| 非常識。 |
| アジサイ | の | 滝 | の広場 |
| 幸子 | / | あさも | 中3 |
| 現代では学術研究の場だけでなく、企業活動の場でも専門化が進んでいる。 |
| それぞれの場で陣頭にたって仕事を押し進めているのは専門家などだ。専門家 |
| は自分の専門とする事柄についてはよく知っていても、それ以外の事柄につい |
| ては無知だということが多い。特に、専門家などは教養や常識が無い人が多い |
| 。私はできることなら教養を、少なくとも常識は身につけて生きていきたい。 |
| そのためには専門性を高めるよりも、常識、教養を持つべきだ。というより |
| 、持たなければいけない。 |
| 半分天下を統一した織田信長は、子供の頃大名の息子がしなければいけない |
| 勉強をしないで野山を走り回り、戦争ごっこなどをして遊んだ。それで臨機応 |
| 変に戦うことを覚え、戦いに勝っていった。戦略等を学んだだけだったら鉄砲 |
| などを取り入れたりすることはなかっただろう。 |
| 確かに専門に専門を極めることは大切だが、専門性を求める余り、常識や教 |
| 養の存在を忘れてはいけない。一番良いのは、常識はもちろんの事、専門を極 |
| めながらも、教養を深めていくことである。専門家は研究のために研究を重ね |
| ているが、大切なのは研究することではなく、常識の範囲内で研究したことを |
| どう利用するかなのだ。 |