講評 |
題名: | 私 |
名前: | エガ | さん( | てせ | ) | 中2 | イチゴ | の | 谷 | の広場 |
内容 | ○ | 字数 | 822 | 字 | 構成 | ◎ | 題材 | ◎ | 表現: | ○ | 主題: | ○ | 表記: | ◎ |
いよいよ新学期。2年生だね。クラス替えはあったのかな?今回のテーマは、文中で筆者がはっきりと定義づけています |
。文中の第7段落の冒頭「人生における「ふしぎ」と、それを心のなかに収めていく物語とが、いかに人間を支えている |
かについて述べてきた。」という部分を読むと、筆者が何について意見を展開しているのかがはっきり分かるね。この中 |
の「ふしぎ」は何を示すかといえば、文中の冒頭「「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているとい |
うことほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。」で、ふしぎが何かをはっきりと解説している。そして筆者は、 |
「物語」と「私というふしぎ」との関わりについて、現代社会の傾向を見据えた見方も提案している。「しかし、現在の |
ように個人主義が進んできて、その生き方をある程度肯定するものにとっては、個人にふさわしい物語をもつ、あるいは |
つくり出す必要があると思われる。と言っても、誰もがそのような物語をつくり出す才能があるわけではない。 そのた |
めに、そのときどき自分にとって必要な物語、あるいはそれに類似のものを他人のつくったもののなかから見つけ出すこ |
とをしなくてはならない。」以上が、今回の長文の読解のポイント。「私という存在の位置づけ」「私とは何か」といっ |
た部分を岩崎くんは強く読み取り、それに対する自分の意見を主張していったんだね。意見を主張すること、それに対す |
る裏付けを体験実例などを挙げながらしてゆくことがしっかりできているから、岩崎くんの考えが読み手にもしっかりと |
伝わってきます。今回の場合は、例えば自分が子供の頃に読んだ本(まんがでもいいよ)を読んでいる時に、「あ、ぼく |
と同じ考えだ」と感じたこととか、主人公に同化して読んだりしたこと、「ぼくならこんなふうにしないのに」と思った |
ことなどを体験実例にあげながら、物語の中で自分の存在を見出してゆくことについて考えてゆくといいね。"☆" |
とこのん | 先生( | ゆか | ) |