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言葉の違いと文化の違い。 イチゴ の広場
優里 あまこ 中2

 一般に欧米人は、質問に対して「いいえ」と言うときに、教師がビクッとするほど強い調子で答えることが多い。しかし、よく見ていると、「はい」も「
いいえ」も、同じように強くはっきりと答えようとしているだけで、事実を事実としてはっきりと言うことが、相手の尊重にもつながるからだ。  

 確かに伝えたいことをはっきり相手に伝えることは大切だ。私の体験からいってはっきりと物事を相手に伝えられないと、相手が誤解したり、‘いいえ’
の答えでも‘はい’と答えたことになってしまうことになりかねない。そんなつもりはないのにはっきり言わないがためにいつの間にかこうなってしまった なんてこともある。  

 しかし日本の場合ひとつひとつの答え方が相手のことを気遣っているような感じがする。たとえそれが‘はい’の答えでも‘いいえ’の答えだとしても・
・・。‘はい’の答えは、外国と同じぐらいはっきりと言うが、‘いいえ’の答えは相手のことを気遣ってすごく曖昧に、相手を傷つけないようにという。  

 確かに物事を正確に伝えるにははっきりとものをいうことが大切だ。しかし私は相手を気遣う答え方も同じくらい大切なことなんじゃないかと思う。“悪
いことそのものがあるわけではない。時と場合によって悪いことがあるのである。”という名言にもあるように、<ひかえめ>なのは悪いことではない。し かしはっきりした意見がほしいときに曖昧な答えをするから<ひかえめはいけない>ということになる。だからこれからははっきりとした意見がほしいとき にははっきりと、控えめな意見のがいいときには控えめに、時と場合によって使い分けていきたい。                                                    
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