、秋アカネに招待状を出そう――。僕はそう考えた。そ |
| のためには、都会にももっと里山のような環境を作らなければいけない。それ |
| が、秋アカネへの招待状になるということを考えている。それから、環境汚染 |
| は、ぜひともリストラしてしまいたい。秋アカネを接待するとしたら、環境汚 |
| 染をリストラしておかないと、相手に悪い印象を与えると思う。(とりひきも |
| うまくいかないかな?)だから、円海山付近の環境汚染とはおさらばしてしま |
| いたい。 |
| 次の話の舞台は、鎌倉だ。鶴岡八幡宮に行くまでの通りのことだ。木と木の |
| 間を、黒い生物が横切った。僕はその生物を目で追った。黒い生物は、木の上 |
| の方へと登っていく。 |
| 「あ、リスだっ!!」 |
| 近くにいた男の子が、声をあげる。 |
| 「え~、どこどこ?」 |
| 人々からざわめきが聞こえる。 |
| 「あっ!いっちゃた。」 |
| 僕は今考えると、その近くの通りは緑のネットワークが進んでいたため、リ |
| スが人前に姿をあらわしたのではないかと僕は考える。リスは、空を飛んだり |
| コンクリートの上を歩いたりするわけでもない。ましてや、車に乗ったり自転 |
| 車に乗って移動しているわけではない。木と木の間を飛びながら移動するのだ |
| 。そのため、リスが山からやってくるということは、緑が広がっているという |
| ことだ。鎌倉はスごいっ!! |
| 「ちりも積もれば山となる」ということわざがあるように少しづつ緑を増や |
| していくといいと思う。そしたら、ほんとに都会が山になったりして…。自然 |
| を守る、ということは、人間にとって、心が和む、動物が増える為、とっても |
| プラスになることだということがわかった。 |