集団とは |
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ひまわり | / | あなつ | 高1 |
□一つの集団は、一人の裏切り者と、一人の犠牲者を生み出す事によって完成 |
される。「裏切り者」というのは絶対的な悪ではない。「裏切る」という行為 |
は相対的なものであり、従って集団は永遠にそれを対象化する事は出きない。 |
故にそれは集団に内部に律するメカニズムを持続的に緊張させつずける事が出 |
来るのである。現に今でも「裏切り者」と「犠牲者」によって自己完結を目指 |
しつつある集団を目にする事が出来る。 |
□私の場合、小学校五・六年の頃が一番友達関係で苦しんだ時だった。大体決 |
まっている、いつも一緒に行動するグループというのがあって、その中で分散 |
したり仲間はずれにしたり、いろいろ起こった。そこにいる皆が自分の立場が |
心配になりきっと作戦を密かに練っていたのだ。面白い事に必ず誰かしら無視 |
されていた。ある子のことを皆に悪く言う人がいて、そして皆でそのこを無視 |
するのだ。そうする事で、自分はまずまずの位置に付くことが出来、安心でき |
るのだ。こういったずるい気持はなんなのか。こういった気持は今でも私の中 |
に当然のように残っている気がする。 |
□先生のいやな所、(はっきり言ったら悪口だけど)は数人の友達と輪になっ |
て話すとかなり盛り上がる。正直に言えば話題がなくてつまらない時なんて、 |
わざとそういう話しを探す。確かに人を悪者にするというのはグループが成り |
立つのには必要なことなのかもしれないのだ。 |
□しかし、人を簡単に悪者にしていいのだろうか。いくらそうして集団が成り |
立ってもなんだかそれは偽者のような気がする。不安になったりしない集団と |
いうものを作り上げる事は結構難しい事かもしれないが、それが一番良いのだ |
と思う。 |
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