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読書にも個性
アジサイ の広場
ホームズ なか 小6
 字を読めない頃に読んだ「漫画の書き方」という本が印象に残っている。本
の読み方は、人によって違う。自分流の読み方をする所に読書の楽しみがある
 
 「本」と一言で書いても、いろいろな本がある。書いてある内容を、一方的
に受けやすい本。書いてある内容から、違うことを考えられる本。例えば後者
の方だと、推理小説などがある。僕の大好きな「怪盗ルパン」、「名探偵ホー
ムズ」シリーズも、推理小説なので、犯人を推理したりできる。また、環境問
題の事が書いてある本も、環境破壊をどう防いでいくかを考えさせられる。そ
の考え方は、人それぞれである。僕はそんな本が好きだ。つまり、一冊の本を
もとに、人それぞれ考えることが違うという内容の本が良いと僕は思う。僕流
の本の読み方は、母と同じ本を読み、感想を教えあうというものだ。そうする
と、人間とは面白いものだと思う時がある。目の付け所が違うというか、印象
に残っている場面が違うのだ。どういうことかというと、例えば、AとBがい
たとして、二人がまったく同じ一日を過ごしたとしよう。しかし同じ一日を過
ごしたにもかかわらず、二人の心に一番残っていることが違った、といった感
じである。つまり僕は、読書には仲間がいた方が良いという考えだ。
 
 そういったことは、本だけには限らない。テレビを見ても、受け取り方が違
う。戦争に関連する話題が出ても、いろいろな感想が出る。「戦争で亡くなっ
た人はかわいそう。」「徴兵令で、戦場にいった人はかわいそう。」「戦争で
、家族を失った人はかわいそう。」「食べ物がなくて、大変だっただろう。」
「ずっと、平和な世の中であって欲しい。」「戦争はもう起こしてはいけない
。」などなど。これも、やはり人それぞれ受け取り方の違いが出ているといえ
よう。人間は、このように個性がある。その個性を、尊重していきたいもので
ある。
 
 「蓼食う虫も好き好き」ということわざがあるが、人の感想もそれぞれ違う
。「三十人では三十の考え」というアレンジことわざがぴったりだろう。読書
は、自分流の読み方で楽しめるが、僕は一人一人の意見のちがいというところ
目をつけた。そのため、大勢で本を読むと楽しいと思う。一人一人違う=個性
である。そんな個性は、人間にとって、大切なもの(?)であり、読書の感想
にもあらわれているのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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