ロボットは人間か |
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さやか | / | あおべ | 高2 |
他人が痛いと感じることは、他人の立場にある私の痛みである。つまり他人 |
がどんなに痛いと感じていても私自身はまったく痛くない。しかし私の心の痛 |
みの対象はまさに他人である。他人と自分ととが痛さを伝え合っている時私と |
他人は仲間となる。そしてそれが出来なくなった時自分は「離人症」といわれ |
る。どんなものでも自分がいかに交わり合うかによって自分も心ある人間とな |
っていく。 |
最近人間との関係が上手く作れない人が増えているようだ。その原因の一つ |
にテレビゲームがあると思う。例えば最近ニュースで少年が他人に急に暴力を |
振るうという事件がよく起きている。ニュースによるとその人達はゲームでや |
ったことを実際にやってみたかったなどと言っているようだ。つまりゲームに |
夢中で人間関係が薄くなっているために、現実とゲームの世界の区別がつかな |
くなってしまったのではないか。 |
また、さいきん高校生が「人を殺してみたい」という興味から、まったく関 |
係のない人を殺したり、傷付けたりする事件も相次いでいる。ニュースの報告 |
によると、中学校時代に友達関係が崩れ、いじめにあい、登校拒否になったり |
、インターネットの世界に浸ったりしていたという過去があったらしい。まだ |
、正確なことは確かではないが、もしそれがほんとうであるならば明らかに人 |
間関係は人にとって重要な意味をもたらしていることになる。インターネット |
は最近かなり利用する人が増え、またさらに便利になっている。しかし、相手 |
が見えないということで、普通に人と会う時とはちがった接し方もできる。そ |
の点でインターネットは人間と人間とのつながりをこじらせていると言える。 |
「最大多数の最大幸福が道徳と法律の基礎である。」という言葉があるよう |
に、インターネットはほとんどの人が楽しく使っていてとてもべんりである。 |
しかし、インターネットにもそういう人間関係を混乱させる部分があると言う |
ことも知っておくべきであると思う。そして、私も人間と接触することでより |
「人間」となっていきたいと思う。 |