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叱られることの大切さ |
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太公望 |
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うの |
高1 |
人間は、叱られた時はカチンと頭にくることが多いが年月が立つと叱られたことがとてもありがたく感じる。人間が生きていく中で反省と、訓練、謙虚さ |
と、自惚れ、そのどれが欠けてもいけないと思うのはこの期に及んでの認識で、経験の浅いうちはどうしても自惚れが先行する。そういう者に対して、あえ |
て苦言を呈し、叱って下さった方々をかえりみて有難く思う気持ちは強くなるばかりである。子供は、「怒る」先生と、「叱る」先生を、存外鋭く見抜くも |
のである。こと小学校、中学校、高等学校の国語教育に関しては、自覚と誇りをもって「叱る」先生は、多くてもいいと私は思う。 |
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人間は、生きていく中で叱る事も大事だし叱られることも大事だと思う。私は、この16年間叱られたことは数え切れないほどある。例えば一時期友達に影 |
響されてアニメ・漫画・声優にどっぷりはまったことがあった。そのためアニメ雑誌やコミックなどに大量のお金を注ぎ込んだため対に親に叱られることにな |
った。しかしそのおかげで無闇にお金を注ぎ込むことも無くなり、欲しい物の計画を立てそれが本当に欲しい物かどうかをよく考えることにした。叱られた |
おかげで以前よりはまることはなくなり正常に戻りつつある。 |
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学校では、「叱る」より「怒る」という場合が多い。今日の始業式でも詳しい事情は知らないが教師が生徒を膝蹴りし腹を殴っていた。この場面を見たと |
きかなりの衝撃を受けた。その場限りを見ると口頭で注意するより先に殴っていたように見受けられた。この様な叱り方では生徒もマジメに聞かないと思う |
。叱るというものは、かなりユウキがいるものがあり難しいものもある。そのため現代社会では、叱る人間が減ってきているように見える。例えば煙草を吸 |
っている未成年に大人が注意するとそれを聞きいれず逆にその人に対して危害を加えることが増えている。この原因は2つあると考えられる。一つ目は人間関 |
係が稀薄になってきているということである。これは、自分自身以外のことで無関心であり周りはどうでもいいという考えである。二つ目は、注意される側 |
がそれを素直に聞きいれないことである。私自身も人のことを言えるものでないがこの様な状況になってきている。 |
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このようになって来た社会を考え直す時期に来ているのではないかと思う。「叱る」ということが大切であることを理解しなければならない。人間は、叱 |
られないで成長していく人間はいない。自分が自惚れていると必ずと言っていいほど周りの人間に「調子乗るなよ」といわれる。人の意見というものは素直 |
に聞くことが大切である。納得できないのであったら徹底的にその人と議論すればよいと思う。これからは叱る人がいなければ日本は確実におかしくなって |
いくと思う。 |
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