| バランス |
| エンジュ | の | 谷 | の広場 |
| TERU | / | ふり | 中2 |
| ノンフィクションとフィクション。私にどちらがいいと聞かれても、わからな |
| い。でも、私は、ノンフィクションよりフィクションを多く読む。それにフィ |
| クションの方は、夢があって、好きなのだ。ノンフィクションは、自分の知識 |
| のためにはとても役立つと思うが、あまりに、真実のことばかりのことを読ん |
| でいると、つまらなくなってくる。 |
| しかし、だからといってイメージの中で作られたフィクションばっかりを読 |
| んでいてはいけないと思う。あまりにも空想の世界の話を読んでしまうと「嘘 |
| 」のことが「本当」のように思えてしまう時がある。私も小さい頃、魔法に関 |
| する本をたくさん読んでいた。そのせいで、私は、魔法を少し信じてしまった |
| 時がある。(笑)ある時、母が、 |
| 「いけない!ショウガ買ってくるの忘れてたー。」 |
| 「じゃあ、お母さん魔法で出せばいいじゃん!!」 |
| 「えっ?…そうね。そうだと楽ね(笑)」 |
| という会話をしていたのをしっかりと覚えている。いくら小さい時だからと |
| はいえ、いま思うと、少し恥ずかしくなる。 |
| しかし、フィクションでは、ノンフィクションより、学べることが多いよう |
| に思える。真実ばかりの世界というのは、あまりにもつまらない。夢というも |
| のが必要だ。私のクラスの人で とてもまじめすぎるくらいまじめな人がいる |
| 。冗談をいってもすぐに「そんなわけないじゃん」と冷たく言ってくる。ある |
| 日、その人に |
| 「本、どんなの読んでるの?」 |
| 「えっ、どんなのって言われても。」 |
| 「フィクション?ノンフィクション?」 |
| 「ノンフィクション。」 |
| 「ふーん。ぜんぜんフィクション読まないの?」 |
| 「うん」 |
| という会話をした。 |
| 結局はどちらがいいのか。どちらもいいのだ。ただ、それをバランスよくし |
| て読めばいいのだ。どちらか片方に片寄ってしまっては、どちらかの世界には |
| まってしまう。私も、小さい頃からずっとフィクションばかりの本を読んでき |
| た。だから、これからはバランスよくして、どちらも読みたいなと思う。 |