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日本における言論の自由は世界でも例を見ないほど保障されている。しかし、言論機関、つまりマスコミにはいくつか問題がある。商業主義が基盤であり |
、ニュースを客観的に伝えるはずのマスコミが、競争主義に走っていることと、読者、視聴者の中毒的欲望を満たすためにいたずらに刺激的でドラマチック |
な演出を加えるということだ。マスコミは常に客観的な物の見方をし、それを正確に国民に伝えていくべきだろう。マスコミによって伝えられた事実をどの |
ように解釈するのかは国民の自由なのであり、マスコミが偏った見方で個人的な意見を含めてニュースを報道するということは、あってはならないことなの |
だ。 |
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だが、すべてをマスコミの責任にすることもできない。そもそもマスコミが商業主義になったのも、国民がマスコミの思い通りに反応を示しているからだ |
。私達国民は自分の意見をしっかり持つべきだ。自分の意見があやふやだから、マスコミによって作られた意見に流されてしまう。テレビのスポーツ番組で |
、巨人ひいきな発言をよく耳にする。ニュースもほとんど巨人のことだったり、インタビューの相手もほとんど巨人選手だ。野球中継も巨人戦がほとんどで |
、ベイスターズファンの私としては面白くないことばかりだ。日本で巨人ファンが多いというのは、少なくともこの巨人ひいきのマスコミの影響があるのだ |
ろう。この例からも、国民がどれだけマスコミの意見に流されやすいかということが分かる。 |
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また、マスコミに権力を持たせすぎている日本の行政も改善していかなければならない。現在、マスコミを監視し、行き過ぎた報道を抑制するというよう |
な機関がない。そのため、今の日本はマスコミのやりたい放題であり、マスコミによって日本が支配されているといっても過言ではない。マスコミが現在の |
首相を非難した発言をすれば、政府の支持率はおのずと下がっていく。現代の若者に対するイメージも同じようなことがいえる。大人は現代の若者のマナー |
が悪いと思っているようだが、マナーが悪い一部の若者の映像、記事を見て、マスコミによってそのようなイメージをつけられたに過ぎない。若者全員のマ |
ナーが悪いわけでもないし、おじさん、おばさんのような人々だってマナーの悪い人はたくさんいる。数ヶ月前NHKで、若者のマナーについての番組があ |
った。そのアナウンサーは「このようなマナーの悪さは若者だけに当てはまることではなく、大人にもいえることです。しかし、今日は若者についてとりあ |
げてみました。」と視聴者にむけて忠告めいたことを言っていた。このアナウンサーの一言がなかったら、勘違いをした視聴者はたくさんいただろう。 |
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確かに、売れることが目的という商業主義はもうかる。しかし、マスコミというものは利益を目的として成り立っているものではない。マスコミは国民と |
政府とを結ぶいわば大切な橋なのである。正確に、そして客観的に報道するというマスコミの使命を日本はこれからどれだけ果たせるか。見所だが、それと |
同時に私達自信も努力して改善していかなければならないのだ。 |
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