先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
これまでの説明で(感) アジサイ の広場
仁彦 ふえ

 課題文では、「有用微生物群」という有用微生物の複合体が最近騒がれている「ごみ問題」を解決してくれると書かれてあります。リサイクルなどはしな
いで、ごみもほかの廃棄物もどんどん出しても、「有用微生物群」に処理してもらえば、すべて無害化するか新しい資源に変わると書かれています。  

 確かに、この「有用微生物群」で今問題になっている汚染物質や汚染源を、役に立つ新しい資源に変えるという考えは今までにない新しいアイディアです
ばらしいのですが、課題文には、どこで「有用微生物群」を使って新しい資源を生み出すのか、そして新しい資源を生み出すのにどれくらいの時間がかかる のか、また、「有用微生物群」を使用するのにどれ位の金額がかかるかについて書かれてありません。  

 そもそも「ごみ問題」が騒がれるようになったのは、これ以上ごみを処理する場所や捨てる場所がなくなってきたからです。「有用微生物群」を使えば新
しい資源ができるので大量生産、大量消費の時代を続けようというのでは本末転倒です。「ごみ問題」を考えるときに、よく3Rという言葉がつかわれます。 Reduce(ごみを減らす)、Reuse(再利用する)、Recycle(リサイクルする)という意味です。まず、ごみを減らし、それでもごみが出たら再利用し、それでも だめならリサイクルしようということです。したがって、ごみを出してからのことを考えるのではなく、まずごみをどのようにして減らすかということを考 えなくてはなりません。  

 
                                                   
ホームページ