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清書 ~kさんへの手紙~ |
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ナズナ |
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あもせ |
小6 |
自分がとてつもなくちっぽけに見えることがありませんか?自分だけが悪者みたいに思えるときがありませんか?もう二度と心から、笑えなくなるんじゃな |
いかと怖くなるくらい悲しくなることがありませんか? |
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優しい言葉なんてやくにたたないことってありませんか?自分だけで戦わなくちゃいけないときはありませんか? |
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これは人にはよくある悲しみや苦しみだよねkさん。ねえkさん、私とkさんがけんかしたときも、お互いにこういう気分だったって思わない?少なくと |
も人生に一回は誰もがこういう気分を体験しているはず。だけどそういうことを感じない人、たとえば皇帝、女帝…。地位の高い人は召使いたちになんでも |
やらせて自分の思い道理になる。それってはっきりいっていいことだと思わない?自分だけが思い道理になって。きれいなドレスを着たり。とびっきり大き |
な宝石を身につけたり。kさん。だけど、皇帝や女帝はシアワセだと思わないんだよ。苦しみや悲しみを知ってからこそ真のシアワセなんだ。皇帝や女帝は |
そういう苦しみとか、悲しみを知らないんだ。だから本当は豪華な生活をしているのに、それが普通だと考えてしまうんだよ。 |
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だから苦しみを知っている私たちが皇帝や女帝の立場に立ったとしたらうらやましいなとかんじるんだ。ねえkさん、苦しみを知って少しでも皇帝や女帝 |
のように生きたいって強く念じている人が皇帝や女帝になった場合と、苦しみを知らなくていつも自分の思い道理になっている人が皇帝や女帝になった場合 |
、どっちが「自分はシアワセだなあ」と感じると思う?苦しみを知らない人は、ふだんから、皇帝や女帝のように思い道理になっている。だから本当に皇帝 |
や女帝になったときも大した変わりはないからシアワセだっておもわないんだ。kさんならわかるよね。 |
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kさんは今、別の人とまたけんかしてるんでしょ。ねえ、そういう場合はもういちど私がkさんへ書いたこの作文を読み直してごらん。kさん。私はあな |
たとけんかしてるときは「どうしてkさんと同じクラスになったんだろう」って思った。だけど、私は今はそんなこと思わない。 |
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ねえ、苦しくても悲しくても…辛いことを乗り越えればいつかみえてくるものがあるよ。 |
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kさん。 |
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あなたに会えて本当にうれしかった。 |
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