先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
偉大なる人は・・
アジサイ の広場
りさ あいす 高1
 現在、クラシック音楽はたった15秒という短いコマーシャルの中で使われる
ことにより、人々に影響を与えている。しかし、本来のクラシック音楽が訴え
ている世界観、人生観というものは、たった15秒間では人々には伝わらない。
かといって、最初から最後までクラシック特有の長い曲を聞くのも、飽きてし
まうのが現代人だ。このように、人々のクラシック音楽に対する考え方が変わ
ってきたように、昔と今では人々の考え方自体が変化してきた。昔は、クラシ
ック音楽が好かれていたように、ある大きなテーマ(人生、世界)について皆
が考えていた時代だった。しかし、現代は5分程度の曲が好かれているように
小さいテーマ(恋愛、世間話)についての会話が多い。これからは、昔のよう
に大きなテーマについて、一人づつがじっくり考えていくべきなのではないか
 
 今すぐ人生について語れ、と言われても無理な話しだ。大きなテーマについ
てじっくり考えるためには、一人になる時間というものを毎日必ず作り、それ
を大切にすることが必要だ。毎日学校に通っているが、友達と話すことなんて
毎日だいたい同じようなことであり、内容的にも浅い。人生について語ること
で休み時間を費やすという人は、今時いないのではないだろうか。だからこそ
、家に帰ってから一人でじっくり考える時間が必要なのだ。家に帰ってきてか
らも、友達と長電話をし、学校で喋るようなことを話していては意味がない。
孤独な時間と聞くと、さみしい感じはするが、実際はとても重要なものなのだ
 
 また、特に政治家や映画監督、作家、作曲家が国民を代表して熱い意見を交
わす場を設けることもたいせつだろう。国民の先頭をきって人生について、ま
たは世界観について語ることは勇気のいることかもしれない。しかし、人生観
や世界観について語る人はせませまとした心を捨て、広い心を持たなければな
らない。国民の先頭をきって人生観、世界観について主張できる人は、立派な
人なのだ。リンカーンは、奴隷解放を成し遂げた上に「Government of the
people, by the people, for the people shall not perish from the earth"
 Abraham Lincoln November 19th,1863」という偉大な言葉を残した。
 
 確かに、一人きりでいる時間をつくってしまうと、テレビ、ラジオ、テレビ
ゲームとたくさんの誘惑がある。しかし、それにまけてしまうくらいの貧しい
心をもっていてはいけない。「大は小を兼ねる」ということわざがあるように
、大きいテーマについて主張できる人は、小さいテーマについてでも主張する
ことができる。大きなテーマについて、一人一人がじっくり考えていくことは
、これからの時代大切なことなのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ