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知価社会
アジサイ の広場
Lisa あいす 高1
 産業革命以来の技術革新は物財の量的増大を求める欲求にそったものであり
、物財供給量の増大と加工度の向上に役立った。しかし、現在進行している技
術革新は、多様化や情報化などによる知価革命だ。知価に対して数字で評価す
ることはできない。現代ではすべてのものを数値化してしまっている。だが数
値化することが良いことだとは限らない。これからの社会は知価が重要な役割
を果たすべきなのだ。
 
 そのためには、数字では評価できない個人個人のセンス、または特技を伸ば
していくことが大切だ。作曲を得意とする人、小説を書くことを趣味とする人
、絵を描くことが好きな人、俳句を作ることを特技とするひと、ひとそれぞれ
特技は違うだろうが、そのようなことをする時間を増やすことが大切だ。現代
の学生は数学や英語の勉強に時間をさかなければいけない状況にいる。これで
は個人個人の特技を伸ばすための時間が削られ、知価が重要な役割を果す社会
は、遠い存在のものとなってしまう。
 
 現在経済のソフト化が進んでいる。ハードの時代はもう終わりに近い。これ
からは能力、アイディアなどのソフトの時代がくるのは確実だ。これらは確実
に知価社会を魅力的なものへと導いてくれるであろう。現代の先進国では情報
化社会が急速に発達してきている。情報は数値化できるものではないが、これ
からの世界の発展には必要不可欠なものである。よって国民全員がこの情報社
会の波にのれるような環境を作らなければならない。近頃は小学校からコンピ
ューター教育が始まりつつある。これは良い傾向だ。しかし、もう社会にでて
しまった人のための教育も充実させるべきだ。
 
 確かに、数値化することによってものの価値がわかりやすくなるということ
はある。しかし、数値化できない知価の良い悪いを見極める力をつけることが
大切なのである。これから数値化できないもので、世界はあふれかえる。これ
らを避けることは不可能であろう。情報であふれかえる社会の中で、情報の良
い悪いを個人個人で判断し、良い方向に知価社会を進めていくことが大切だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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