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五十、五十、五十!! |
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れもん |
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ふれ |
小4 |
私の学校では、なわとびのカードをやっています。どういうカードかというと、上の段は、二重とび、二重あやとび、後ろ二重とびの表です。三十秒間で |
、ひっかかってもいいから、最高で、何回とべるかというのを書くところです。下の段は、ふつう前とび、ふつう後ろとび、前左右とび、後ろ左右とびの表 |
で、一分間で、こちらは、ひっかかったら終わりです。もし、一分間とび続けられたら、白いシールをもらえます。もし、二重とびが、五十回以上できたら |
、体育館の前においてある表に名前がのります。 |
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はじめてやったときは、なんと、四十九回でした。(もう、一回とべればのったのに。)まだ、三年生では、表にのった人がいません。そのときは、下の |
表も、百十九回、百二十九回など、(後一回とべたら…。)というのがとても多かったので、(今日は、九日和だな。)とくやしく思いました。だから、毎 |
日昼休みに練習しました。そして、二回目。なんだか、二回目は、なわとびをもち、体育館に立った瞬間、(あれ、なんか、いつもとちがう。できそうだ。 |
)とふしぎな気持ちになりました。そう、その日にこそ、わたしが一番待ち望んでいたことがおきるとは、そのときのわたしには、知るよしもありませんで |
した。 |
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「ヨオーイ。ピ~。」 |
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笛の音がなりひびきました。私はとっさにはじめました。(あれ、とぶ感じも、いつもとちがう、もしかしたらとべるかも。)もう、私の頭には、五十、 |
五十、五十と、五十の文字しかありません。(あれ!今、何回とんだんだろう。)と思った瞬間ひっかかってしまいました。というわけで、わたしは、五十 |
回以上とぶことができませんでした。ちゃんちゃん。 |
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と言って、終わるわけにはいきません。 |
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「何回とべた?」 |
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わたしがドキドキしながら聞くと、 |
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「ざんねんながら…」 |
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と言い始めました。(やっぱり今回もだめだったのか。)と思いかけたしゅんかん。 |
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「おめでとう!五十回たっせい。」 |
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私は何が何だかわからなくなりました。でも、すぐ、われにかえって、まるでうさぎのようにとびはね、よろこびました。とびはねたときに思ったのです |
が、(もし、今、なわとびをまわしていたら、三重とびがとべたな。)と少し残念でした。 ちなみに、二重あやとびと後ろ二重とびは、二十回で表にのり |
ます。こちらは、正真正銘、ざんねんながら、十回しかとべませんでした。 今度は絶対に二重あやとびと、後ろ二重とびも、表にのるぞ!! |
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