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一人一人の意識 アジサイ の広場
太一 あうけ 中2 宇宙飛行士は地球である共通の体験をしているように思う。ただ、多分その共通体験は、ほとんど無意識のうちに直視的になされるものだから、必ずしも彼 ら自身が認識しているとは限らない。結論を先にいってしまうなら、彼らはみな、宇宙で「私」という固体意識が一気に取り払われるような体験をしている 。ラッセル・シュワイカートは、「いま、ここにいるのは『私』であって、『私』ではなく、すべての生きとし生ける者としての『我々』なんだ。」と、彼 の心の中に熱い確信が生まれた。この『私』という固体意識から我々という地球意識への脱皮は今、この地球に住むすべての人々に求められている。  

 確かに、現在、自己中心的、つまり自己中な人間が増えているのは確かだと思う。それは情報化社会によって、家に閉じこもっていてもテレビやゲームが
あり、一人でも十分楽しく過ごせるため、人と接する機会が減り、自己中心的な人になる、と言うことも原因の一つとして考えられる。言ってみれば、動物 は基本的には自己中心的なものだと思う。自分のために獲物を捕まえ、自分のためのなわばりを守る。そして自分が生き残るように行動する。  

 結局、人間というのは、身の回りに入る動物の延長線上にいる一種類の動物だから、はじめは自分であり、自分の利益のために行動することから始まると
言っていいと思う。それによって、自分の夢をかなえたい人たちが「自分」の夢のために行動し、今でも名と業績を残す偉大に人になっている。   

 しかし、いくら夢をかなえたいからと言って、自己中であるわけにはいかない。夢をかなえるなら他はどうでもいいという人が増えれば、世間の中でも自
己中心的なので、自分が気に入らなければ他のことは考えず自分の思い通りになるようにしようとし、最終的にはいろいろいざこざが増えると思う。人間と 言うのは社会性があり、動物より遥かに高度な社会を持っている。それが良いか悪いかは別として、やはりその社会の中で暮らしているのだから、社会との 調和は必要である。そのためには、規則は自分にとって面倒くさく感じられたとしても守り、そしていろいろと譲り合ったりすることも絶対条件である。し かし、そう言ってもうまくはゆかない。いくらこう思ってくれる人がいても、世間はいつでも厳しい。絶対に自己中な人は消えないと思う。そのためには融 通をうまく利かせて行くことがいいと思う。  

 やはり、融通をきかせるというのも、自己中な人であってはできない。生きている他の人たちのことを考えてこそそう言うことは出来るものだ。だから、
最終的には、この地球にいるものすべての調和だ。相当難しいかもしれないが、一人一人の本当に小さな気遣いによって、かなり変わってくるかもしれない  

 
 

 
                                             
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