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科学依存症 |
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の広場
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はるる |
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くあ |
中1 |
「ドラエモン」は、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に代表される、スーパーヒーロー型とは全く異なったタイプのロボットとして誕生した。「ドラエモ |
ン」のポケットから出てくるこれら一つひとつのアイテム(道具)に限りない夢があることはいまさら言うまでもない。しかし、もう一つの重要な視点があ |
る。それは、楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。すなわち我々の日常への痛烈な |
風刺にあったのだ。 |
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私の小さい頃の体験。私は「ドラエモン」が好きだった。その理由は、自分が見たこともない、とても魅力的な道具に憧れていたからだ。もしも「どこで |
もドア」があったら。もしも「スモールライト」があったら。私なら「のび太くん」みたいなヘマはしないのに、、、、、、。そんなことを考えていた。た |
ぶん私にとっての「ドラエモンのアイテム」はただ楽をするものに写っていたのだ。でも仮に、今の世の中、「ドラエモン」や便利すぎる「アイテム」が出 |
現したらどうなるだろう。 |
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人々は「どこでもドア」により歩くことをやめる。そして「暗記パン」で勉強は楽にすませる。ただ人間は蒲団の上で寝ているだけ。何もせず、、、する |
とすれば優秀なロボット達に命令することぐらい。仕事などはすべてロボットがやってくれる。人間は何もしなくていい。そう、何も。 |
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なんて暗い未来だ。テレビやクルマを便利だと感じてしまった瞬間、その人は充分こうなる可能性があると思う。スポーツジムもよく考えればおかしい。 |
走るなんて、どこの道でもできるはずだ。わざわざ室内でやることでもない。ではなぜ人はスポーツジムに通いたがるのか、、、。それは私の考えをいうと |
、その中にある表だけの便利を好むからではないだろうか。実質的には変わらないものなのに、たちまち機械が入ると好ましく思えてしまう、、、そんな現 |
代の人間を表しているのだ。私達は昔、狩りや採集などの重労働をしてきたはずだ。しかし今はスーパーに行けば何でもある。それだけでも便利なのに、今 |
の人間はクルマを使おうとする。人間による便利の追求の歴史は思ったよりも長いと思う。ここ最近ではなかったようだ。便利の追求は人間が誕生した時か |
ら始まったのだ。例えば獲物を捕らえるための鋭くとがったヤリ、農業をしやすくした鉄の農具。それらがいきすぎた形が現代のサマだと感じた。 |
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科学や便利にたよることを悪いとは言わない。確かに科学によってプラスになったこともあるからだ。名言からは「問題とは、そこにあるものではなく、 |
自分が作るものである。」を引用する。この「科学依存症」は自分自信が作ったものなのだから、何とか解決できる可能性はあると思う。ひとりひとりの心 |
がけが大切なのだ。 |
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